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よこはまの動物園①~野毛山動物園編
ラージャーとの思い出
野毛山動物園は横浜の観光スポットがすぐ向こうにあるとは思えない住宅地に溶け込んだ無料の動物園だ。
駅から15分ほど歩いていくと現れるこの公園では無料とは思えない立派な動物たちが迎えてくれたのだ。
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ニホンツキノワグマやペンギンたちのペアリングの様子や日本ではここでしか見られないカグーという鳥がいたりなかなかの見ごたえっぷりだ。
なかでもズーラシアからやってきたインドライオンのラージャーはその人気を物語るように絶えず子どもたちや大人たちまで魅了し見守られ常に檻の周りがにぎわっていてのんびりと落ち着くこともできない様子だったことを思い出す。
既に数か所の動物園を巡っているワタシとしてはその環境を比較せずにはいられないのだけれど動物たちにとってどうすることが最適なのかそれは各々の施設でいろんな方面から考えられた結果なのだ。
飼育員たちに育てられたというライオンのラージャーは人は好きだけど大声を出されるのは嫌いだったという。
展示場は外からも中からも見れるような構造になっておりそこにいるときは愛嬌たっぷりな様子でときおり威嚇もしつつ行ったり来たりしていた元気な姿だったこともなつかしく思い出す。
先日旅立ったという記事を読みそんな姿をもう見られないのかととてもさみしくなってしまった。
動物園の過ごし方
この動物園では飼育員さんがご飯をあげる様子が見られるもぐもぐタイムの表記がある。
他にも個体それぞれの名前や性格をボードに書いて紹介していたりとわりと親しみやすい動物園だと感じた。
園内にはカフェレストランがあったりするのだけどもしそこにその動物園ならではのメニューがあるなら食べておきたいと思っている。
今回行ったときは事前に食事を済ませてから向かってしまったことが悔やまれたラージャーのメニューがあったのだ。
ベンチに座ってのんびり動物たちを遠くから眺めたりそれを楽しむ親子連れやカップルたちを眺めたりときにはスケッチしたり写真や動画を撮ったりとなかなか有意義な時間が過ごせるのも動物園の魅力のひとつだ。
横浜に行った際には足を延ばしてぜひ行ってみて欲しいと思う。