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動物園巡り番外編②~伊豆アニマルキングダムと下田水仙まつり号

ワタシの鉄道好きはモノレールにとどまらない。
今回は伊豆アニマルキングダムへ行くことにしたのだけど折しも下田で水仙まつりが始まっていてそれに合わせた特別列車の水仙まつり号が新宿から発車されるとのことでそれに乗って行ってきたのだ。

東京からだと伊豆へは日帰りできないことはないのかもしれないがそこはフルでアニキンの世界を堪能しようということになり稲取で1泊して朝イチで入園し存分に楽しんできた。

伊豆アニマルキングダムのホワイトタイガーファミリー

伊豆アニマルキングダムと稲取駅

下田へ先に行って稲取へ戻りそこで宿泊したのだけど駅としては下田の方がひらけていた印象でゆっくり時間をとって街歩きをすればいろいろあったみたいだけどとりあえず今回はバスでアニマルキングダムへ向かった。

バスは1時間に1本くらいでワタシが行ったときには朝イチの人気イベントが先着順で行われていて参加したかったのだけどその最初のバスでは開園時間に合わせてあるためかとうてい並ぶのには早く着くことができず泣く泣くあきらめることにした。

車で行く人も多いのかバスはそれほど混まずかといってアニマルキングダム行きのバスは当然のようにほとんどの人がアニマルキングダムで降りて向かったようだった。

伊豆アニマルキングダムへ行った理由

動物園巡りをしていると推しの動物は何だと問われることがたまにある。
最近ではカピバラやビーバーなどにはまっていたのだが今回は全く違う方向へ向かってしまっていた。

ライブ配信が人気を呼んだホワイトタイガーの赤ちゃんたちとそのハハトラだ。
公式サイトの担当さんが詩を書きAIが曲を作って流しだされたその動画配信はひたすらそのホワイトタイガー親子の様子を見せてくれているだけのもの(今は閉じているが当時はチャットも覗くだけでも楽しめた)だけど曲との相乗効果もあってかこれがたまらなく癒されて癖になるのだ。

とはいえベビトラがベビーであるのは今のうちだけである。
その姿をぜひとも生で拝みたく居ても立っても居られなくなってやってきてしまったのだ。

ベビトラ爆誕の看板に出迎えられた

今までいろいろな動物園を巡ってきたのだけれどこれほどまでにピンポイントに見たい会いたい個体はほぼいなかったので今回の旅はその意味では新たな動物園巡りの可能性を見出したと言えるかもしれない。

これは人間社会でもそうだと思うのだけど詳しく見知っている人に会いに行くのとほぼ知らないなんとなくしか知っていないひとに会いに行くのでは印象や感じ方は全く異なってくる。

このホワイトタイガーのベビトラは双子でありはっきりとした見分け方も分かっていてこのワタシでさえもなんとか見分けがつくようになった。
その違いを押さえたうえで会いに行ってきたのだ。

伊豆アニマルキングダムの構成

宿泊したペンションのオーナーさんが教えてくれたのだけど以前は東急が運営していてバイオパークと呼ばれていた時代があったらしいアニマルキングダムは相当広い。

動物園だけでなく遊園地やミニゴルフ場のようなエリアもあり3連休の2日目を利用していったのだけどさぞかし賑わうのだろうと予想していた。

東急時代にはいなかったホワイトタイガーの人気っぷりはすごいらしく予想通り園に着いた頃には先着順のイベント整理券配布はすでに終わっていて開園を待つのに少しだけ列もできていた。

開園後チケットを購入しコインロッカーに荷物を預けた後はその広さゆえそこまでの混雑さは感じることもなくゆったりと園内を歩くことができた。
来場者の多くが真っ先に向かったであろうホワイトタイガーのコーナーへ行くのにすら右往左往したほどである。

土日だけかもしれないがこういうパークにありがちなカメラマンによる記念撮影スポットがありまずはそこで阻まれてしまった。
その写真を買うか買わないかはその人次第なのだけど瞬時に出来上がるのが今どきの時代感が現れていた。

この動物園の魅力は多くの動物と間近で触れ合えることがそのひとつである。
ウォークスルーで放し飼いの動物たちに餌がやれたりするのだ。
100円から300円でやれるのだけど募金スタイルになっているため小銭が必須アイテムである。
はやりのQR決済ができるようになっていてもおかしくなさそうなのにそこはまだ時代に追いついてないらしい。

ホワイトタイガー見学エリアの構成

記念撮影に阻まれた後はレストランから見れるのだけど通り抜けはできないというフェイントにひっかかりつつようやくたどり着いたウォーキングサファリ内の猛獣コーナーではまずは高齢ホワイトタイガーの兄弟と遭遇できた。

ホワイトタイガーのハクアとハクウンさん

このエリアを通り過ぎて中に入るとホワイトタイガーたちの寝室から展示場へとつながっていてそこから彼らの様子を見ることができた。
人気イベントであるホワイトタイガーにお肉をあげよう体験は昼からもできるようになっていて整理券をもらうのにもこの中で並ぶようだった。

盛りだくさんのイベントスケジュール

すでに並んでる人がいたのに驚きつつライブ配信担当者らしき方に声をかけちょっとしたおしゃべりを交わしちょうどそのタイミングでベビトラたちが展示場へ出たのでようやく彼らと対面を果たすことができた。

ライブ配信担当さんとおしゃべり
ホワイトタイガー展示場を中から見たところ

この画像の左側がレストランになっていて食事しながら眺めることができる人気スポットだ。
このレストランへ11時くらいに向かった頃にはすでに窓側席は埋まっていたので行くなら早めがおススメだ。

軽く食事を済ませこのときには窓側席がとれなかったので14時過ぎに再び行ってみた。
そしたらなんとか席はとれたのだけど狙っていたトラスイーツが売切れとなってしまっていた。

タイガーロールは売切れ注意
アニマルキングダムのレストランメニュー

このレストランの反対側はライオンコーナーになっていて同様にライオンたちを眺めながら食事ができるようになっている。
ホワイトタイガーに比べるとそこまで混んでいなかったように思えたがランチタイムになるとそれなりに混むので見極めどころがむずかしい。
特にホワイトタイガーにこだわりがなければこちらでも楽しめるかもしれない。

アニマルキングダムのレストランの工夫風景

ティータイムにこのレストランへ行くとちょうど飼育員のおねーさんが屋上から肉を投げていてその肉に食いつくシロップ(ハハトラ)さんを見ることができた。

肉を待つシロップさん

この窓側席は6席ほどあって4人掛けと6人掛けと座敷タイプになっていてワタシが利用したところは2人に対して6人掛けだったので相席をお願いされて快く受け入れてそれぞれじっくり楽しんだ。

レストランを利用さえすれば席が窓側でなくても隙間からも楽しむことができるしタイミングさえ合えばその迫力なホワイトタイガーファミリーたちの様子をうまく見られるかもしれないので席がおさえられないからといってあきらめてはいけないのだ。

もちろんこの肉やりの様子は展示場側からも見ることができる。
そちら側でもそこまでの混雑ぶりはみられずガラス面は広めにとってあるのでいつそちら側へ来るかわからないといった動きはあれど充分楽しむことができる場所となっていた。

この通路上にここでしか買えないクリアファイルのグッズやくじ引きやらがあったりするのでここでも小銭が必須である。
園内のあちらこちらに両替機は備わっているが新札が使えないらしいので前もって用意しておくのがよさそうだ。

その他の動物たち

もちろん動物園エリアの動物はホワイトタイガーだけではない。
小動物とのふれあい広場があったりカピバラやキリンやらワオキツネザルやワラビーやらと触れ合えるのが素晴らしい。

歩き回るワオキツネザルさん
くつろぐキリンさん
ひしめくカピバラファミリー

その他の施設など

園内は動物園だけではない。
パターゴルフコーナーやミニ遊園地エリアもあったりなぞの裸婦像が並ぶ周遊道もあったりした。
ただ人気なのはやはりアニマルゾーンであり向こう側のレストランに至ってはとても空いていたのでゆったりとランチを取りたい方にはそちらがおススメだ。

メニューは違っていたがトラスイーツがこちらにもあったのでそちらへ行けば売切れを気にせず楽しめたかもしれないが少し距離があるので再び向かうことはしなかったのだけど時間に余裕もあったので行ってもよかったかもしれないと今にして思う。

このとき感じたことは自分では予約の取れないレストラン並みに超絶人気スポットだと思い込んでいるのだけど実際にしてみれば人を搔き分けてみるほどの混雑ぶりもなくほどなくすれば順番に見ることもゆっくりじっくり撮影することもできるほどのほんの小さなスポットなのだ。

自分で思ってるよりも世界は広い。
ものすごく広い。
どんなに人気があるモノだろうとも何も感じない人もいるしそこに執着する人はほんの一部のほんの一握りの人だけなのだと実感したのである。

結局東京に戻るために考えていた時間より1本早めのバスで帰ることにしホワイトタイガーのファミリーたちとお別れをしてアニマルキングダムを後にした。

伊豆への列車など

ここから先はおまけ記事なので興味ある人だけ読んでみてもらえると嬉しい。

稲取駅のお迎え看板


新宿発水仙まつり号


なぜかサザエの試食券付だった

水仙まつり号で下田駅まで利用した乗客へはサザエ試食券とガチャのサービスがついていた。
ガチャではロープウェイのサービス券やお菓子がもらえる券が当たったがロープウェイは時間がなくて断念したのが残念だった。

お菓子は下田で創業100年を迎えたらしい金栄堂さんという和菓子屋さんでどら焼きをもらったのだけどこのどら焼きが変わっていてマーマレードが入っていたのが珍しくもうひとつは塩バター味があったので迷ってひとつは買うと言ったのだけどお店のおかみさんが気を利かせてふたつともくれたのがうれしかった。

どちらから来たのかと問われたので青梅と応えたが通じなかったらしく一緒に行った相方にすかさず東京からと訂正されてしまった。
下田と青梅とではどちらがメジャーなのかと比べたくなってしまったのだけどこのあと別のところでもう一度同じ問いを受けて同じことを繰り返したのでそれほど有名な地域ではないらしいとガッカリしつつ下田をあとにした。

金栄堂さんのどらやき
特急料金のいらない金目鯛号

キンメ号に乗って下田から伊豆稲取へ向かったのだけどその豪華な列車の造りに驚いたし金目鯛が食べたくて仕方なくなってしまった。
このほかに黒船号というのもあるらしかった。
もちろん何の変哲もない普通列車もある。
これらは東急グループである伊豆急の列車たちだ。

座席シートもかわいい造り

下田駅に比べると伊豆稲取駅周辺は何もない。
ただ散策すると色々あるらしかったので時間があれば行ってみてもよかったかもしれない。
駅チカだとパワースポットであるかやの寺というお寺がありいろんなポーズをとる羅漢様の石像を拝むことができる。

稲取のパワースポット


爪木崎の水仙まつりと下田駅

恋人たちの灯台

肝心の爪木崎での水仙まつりでは水仙よりもアロエが目立つありさまだったのだけどその海のきれいさに感動したり下田駅からの道すがらバスで十数分の観光を楽しんだ。

観光客もまつりに合わせて多くいたためか臨時バスが出ていて行きも帰りもそれほど待つことなく利用することができた。

そのあと列車待ちでぶらぶらした下田駅ではなぜかロープウェイフェスみたいのをやっていてそこでジオ鉄という存在を知った。

あとがきとまとめ

そんなこんなで伊豆旅行を存分に楽しんだのだけど今回も学んだことがいくつかあった。

思い立ったら行動に移すというのが最近のモットーである。
もともと瞬発力だけは自信があるのであれやこれやと悩むくらいなら実行してから考えようという精神なのだ。

実際やってみるとなかなか思い通りには事は運ばない。
イヤ綿密に計画を立ててもである。
小さな部分で見逃していることは結構あったりするし想定外に色々なことが起きたりもする。

今回も新宿から乗り換えて乗った水仙まつり号は新宿から始発の特急列車だったので時間にも余裕があったはずなのに指定席が一番前の車両で乗り換えで利用した階段からはだいぶ歩く羽目になり余裕だったはずが結構ギリギリになってしまったのだ。

宿泊予定のペンションからのお迎えは電話が一向に通じなかったし人気イベントに参加するために朝イチよりもっと早くから並ぶにはバスがでていなかったということも現地に行ってから気づいたことだ。

当初の計画から実際にやってみると少しずつ変わっていく。
そうするとその場でまた違う思いつきが沸いてくる。
そしてまた実行する。

それはうまくいったりもするしまたうまくいかなかったりもする。
だけどやってみないことにはそれは本当に分からないのだ。

だからワタシはやることにする。
これからも。
どんどんやってみることにする。
そしてそれが役に立つかは分からないが情報として共有することにする。
少しでも参考になれば幸いだ。

てことで次回はキュンパスで仙台に行こうと思う。
ただ初めての試みなのでこれもうまくいくかどうかはまだわからない。
上手くいけばまた記事に書けるだろうしうまくいかなかったとしてもそれはそれでまたひとつ経験値を積んだことになるので何かしら自分の強みとして生きるだろうと思っている。

長々と書いてしまったがもしここまで読んでくれた人がいたら感謝しかない。


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