動物園巡りの記録⑬~神戸市立王子動物園編
たまには直近の記事を書いてみようと思う。
いや本当はそうしたいのだけどなにせ今まで行った12園プラスαの記録が中途半端に残っていていまだせっせと記事に書き起こしている途中なのだ。
それらの4コマジャーナルはここではない他のSNSに更新はしていたのだけどワタシはどちらかというと文章を書くのも好きである。
なぜ最初からこちらを選択しなかったのか今となっては悔やまれる。
ワタシの動物園巡りはなかなか全国へと進んで行かない。
なぜなら近場の同じ動物園へ何度も行ってしまうからである。
季節や環境が変われば感じ方も違うし同じ動物たちの様子も変わって見えたりもする。
新たに誕生する動物の子どもたちの成長の様子を見守るのもまた格別だしそれも動物園の楽しみ方のひとつでもあると言える。
そうして月日はどんどん過ぎていき早くも9月が過ぎ去ろうとしている。
王子動物園と阪急電車
機会があれば年に2回ほど実家の大阪に帰省している。
10園目の天王寺動物園もその時に行った動物園だ。
今回は少し足を延ばして神戸まで行くことにした。
学生時代は阪急電車で大学に通っていてその時には何も思わなかったのにこの年になって今ワタシはなぜか電車のデザインやら駅やらに興味を持つようになり今回の王子動物園へと向かう阪急電車にも乗れることにワクワクしてしまった。
特急という名の新開地行きトムとジェリー号は特急料金もいらなければ座席も普通の向かい合わせのものだ。
これで西宮北口駅まで行き普通電車に乗り換えて王子公園駅で降りるとたどり着くのが神戸市立王子動物園だ。
パンダのいた動物園
なぜもっと早くに行かなかったのか。
ワタシはジャイアントパンダのタンタンさんに会うことができなかった。
まるでまだそこにいるかのような存在感で園内にはタンタンさんの面影があちこちに残されていた。
上野動物園と違って正門ゲートを入ってすぐのところにこのパンダ舎があるので真っ先に回ってしまったワタシは早々にせつなくなってしまったんだけど持ち込んだパンのランチを食べ動物科学資料館でのイベントがあると知って時間の配分を考えだした頃には元気を取り戻していた。
遊園地のある動物園
この動物園には小さな遊園地や図書室や動物園ホールなどがあって1日中楽しむことができた。
動物園ホールのある資料館には中から泳ぐペンギンたちの様子がベンチから観察することができるようになっていてここは休憩エリアでもあるからゆっくりと眺めることができた。
この休憩エリアのドリンクはカップ式になっていてペットボトルでは量が多いワタシとしてはちょうどよかったし穴場の休憩所だったかもしれないなと思っている。
国際レッサーパンダデーイベント
この日は1週遅れの国際レッサーパンダデーのワークショップが開催されることになっていて対象が中学生まででなければワタシも参加してキーホルダーを作ったのにととても残念に思っている。
飼育員のサトウさんが出してくれたクイズの中にレッサーパンダのしっぽはどれでしょうというのがあって3択だったんだけど3つとも正解してしまったワタシはかなりの動物園ツウなのかもしれない。
動物とこどもの国のふれあい広場
最後の見どころはなんといってもここかもしれない。
コアラを見たところからつり橋で渡れるようになっていてどこにつながっているのだろうとおそるおそる行ってみてたどり着いたのがここだった。
土曜日だったので残念ながら小動物のふれあいはできなかったのだけど羊たちには触れ合うことができた。
動物たちの休憩所なるものがあってこのエリアに入ると触ってはいけないことになっているらしい。
それをわかっているのかどうかわからないけどこういった工夫があるのがおもしろく感じた。
この広場には飼育員さんたちもいるので質問にも応えてもらえたしちょうど羊のルビーさんの治療用マスクを試着させるところに立ち会うことができた。
あちこちにある手書きの名前ボードやら手作りの解説ボードやらがあったり手作りのフェイスカバーを試していたその様子からも飼育員さんたちの愛情が感じ取れて最後にここへ来てよかったなと思ったのだった。
その他の個性豊かな動物たち
神戸高専電気工学科作のクールベンチ
夏の暑い時期にぜひ試して欲しいのがこのクールベンチだ。
9月の終わりということでだいぶ暑さは和らいできていたせいもあってかここは穴場となっていたのでワタシはたっぷり堪能させてもらった。
まとめ
そんなこんなで今回もワタシはひとりでたっぷりと楽しませてもらったのだけど同時に押し寄せる動物たちの高齢化で寄る波には勝てないのだとしんみりもしてしまった。
それでも一生懸命生きているその姿にぼんやりと生きていてはいけないなと反省もしつつワタシは王子動物園をあとにした。
この動物園にはカフェやレストランはなくなってしまったらしくキッチンカーが出ていたのだけど売店にはパンダソフトが売られていた。
なんとなく食べる気が湧かずそのまま帰ってしまったのだけど次回行く機会があればぜひ食べてみようと思う。