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3.11から10年、わたしたちの今 vol.07 -Canada 2013

2013年、Support Our Kids カナダホームステイプログラムに参加した子どもたちの今をお伝えします。


SOK140 YUUKI

プログラム参加前は自分の意見を積極的に出すタイプではありませんでした。しかし、参加した際に感想を言い合ったり、サマーキャンプで班に分かれて1人ずつその日の印象深かったことを発言していく場面が多々ありました。意識して自分で考え発言するうちに、自然とその行程が染み付いたと思います。

そして帰国後、ボランティアに参加していると様々な価値観を持った人に会うことができました。沢山の人と会って話して、自分の知らない世界がまだまだあるのだと気付かされました。世界を広げるきっかけをくださった支援者の方々はもちろん、SOKの独自の経験、価値観を持ち刺激を与えてくれた皆様に感謝いたします。

1年間のカナダでのワーキングホリデーを経験して、「アナウンサーになり、日本中、世界中の人に日本の魅力、世界の魅力を発信したい」という思いが強くなりました。生活に刺激を与え、見ている人、聞いている人の人生が楽しくなるようお手伝いをしたいと考えるようになりました。 

SOK140_CA2013_秋山裕乙

SOK140_CA2013_秋山裕乙


SOK141 YUUKA

ホストファミリーの生い立ちから現在の成功に至るまでの話を夜遅くまで聞いたことを今でも覚えています。様々な環境に出ることで、色んな考えを持つ人がいることを知り、他人に興味を持てるようになりました。
地元の家族は農家ですが、風評被害もなくなり、震災前とほとんど変わらない状態になりました。福島では、原発の現在の状況をきちんと把握することが大切だと感じます。
今は資格取得に向けて勉強中です。


SOK141_CA2013_片平優香


SOK142 HINAKO

語学学校で分からないことは分からないと意思表示をしないと、どんどん取り残されてしまうという経験をしました。積極的に行動することが大切だと感じ、自分からどんどん行動して行こうと思うきっかけになりました。

帰国後は、福島県葛尾村でのイベント運営の手伝いをしました。
福島の多くの地域は震災前と同じ暮らしができていますが、海側の地域はまだ荒れた環境の場所もあります。復興が必要な地域での経済活動の活性化が必要だと思います。

いまは、社会人としての自覚を持って行動し、早く仕事に慣れたいです。

SOK142_CA2013_佐藤日向子



SOK143 AKARI



SOK145 MASAHARU

物怖じせずに英語を話す機会がプログラムにはたくさんあり、今では外国に行った際きちんとコミュニケーションが取れるようになりました。

SOK145_CA2013_後藤雅陽



SOK146 KAEDE

当時は夢などなくほんとうに適当に生きてて、「その日が良ければいい」って言う生活を送ってました。何をしてても周りとも上手くいかず、勉強が楽しくなくて、進路もなくどうしよう、何したらいいか分からない。そんな時に、高校の先輩がこのプログラムに参加し、何かの目標を見つけたように変わっていったのを見て、「これに参加したら何か変わるかもしれない!」って思って、次の年にこのプログラムに参加させて頂きました。

そこから色んな方に出逢えて、色んなプログラムに参加していくうちに、フラフラしてる自分が目標もなく生活してた自分が変わり始めて、明確な目標は見つからなかったけど、人と関わる事をしてみたいと思いました。当時はカッコつけて海外に携わる仕事したい的なこと言ってた気もします(笑)。でもこのプログラムに参加しなかったら、今頃何してたのかは想像がつきません(笑)

参加した後は、勉強をするようになり、何かを得るために努力するということを覚えました。えっ、普通のことじゃんっておもうかもしれませんが、プログラム参加後は色々痛い目にもあいましたし、信頼を裏切るような行動なども行ってました。色んなことに手を出し、プログラムでの経験を生かすこととはかけ離れた生活を送ってました。ですが、SNSなどでプログラム参加した子達がどんどん変わっていくのを見て、「このままじゃ居られない、一旦ゼロにしなきゃ」という気持ちになりました。そこから一旦ゼロにするために、仕事もやめ岩手に帰り、そこから語学の勉強を始めました。岩手で何となく始めた中国語。それが生活の一部になるなんて始めた時は思いませんでした。

勉強を始めて半年目くらいに、ある中国の女性に出会いました。仲良くなりたくて、毎日中国語で話しかけましたが殆ど通じません(笑)。えっ?何故?ってなりますよね。そこで教科書で習う語学と話す語学とは少し違う、とのことを知りました。その方からネイティブな語学を習おうと思って、教科書持って、辞書持って、売り場に行き、毎日勉強が始まりました。そしたら「教科書はいらない」って(笑)。「文法は必要だけど話す時にいらないでしょ?」って言われました。ほんと毎日が体当たり。毎日訳の分からない事をやり続けてるうちにだんだん分かるようになって行き、やっと中国語を話せるようになって、毎日が楽しくなっていって、お客さんにも商品説明が中国語で出来るようにまでなりました。そこからも飽きずに勉強して、普通の仕事をしながら、その女性の経営するお店で手伝いを始め、途中から「一緒にお店をやらないか?」とお声がけいただき、陰ながらの共同経営者になりました。

このプログラムに参加しなかったら、絶対に出会わなかったし、ちょっと目標にしてた経営に携わることは無かったです。自分を変えたくて参加したプログラム。何かかわれたかもって思っていたけど、変われずにもがいてた参加後。それがわたしにとってはかなり必要な時間で、そしてゼロになった事で新たな出会いがあり、勉強を始めてできなくても続けて頑張ることを覚えて、目標を達成する。簡単そうでいちばん難しいことをここ数年でやっと習得出来ました。ありがとうございます。

地元は、コロナウイルスの影響もあり 復興事態が中途半端な状態です。 道路や建物出来てきたけど、そこのにすみつづけてるかたがたの心のケアがストップしてしまっている。かなっとおもいます。震災を絶対に忘れないことが大切だと思います。母の職場場での行われる復興支援サロンキットの支援に時間がある時に参加しています。コロナの影響でお休みしておりますが、子ども食堂のお手伝いを行っています。共同経営してたお店も現在コロナの影響で閉めていますが、再開出来たら、以前行っていた募金活動なども再開していく予定です。


SOK146_CA2013_藤倉かえで


SOK147 SOTA

大学4年の時に移動販売型の被災地域PR事業、Kokage Kitchenを立ち上げ、卒業後の今は生業にしようとしています。副業でやっている地域おこし協力隊はまさに復興活動そのもので、まさか復興を仕事にするとは思っていませんでした。

SOK147_CA2013_大島草太



SOK149 CHIAKI

良くも悪くも、すごく心に残っているのは、7歳くらいの男の子に日本においで!といったら、「福島県に遊びに行かない。だってお母さんが危ないといっているから」と言われたこと。正しい認識だと思ったし、福島県出身を背負う覚悟が生まれた言葉でした。

私は当時は基本give&take。かしがあるから、返そうとするのが人の精神だと思っていました。しかし、知らない間に、顔を見たことがない人まで、私はたくさんgiveされてきたんだなということを学びました。 それを実感できたのは、日系人のコミュニティや、復興支援をしてくれた方々へのパーティーに参加できたから。そのような方々を目にしなければ、今もgive&takeの価値観を持っていたことでしょう。 小さい時にそのような体験ができたからこそ、 顔の知らない誰であっても、助けていきたいという、相手を思う心が私に培ったなと思います。

地元・福島では、海岸線にあった家やものはなくなり、 きれいに整ったコンクリートの道や、 土手ができましました。 また、イオンモールがオープンされ、 震災前よりも利便が良くなりました。復興には、人を留まらせること、戻ってきてもらうために、採用力や企業の魅力発信力の発展が必須。 他にも病院や福祉施設の充実も合わせて実行していく必要があります。

いまは、新卒採用の支援や働く人・学生の働くイメージをポジティブなものに変える活動をしています。

SOK149_CA2013_小沼千晃


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Support Our Kids プロジェクト| 3.11 被災児童自立支援
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