![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80660229/rectangle_large_type_2_72b8b7bce08a6d643f01750bee4d25e1.jpg?width=1200)
【football chat #2】今季のリバプールをざっくり振り返る
今季のリバプリールは純粋にファンとして夢を見させてくれてありがとうと声を大にして言いたい。最後の最後まで4冠の可能性があった中、チャンピオンズリーグ、プレミアリーグ最終節で夢敗れたわけだが、非常に満足いくシーズンだったと誰もが言うだろう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80625946/picture_pc_f67c544769547b330e81d9603554e06b.png?width=1200)
開幕前のチーム評価
今期が終わって見ると意外ではあるが、開幕前のリバプールのチーム評価は低かったのだ。昨年は異常なほどの怪我人の多さでなかなか勝つ事ができず、チャンピオンズリーグ権獲得も危うくなっていた時期もあった。ファンダイクは完全復活出来るのか、マティップはシーズン通して稼働できるのかなどの懸念点があったので冷静に見ると優勝争いは厳しいとも言える。加えてサラーやマネーなどの中心選手がアフリカネーションズリーグでチームに帯同できないとなると尚更だろう。多くの実況者や解説者は4位、3位を予想し、チェルシーやシティが優勝と予想していた。
スタートダッシュは完璧
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80625348/picture_pc_b33e7e89935a0336ec4a20783bd8f014.png?width=1200)
開幕からのスタートダッシュは成功したと言える。優勝候補のチェルシー、マンチェスターシティとは引き分け、格下の中堅クラブに勝ち点を取りこぼすことなく勝利している。ブライトンには引き分けているが、その他のワトフォードやクリスタルパレスにはクリーンシートで守備も攻撃も機能していた。格下に取りこぼさない事は強豪の証。
サラーの大活躍とコナテの存在
2018-2019のサラーが帰ってきたかと思うぐらいサラーの活躍が目立った前半戦だった。クラブレコードの10試合連続ゴールを記録し、9節のマンチェスターユナイテッドでは5-0で圧倒的なパフォーマンスを披露している。そしてCBのコナテがローテーションに加わる事で、マティップの休養が取れたことがバックスに安定感を与えていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80625903/picture_pc_d81452f4a0f55287c98966e65d9d1e97.png?width=1200)
冬加入のルイスディアス
冬に加入したルイスディアスはプレミアに初上陸してすぐに結果を残した。近年、強度が上がり最難関のリーグとされているプレミアで馴染むのには時間がかかると言われている。とりわけリバプールはナビゲイタ、南野などを見ても分かる通りクロップ監督はじっくりと時間をかけて選手に戦術を浸透させる人であるから出場時間は限られている。そんな中、加入してすぐに馴染み結果を残したルイスディアスはファンの心をすぐに掴み、後半戦に拍車をかけた。
マネのCF起用が機能した
ルイスディアスがLWで起用され、フィルミーノが怪我て出場できなくなった時期にクロップ監督がマネをCF起用した。この配置が意外にも機能し、後半戦は多用された。そのせいかジョタと併用して使われる事もあり、南野の出番は徐々に無くなっていきカップ戦要員としか起用されなくなった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80626395/picture_pc_a7f2cfb1b344a598150c465ea5ec4a0d.png?width=1200)
結果を見ても分かる通り、10試合中7試合がクリーンシートと守備陣の安定が光っている。相変わらずのアートルドとロバートソンから放たれるクロスの質は劣る事なく、ジョタはヘディングが上手く合わせる事でゴールを生む得点パターンも生まれた。
激戦の首位攻防戦
プレミアリーグ第32節は歴史に残る試合だった。一位マンチェスターシティと2位のリバプールがぶつかる一戦であり、勝った方が首位になる展開だった。結果は2-2の引き分けだったが、キックオフから試合終了まで全てのプレーが決定機とも言えるような熱い試合だった。まさに世界をリードする2つチームの最高のプレーを見ることができ興奮した試合内容だった。試合終了時にクロップ監督とペップ監督が興奮状態で握手を通り越したハグをしていたのが印象的だった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80626980/picture_pc_89bbde201fbb5657a21e36751095bb42.png?width=1200)
同時時刻開催の最終節
最後の最後までもつれた最終節は八百長を防ぐために全試合同時時刻で開催された。結果は知っての通り、マンチェスターシティの劇的優勝に終わった。同時時刻開催なので2つの試合を並行して見なければいけなかったので見た人は大変だっただろう。自分もリバプールの試合を見ていたがスタジアムを含めた観客の空気が言葉に表せれないほど動画越しでも伝わってきた。マンチェスターシティのスコアボードが動くたびにアンフィールドのファンが一喜一憂し、空気が変わっていく。こんな面白い瞬間はそうそうないだろう。
チャンピオンズリーグ決勝
パリで行われたチャンピオンズリーグ決勝はレアルマドリードに0-1で敗北し、優勝を逃した。24本打ったリバプールのシュートはクルトワにすべて止めれられ、銀河系軍団の強さに圧倒された形で敗北してしまった。
総括
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/80627366/picture_pc_fb3e2ff0d32ff77db1c2614d769b3815.png?width=1200)
データを見ても分かる通りリバプールのホームのアンフィールドでの勝負強さは今季も発揮されている。終わってみれば二冠でシーズン終了しているが、ファンとしては満腹したものを見れた。今現在はマネが移籍したがっているなどの報道が浮上してきている。ベンフィカからヌニュスを獲得し、上背のある選手でヘディングからの得点も増えるだろう。本当にクロップ監督で良かった。楽しかったシーズンだった。四冠という夢を見させてくれたリバプールには感謝しかない!!!