歪みについて
こんにちは。今日は歪みについてです。
ボディケアの仕事をしていると、「私、歪んでますか?」とか、「出産後から骨盤が開きっぱなしで太るんですよね?」という話を良く聞かれます。
まず出産後の骨盤の開きについて
確かに出産時には、骨盤を繋ぎとめてる筋肉や靭帯に「緩んで赤ちゃんの産まれる道をつくりましょう」とホルモンが出て
骨盤周りの筋肉や靭帯が緩む事で骨盤は開きます。
人体の不思議ですよねーーー。ですが皆さんが思っているほど開きません(笑)そして皆さんが思っている程長く
骨盤が開きっぱなしという事も通常はありません。まさに機能を果たすだけの役割を全うします。素敵すぎる人体の不思議!!
という事で開くか開かないか問題でしたら「多少開きます」と答えますし開きっぱなしという問題でしたら「通常は数か月で元に戻りますよ」
とお答えします。但し、太る問題に関しては妊娠中に筋力が低下したり、どうしても授乳や抱っこの姿勢で身体への負担を起こしたり
ゆっくり食べる時間がどうしても取れず、お腹を満たす為に炭水化物が多くなったりすることもあるでしょう。そういった様々な要因から
太りやすくなる方もいらっしゃいますので全く関係ありませんね。とは言えません。
そして歪みの事
結論から言うと歪んでない人なんているのかなぁ。と言うのが個人的な見解です。歪む原因は事故や手術後の影響等で極端に歪む場合を除き
殆どが使い方や生活による筋肉の偏りや左右差が、付着部である骨を少しずつ少しずつ引っ張ってきた事による結果です。
本来は左右同じように動くようになっています。ですが、脚を組んだり、頬杖をついたり、立っている際に片脚重心になったり
スポーツで片側を使う動作が多くなったり、カバンを片方だけにかけたり。。。
様々な使い方ができるのが左右同じように使えるメリットですが、左右同じように使うかどうかは私達次第なのです。
だから悪いのではなく、使ったら使った分だけリセットすればいいのですが、ちょっとずつなのでついついリセットが追い付かず
結果歪むという結果になります。だから歪んでいるから戻しましょうと何かしらの方法でリセットを瞬時にしても
使い方が治らなければ、歪みは解消されないのです。という事で歪んでますか?と聞かれれば「はい。成人の多くは歪んでますね」と答えますし
歪みの定義は医学的に曖昧ですので、だからどう。ではなく、「だからどう不都合がありますか?」という問いをし、
それに対応するのが私達の仕事です。
でもたまにいます。「歪んでいて何かしんどいところや痛いところはあるのですか?」とお伺いしたら「いえ、今のところはないのですが・・・」
と(笑)思わず爆笑してしまいますがもし鏡で見た時にご自身で「歪み」を感じたりどなたかに歪んでるよと言われたら
ストレッチや、ラジオ体操のような簡単な動きで左右に違いがないかチェックしてみましょう。そしてどちらか動かしにくい方や
伸びにくい方があればそちらを数回多めにする。という事をお勧めします。
毎日の積み重ねが健康と美をつくる。のです。そしてそれでは追いつかない不調は私達のようなセラピストの元へお越しください。