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思い出☆スペシャルオリンピックスでのケア

こんにちは。今日はむかーしの活動を思い出したので忘備録的に。

皆さんはスペシャルオリンピックスという大会をご存知でしょうか。

スペシャルオリンピックス(英語: Special Olympics、略称:SO)とは、知的障害のある人たちに様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を、年間を通じ提供している国際的なスポーツ組織です。

引用:スペシャルオリンピックス日本 公式サイト
https://www.son.or.jp/

恥ずかしながら私、JSTA(日本スポーツアロマトレーナー協会)のボランティア活動募集のお知らせが来た当時初めて知りました。

2010年大阪で「スペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲーム大阪」が開催され、その開会式会場で

出場者・コーチ・ご家族のケアをさせて頂いた時のお話。(ハンドマッサージや脚のスポーツアロママッサージや

セルフケアオイルの作成などをした記憶があります)

この時がJSTAとしても私個人としても知的障害のある人の初めてのケアでした。知識や経験がないだけに

大会主催者側のご担当者様からも「もしかしたらちょっと大きい声をだす人がいるかもしれない。」

「そもそも来ないかも。来なかったら申し訳ないです。」とか心配もして頂き私達も無理やりする事の無いように

また、コミュニケーションをとる事が難しい事も予想されるので、様々配慮し、不安にさせないように。競技の邪魔をしないように。

とかなり緊張して会場に向かった事を鮮明に思いだします。

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結果蓋を開ければ、沢山の方々がアロマのその優しい芳香に惹きつけられたかのように知的障害を持つ方が率先してお越しくださいました。

最初はご家族が受けるのを見ていたり一緒にハンドマッサージを受けて。

「気持ちいい!!」と大きな声で言って頂けたり、ハンドだけのご予約のはずが、脚も。となったり。

こちらが思っていた以上に沢山の人が来てくださいました。何よりお母さまやご家族と一緒に心地よいと感じられる瞬間を

ご提供できた事にアロマの可能性を感じたのです。スポーツアロマトレーナーの理念に

スポーツに関わる全ての人に。という文言があるのですが、それまでは選手だけでなく監督・コーチやボランティア・メディカルスタッフ

などのスポーツに関わる全ての人という事だと思っていましたが、この時にスポーツを楽しむ人全ての人という意味で

身体障害の方(パラアスリート)だけでなく知的障害の方も含まれるのだなーと深く理解をしました。

また、引率の方やご家族の方が普段はなかなかじっと出来ない選手がじっとしていた事に対してとっても驚いてらっしゃって。

こんなに安心して他人と対面している姿をみれるなんて。と感動されていたお姿に私も感動してしまいました。

嗅覚は鼻から脳の中の大脳辺縁系という記憶や情動を司るところにダイレクトに届きます。これは嗅覚の特徴です。

心地よい香りを嗅げばリラックスするのはこういった脳へのアプローチができるからというのも大きな理由です。

逆にその人にとって心地よくない香りは、逆の反応を起こす場合もありますので充分注意が必要です(イライラしたり頭が痛くなったりしてしまいます)

知的障害のある方の全ての人がアロマや香りに対して心地よいというようないい感情をもってくださるかは

一般の人のそれと同じように人によります。嗅覚が脳に与える影響は化学の世界でも証明されていますし

香りを利用する事でサポートなさるご家族もどちらにもほっこりするような手助けアイテムになるなら素晴らしい事だと思うのです。

この活用方法は、私の中でも思い出深い活動で必要とされる方に届けばいいな。と思ってます。



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