【3】同情をわざと集めて仲間を作ろう。
「同情」
他人をかわいそうだと思ったり、哀れんだり、どちらかというとマイナスのイメージを持っている人が多いかと思います。
今回はそんな同情をわざと集めて仲間を作った時の話です。
今まで書いてきたように、嫌なやつから逃げていた中学時代、クラスメイトはだいたい3種類の人がいました。
私に対して強い態度の人、私になんの関心もない人、影で心配してくれる人です。
中学に入って最初の頃はみんな学校内の立ち位置を確立したい一心で、基本的に強い態度の人が多かったように感じます。いじられている人を見ると、その人はもういじっても良い人認定される的な。やらなきゃ自分がやられる的な。狩猟時代かよ。
しかし途中で気づいてきました。同じような環境の人たちが増えていることに。
荒れている学校ではいじめなどのターゲットがすごく短い頻度で変わります。色んな人が少しずつ嫌な思いをしながら生活することが多いです。
なんとなくクラスから距離を置かれてそうな人、最近人間関係がうまくいってなさそうな人はよく見かけます。
さてそんな中、その人達の近くでヤンキーに絡まれたり、やられるような状況になった時、普通だったら嫌ですよね?実際人の前で自分が情けない姿を見せるのは辛いです。プライドなんてあったものじゃありません。
しかし同時にその時が同情チャンスなのです。絡まれた後できるだけ時間を開けずにその人に世間話を使って話しかけましょう。
世間話の内容はなんでもいいのです。宿題の話や授業の話、ゲームの話などありふれたもので良いです。話しかけた相手はまず自分の環境に照らし合わせて親近感が湧くと思います。そして同時にあんなに嫌なことがあったのに関係のない話をしているなんて健気な人なんだという気持ちになります。これが同情です。
同情をされた(させた)瞬間から、相手の本心は私>ヤンキーに心変わりします。一瞬でします。今まで強い態度だったやつが、急にふたりでいる時に優しい言葉をかけてくれたりします。
ここまできたら勝ちです。あなたは仲間をひとり手に入れました。RPGで言うと自分のパーティに新しいキャラが加わった感じです。
もちろんすぐに学校生活が変わるわけではありません。しかし人生が嫌になっていたり孤独な人にとって、ひとり仲間がいることはとても心強いのです。
もし仲間ができて心にも余裕が生まれてきたらまたひとり、もうひとりと仲間を増やしていきましょう。
この方法で私はクラスの友達の多くを水面下で自分の仲間にしていきました。
最終的に1年生が終わる頃には、入学当初私に強い態度だったクラスメイトのほとんどが味方になってくれたと思います。まああくまで、やられてるかわいそうなやつとしてですけどね。
同情されることは、自分のプライドを傷つけます。あんまり気持ちの良いことじゃないかもしれません。でも、仲間ができるならされても良いと私は思います。今だけの仲間でもいいじゃないですか。同情させてやったくらいの気持ちでいいじゃないですか。
それでは、、、
「人付き合いはゲームです。」気持ちを楽に持ってください。
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