見出し画像

【7】喋れるコミュニティと喋れないコミュニティ

人は誰しも、自分の得意なコミュニティと苦手なコミュニティがあると思います。

得意なコミュニティでは、張り切ってボケたり自分の好きなことを話せるのに、苦手なコミュニティでは簡単な話を振られてもうまく答えることができない。
誰しもが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?

私がこのことにはじめて注目したのは高校生の頃でした。高校では安心してすごせる最高の環境のもと生活していましたが、友達が多くは出来ませんでした。クラスではいわゆる「個性のないやつ」だったと思います。なんとなくみんなと他愛もない話をしながら弁当を食べ、思春期から女子と話すのはちょっと苦手、学年のイケイケグループのことを遠くから見ている。そんな生活を送っていました。

そんな個性のない私ですが、クラス外にわりと仲の良い友達が2人できました。
イケメンだけど立ち振る舞いがすごく残念な「イケ」くんと、友達が多くひょうきんな「ひょう」くんです。クラスや部活が違うメンバーでしたが、テスト期間や休みの日にだらだらファミレスで喋ったり、家に集まってひたすら音ゲーをやったりしていました。会話の温度があんまり高くなくてすごく居心地良かったんですよね。

そんな中である日、いつも通り学校であったことなどを話してる時にあることに気がつきます。「あれ?ここなら俺めっちゃウケがとれる。」くだらない妄想話や何気ない会話など、話したことで2人が笑ってくれるのに気がついたのです。それまで自分は面白いことを言ったり、会話を続けさせるのは苦手な方だと思っていたので、目からウロコでした。

よく考えると、小学生の時から通っていたテニススクールや親戚の集まり、中学校の極少数の友達などの、学校を越えた関わりの中では会話が続いて、楽しく話せていた場があった気がします。「イケ」くんと「ひょう」くんのおかげで、自分も特別な存在になっていいんだと気がつくことが出来たのです。人生というゲームが大きく進んだ瞬間でした。

これを機にどうやったら自分を生かせるのか考え始めるようになります。いわゆる苦手なコミュニティでどうやってコミュニケーションをとるか、ということです。
逃げるように安心を求めていた人間関係から、少しずつ自己実現する方に気持ちが変わっていったのでしょう。

苦手なコミュニティでうまく人と関わるために、今思うと恥ずかしい行動や言動をたくさんしてしまいました。恥ずかしながらもまたご紹介できたらと思います。

それでは、、、

「人付き合いはゲームです。」気持ちを楽に持ってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?