初投稿記念日
o 1月3日,ノート編集部より入会3周年記念の通知を頂きました。
3周年と言いましても,諸事情によって休眠状態数知れず,それでもお付き合いいただいているクリエイターの皆様には感謝しかありません。今に至っては記事の向こうの人柄が窺い知れる程になりました。
そして今日,1月12日は初投稿記念日です。自己実現の場を支えて下さっているノートスタッフの皆様に,心よりお礼申し上げます。
今,交流いただいているすべての皆様,今後ともどうぞ宜しくお願いします。
初春の海辺にて
淡雲のたなびく 遥か沖
瑠璃色の水平は ゆるやかに膨らみ しなやかな弧を描く
あれは——紛れもない この星の輪郭
果てから果てへ広がる大海原は 遥か太古の昔を揺籃とし
無窮の遍歴の内に 不滅の旋律を奏で続ける
くり返しくりかえし真砂を洗う敷波は 切ない思い出のリフレイン
涙と一緒に洗い流したはずの初恋の痛みを
今ふたたび洗い清め 沖へと運んでゆく
燦として輝く陽射しの中 瑠璃色の水平に誓う——永遠の決別
足もとに ひたひたと打ち寄せる敷波の
夢をはらむ希望の律動を聞きながら ひとり静かに佇んでいる