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ジジィが すぐキレるワケ

「老年の孤独」に陥らないための3つの心構え

という記事が
プレジデント・オンライン
というところに掲載されていた。

齋藤隆氏の「孤独を生きる」
という本のまとめ記事。

その中の心構えのひとつに
「ちょっとしたことでキレないこと」
とある。

齋藤氏はこの現象のことを
「老人性キレキレ症候群」
と呼んでいるそう。

年をとるとガンコで気が短くなるせいか
思い通りにならないと
すぐキレると・・・

あんまりキレると
孤立するよ
と注意を促しているわけだ

ジジィがすぐキレるわけ

スパジも60を過ぎてわかったことがある。

なぜジジィはキレやすくなるのか
自分にも思い当たることがある。

あれ?なぜ自分は
こんな些細な事で
怒りがわいてくるのかな?
若い時はそうでもなかったのに・・・と

スパジは
理由のひとつをこう想像する。

自由の獲得によって
我慢の閾値が低くなるから

ジジィになって
会社や社会から自由になると
我慢することが少なくなる。

会社にいれば
イヤな上司や
無理難題をふっかける顧客もいる

もう我慢だらけの生活だ。

家に帰れば
子どもたちが
問題を起こしている・・・・

生活も切り詰めなければ
と我慢をする。

いわば年中
なんらかの我慢を
強いられているわけだ。

が、
定年等で組織から離れると
イヤな上司からも
傲慢な顧客からも
自由になれる

子どもたちも巣立っていけば
子育て(経済的にも)からも開放される。

自由だぁ!!!!!

と自由と開放を満喫できる。

もちろん自由気まま
とはいかないにしろ

日常の些細な我慢は
特に人間関係の我慢ストレスは
量的に少なくなる。

スパジの場合も・・・

これ、スパジもそうだった。

会社組織から離れ独立した。

自分で仕事をする大変さはあるが
変な気遣いはしなくていい。

好きな仕事だけすればいい。
イヤなやつとは付き合わなければいい。

子どもたちも巣立っていったので
妻と自分がなんとか暮らせればいい。

親も全員亡くなってしまって
介護もしなくていい。

そうなると、どうなったか。

日常我慢することが
少なくなったため

少しのイヤなことに遭遇するだけで
イヤイヤが過剰反応するのだ。

思い通りにいかないと
不機嫌になるのだ。

以前なら我慢することが日常的だったので
これぐらいの我慢はへっちゃらさ
なんてことはないよ状態。

が、今は我慢することが少ないため
少しの我慢ができなくなる。

痛みも続けば慣れてくる。

が、その痛みがなくなって
しばらくして
また傷んだときには
痛みはその瞬間、大きく感じる。

スパジは
ジジィがするキレるのは
我慢の閾値が低くなったため

日常
我慢することが少なくなったので
ちょっとしたことに
我慢できなくなるため

と感じた。

これを指摘する人は少ない。

ジジィの境遇になって
経験してみないとわからない。

もちろんその他の理由もあるだろう。

が、一つの理由としては
考えられる。

もちろんこれは
ジジィだけのことではない。

金持ち喧嘩せず
と言うが
金持ち権力持ちも
キレやすい傾向にないだろうか?

経済的に豊かで
権力を持っていると
我慢することが少ないからだ。

面白い話を聞いたことがある。

セミナーで大活躍の講師がいて
人間性やプラスやマイナス心理について
論じて教えている。

お金持ちで好きな仕事をしている。

彼がホテルを立つ時に
ポイントがつかないと
大いに怒っていたという。

え?
お金持ちだから
そんなのいいじゃん!
と思うが

きっと
ポイントがどうこうというより
思うままにならなくて
我慢ならなかったのだろう。

常に思うままにしてきた人にとっては
些細な、思うままにならないことが
我慢ならないのではないかな?


キレ防止策

私の知り合いの
プロのカウンセラーは
我慢を経験するために
アルバイトに行ったという。

すごいね!!!

だけど耐えられなくなった
とも(笑)

キレやすい人は
我慢をする訓練をした(させた)
ほうがいいのかもしれない。

そういう境遇に身をおいたほうがいいのかも
プロのカウンセラーのように。

はて、
スパジはどうするか・・・

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