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【CWS】2021年戦力分析・投手編

Supertommy

前回の投稿では、シカゴ・ホワイトソックスの野手について、開幕ロースターを予想しました。今回は、投手について、開幕ロースターを予想してまいります。

先発ローテーション

先発ローテーションの5人は、以下のように予想しています。
１．ルーカス・ジオリト
２．ダラス・カイケル*
３．ランス・リン
４．ディラン・シーズ
５．カルロス・ロドン*
*:左投げ
右投手3人、左投手2人と、左右のバランスが良く、33歳のカイケルとリンという2人のベテランと、20代半ばの中堅どころの3人という組み合わせも、バランスが取れています。バックアップとしては、ブルペンにコペックが控えており、選手層の厚さもあります。それでは一人ずつ紹介していきます。

１．ルーカス・ジオリト　26歳　右投右打
2021年の開幕投手です。奪三振率が30%を超え、高い確率で三振を奪う投手。平均球速は94マイル程度だが、変化球を交えた緩急を使った投球と、テークバックの小さい投球フォームで打者から見えづらいことが、奪三振率の高さに繋がっています。ホワイトソックスのエースです。

２．ダラス・カイケル　33歳　左投左打
メジャーリーグ10年目のベテラン投手。4シームはあまり投げず、シンカー、カッター、チェンジアップを主体とする変化球で勝負する投手。ゴールドグラブ賞を4回も受賞するほど、守備も優れた投手。サイ・ヤング賞を2015年アストロズ在籍時に受賞。スプリングトレーニングの初登板は、かなり打たれましたが、3月23日の登板では、4回を投げて、被安打1本、3奪三振と、開幕に向けて調整が整っています。

３．ランス・リン　33歳　右投右打
レンジャーズのエースをトレードで獲得しました。トミー・ジョン手術をした2016年と、短縮シーズンの2020年を除き、毎年30試合以上登板し、二桁勝利を挙げている投手です。例年の活躍をすれば、二桁勝利は確実です。

４．ディラン・シーズ　25歳　右投右打
2017年ホセ・キンタナとのトレードで、ヒメネス外野手と一緒に、カブスからホワイトソックスに移籍。2019年後半戦から先発ローテーションに定着しました。昨年は12試合に先発し5勝。平均97マイルという速い4シームとスライダーが武器。ただ、奪三振率は高くなく、与四球が多い。投球術を磨いて、更なる成長をしてほしい。

５．カルロス・ロドン　28歳　左投左打
2016年に規定投球回数に達したこともあるが、ここ2年間は活躍できていません。今オフにノンテンダーFAとなりましたが、ホワイトソックスと1年300万ドルで再契約。チームも復活を期待しているようです。スプリングトレーニングでは、結果を残しています。貴重な左腕なので、先発ローテーションの一角をシーズン通して守り抜いて欲しい。

ブルペン投手

CL：リアム・ヘンドリックス
SU：アーロン・バマー
SU：エバン・マーシャル
MID：ギャレット・クロシェ
MID：ホイヤー
MID：フォスター
MID：R. ロペス
LR：コペック
※CL：クローザー（抑え）、SU：セットアップマン、MID：中継ぎ、LR：ロングリリーフ
ブルペン投手陣が、ホワイトソックスの強みです。7回を右投げのマーシャル、8回を左投げのバマー、9回をCLのヘンドリックスが締めます。マーシャル、バマー、ヘンドリックスの3人が、「勝利の方程式」となります。さらに、100マイルの速球を連発する、21歳のクロシェもいます。ブルペン投手陣の中から数名ピックアップしてご紹介します。

CL：リアム・ヘンドリックス　32歳　右投右打
昨年のマリアーノ・リベラ賞（最優秀救援投手賞）を受賞した投手。8回までリードしていれば、勝利はほぼ確定です。

SU：アーロン・バマー　27歳　左投左打
SU：エバン・マーシャル　30歳　右投右打
MID：ホイヤー　24歳　右投右打
この3人のリレー↓↓↓

MID：ギャレット・クロシェ　21歳　左投左打
今年活躍を期待している21歳の左腕。2020年は9月にMLBに昇格し、6イニングしか投げていませんが、速球のスピードが桁違いです。投球の半分以上が100マイルの速球です。

LR：コペック　24歳　右投右打
プロスペクトの一人。トミー・ジョン手術のため、2019年、20年は全休していましたが、いよいよ今年から活躍し始めそうです。先発ローテーション候補ですが、開幕当初は、ロングリリーフとしてブルペンに入ると予想しています。100マイルを超える速球と、スライダーが持ち味。それと、ブレーブスのソロカに負けず劣らずの美男子。

まとめ

打線が強力で、ブルペン投手も強力なので、先発投手は、6回まで自責点3点以内に抑えるというQS（クオリティスタート）を記録すれば、自然に勝ち星がついてくるはずです。ブルペン投手が期待通りの活躍をすれば、今年のホワイトソックスは、相当勝ち星を積み重ねるでしょう。次回は、勝敗数予想など、戦力分析のまとめを投稿して、開幕前に予想を終わらせたいと思います。

ホワイトソックスの戦力分析については、こちらのブログもご参照ください。↓↓↓


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