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自分にがっかりしたこと

先日、子供の学校の発表会を見に行った。

娘の出番は終わり、娘は私たちのいる客席に戻って、別のグループの発表を一緒に見ていた。

隣の夫は、自分の子供以外には興味がないので退屈しつつも仕方なくじっと座っている。

すると、低学年の合唱グループが出てきた。

微笑ましく見ていたのだが、そのうちの一人が、マイワールドに没入して、すごーく変な動きでノリながら歌っている。

可愛いというより、申し訳ないけどクネクネと奇妙な動き。

横にいる夫は遠慮がなく、厚かましい性格なので、「笑うな」とか言いながら既に肩を揺らしている。

私もつられて肩が震える。もちろん声は出さないが。

一人だったら笑わないけど、夫に対して「忙しいのに早退して一緒に発表会を見にきてくれた」という負い目?があったのか、同調してしまった。

娘はそんな私たちに気づいて「え?」という顔。

まあそんなこんなで発表が終わり、子供たちが降りてくる。

すると、その子供は、私たちのすぐ後ろに座っていたお母さんの子だったのだ!

自分が恥ずかしい。 

そのお母さんは、一生懸命に歌う自分の子が、知りもしない他人に笑われていることをどう思っていたか。

その子の前で話を蒸し返すのも何なので、私たちは黙ったまま去ったが。

こういうところだよな。

いや、笑っていたところを、そのお母さんに見られたか見られなかったかは関係ない。

テレビを見て「あの人は滑舌が悪い」などと悪口を言ったり、知り合いや有名人の生き方を陰で噂したりするのだって同じだ。

一生懸命やってる人を笑える性根。
人の生き方を裁く浅ましさ。
誰かの悪口を言える思慮のなさ。

愛がない。

そういう親を見ていれば、娘もそりゃ不安症にもなるよ。

だって、自分の親は人を笑ったり、裁いたり、批判したりするんだから。

猛省です。

人を裁かず生きる

やりたいこと100

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