松島幸太朗選手が15番でクレルモンデビュー!
22日(日本時間23日)にアレクサンドル・クーユスタジアムで行われたプレシーズンマッチで松島幸太朗選手が新加入したクレルモンはボルドーと対戦しました。
パスを受ける際の「顔出し」は両チーム含めて随一で、RWC2019でも活躍した元フランス代表のカミーユ・ロペスからパスを呼び込み、相性の良さをうかがわせました。
12番で出場した元オールブラックスのジョージ・モアラからパスを受けゴールライン手前5mに迫るなど、アタックでは存分に持ち味を発揮できていたように思います。
一方、ディフェンスではハイボールキャッチで安定感を見せ、ジャッカルでペナルティーを誘うなど要所でチームに貢献したものの、バックスリーの連携が課題に挙げられそうです。前半の終盤、自らのノックオンからボルドーボールとなったスクラム。ボルドーの10番マテュー・ジャリバートが突破し、最後は11番サンティアゴ・コルデロがトライしたシーンでは、ディフェンスの連携が上手くいきませんでした。
試合は13-27で終了しましたが、ボルドーは先週すでにビアリッツとプレシーズンマッチを行い、48-12で勝利を挙げているためチームとして準備ができていたという印象です。クレルモンは登録した34選手全員が登場させ、主力選手を残して、新加入選手と若手選手を試した試合となりました。トゥールーズから移籍したセバスチャン・ベジがトライを挙げるなど、新戦力を試すいい機会となりました。
クレルモンは8月29日にホームでリヨンとプレシーズンマッチを行うことになっています。22日の試合には出場しなかったモルガン・パラ選手やティム・ナナイ・ウィリアムズ選手など主力選手が出場する予定となっています。前半40分の出場ながらも攻守で存在感を見せた松島選手の出場機会もありそうです。
クレルモンのTOP14 20/21シーズンの初戦は日本時間9月7日、トゥールーズ戦となっています。
フランスの集会禁止が10月末まで延長へ
フランス政府は5000人以上の集会禁止は8月末で解除される予定でしたが、コロナの感染の再拡大により10月末まで延長することになっています。観客収入がクラブの財源となっているため、TOP14は無観客での19/20シーズンの継続を断念し、新シーズンでは観客を入れて試合を開催することを決定したという経緯があります。