はじめてのカメラの選び方覚書
※この記事は2019年に書かれたものです。時代は大きく変わりましたなあ※
とりあえず予告通り書いてみました
知識も中途半端で自分が使ってないメーカー(キャノンオリンパス以外)、分野(動画撮影とフィルムとコンデジ)については特に突っ込みどころがあるかと思いますのでご容赦いただきますよう
□必要なもの
○必須
カメラ本体(以下ボディ)
レンズ
三脚
メモリーカード
お掃除セット
写真管理用のPC
○あるとよい
予備バッテリー
各種フィルター
カメラ用バッグ
レリーズ
現像ソフト
□各種カテゴリについて
ミラーレス(マイクロフォーサーズ機)レンズキットで4万~8万
〇メリット
・軽い
・安い(レンズや三脚などの必ずかかってくる費用含め)
・焦点距離がフルサイズ換算で二倍なので望遠の環境を整えやすい
〇デメリット
・あまりボケない
・高感度が弱い=暗いところに弱い
・カメラの構造上AFが遅い
※上記3点は裏を返すと日中の風景写真なんかではデメリットにならないということにもなる
・基本ライブビュー(背面の画面)
→ファインダーが後付けの物が多いが、デジタルで映しているだけなのでミラー越しに現物を見るレフ機と違いタイムラグがある
→常に液晶に表示しているため電池の消費が多い
・焦点距離がフルサイズ換算で二倍なので広角側の選択肢が少ない
・下位機種は高級コンデジ買った方が幸せになれる場合も
・フォーサーズ以外はレンズのマウントが死に体なものもある
APS-C レンズキット5万〜10万
〇メリット
・価格がそこそこ安い
・サイズも大きすぎず重すぎず
・どのメーカーもエントリー機&上級機を用意していて選択肢が多い
・一番無難な選択肢
〇デメリット
・性能面では全体的にフルに劣るがAPSCだからこれというデメリットはないような気がする(あったらだれか指摘ください)
強いて言えばフルに移行するかAPS-Cのままレンズを増やすかフルサイズミラーレスを目指すか一番迷いやすい
フルサイズ 青天井
〇メリット
・それはもうボケる
・爆速AF
・耐久性もプロ仕様
・上級機はミラーレスやAPSCでは厳しい場合が多い動体や暗所にも強い
・機能的にも殆どプロ仕様で揃っているものがほとんど
〇デメリット
・高い 初めてカメラを検討する人にとっては冗談かと思うくらい高い(一番安い機種でボディ15万~標準ズーム10万~)
・重い
→慣れれば慣れるけどこれに慣れる頃には大抵旅行のためのカメラではなくカメラのための旅行になっている
→本体が重いということは三脚も必然とそれに耐えうるものになるので高くなる(2~3万くらいがスタート)
→画像データも重いので現像にハイスペックなPCが必要になる
フルサイズミラーレス 青天井
ミラーレスの軽さとフルサイズの画質を兼ね備えた今後のデジカメ市場のメインストリーム
ただまだ発展途上でボディもレンズもラインナップが出揃っていない、価格も落ち着いていないのでとりあえず今のところ初心者が手を出すのは危険
これから注目したいカテゴリー
□メーカーについて
キャノン
一番のシェアを持つのでサードパーティも含めレンズラインナップが豊富
EFマウントは歴史も長いので古い型の安レンズに意外と写りの良いものがある
とりあえず無難な選択肢
ニコン
業界シェア2位
キャノンより写実的な絵ともっぱらの噂
キャノンほどではないけどレンズや周辺機器も多い
他のメーカーと比べて会社の母体がカメラメインだから将来がちょっと不安
とりあえず無難な選択肢その2
ソニー
フルサイズミラーレスの先駆者
センサーを自社で作っているのも強み
瞳AFなど他社にはない機能も
ただ高い ただただ高い
レンズもマウントとしての歴史が浅くまだ出揃っておらず値段も高い
オリンパス
ひと昔前はミラーレスと言えばオリンパスPENだった
私が大学生の時になけなしのバイト代をはたいて初めて購入したのもこれ
女子カメラのイメージが強いけれどもOM-Dシリーズはフォーサーズの良コスパレンズ群も相まって侮れない実力を持つ
EM5の後継機とフルサイズミラーレスの発売が待たれる
パナソニック
オリンパス同様ミラーレスを主戦場とするメーカー
あのライカと提携しており通称パナライカと呼ばれる
またフルサイズミラーレスも発売され今後の動向が注目される
富士フイルム
フィルムメーカーのフジ独特の色合いやフィルムシミュレーションは唯一無二
プロでもサブ機にフジを持つ人も多いとか
レンズの選択肢は狭い
またハード面の特徴も強くクラシカルでメカニカル
ペンタックス
変態
□レンズについて
○画角
基本はキットについてくる標準ズームの範囲がよく使われる画角
以下フルサイズ換算
〜24mm 超広角 星やグレードネイチャー、建造物など
24〜35mm 広角 スマホのカメラはここらへん
35〜60くらいmm 人間の視野に近い画角でスナップ写真なんかに
70〜150くらいmm 準望遠 ポートレート(人物撮影)や圧縮効果を期待した風景に
それ以上〜300mm 望遠 遠くの景色や子供の運動会音楽会なんかに
300mm以上 スポーツや鳥などそれはもう沼
○ズームor単焦点
ズームの方がもちろん便利だが基本的にはレンズの構造上単焦点の方が明るく(F値が低く)よくボケる物がほとんど
各カメラメーカーはキットレンズの次の選択肢として超コスパの単焦点レンズを揃えている
これが俗にいう撒き餌レンズ
そこそこの写りのキットレンズを一通り使った後にこのボケボケキレッキレを味わうともう元には戻れない
これにまんまとハマって沼に落ちて行く人は後を絶たない…
□よくある疑問
○ボディorレンズキットorダブルズームキット
ボディは本体のみで元々レンズ資産のある人かキットレンズ以外のレンズを使いたい人
キットレンズは準広角〜準望遠くらいのいわゆる標準ズームが付いてくるものが多い
ダブルズームはそれプラス望遠ズームがセットになった抱き売り商品 買っておけば大体の画角がカバーできる
間口を広げるために性能はそこそこで安価に作ってある
しかしダブルズームの望遠側は新古品が差額くらいの価格で買えるパターンが多いので要チェック
○中古やカメラ屋の下取り品は?
最初は避けるのか無難
が限られた予算でどうしてもフルサイズとかいう話になると頼らざるを得ない
詳しい人に飯でも奢ってついてきてもらった方がよいでしょう
キタムラ等の大手は中古保証があったりする
質問、指摘等はリプライへおなしゃす