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自転車のタイヤチューブを交換する 前輪篇

自分のマウンテンバイクのタイヤチューブを交換した。
ということを書いた。
そんなことをやっていると、友人から依頼が来る。
何年も乗っていないほったらかしの自転車が有るから修理してくれ
と。

幸い、屋根の下に保管してあったので、
錆びは有るけれど致命的ではない。
タイヤはまだ使えそうだ。
チューブは劣化しているだろうから、交換しよう。



まず、タイヤの刻印を見て、サイズを確認する。


27×1 3/8とある。
径が27インチ、リムの幅が1と8分の3インチという意味。
その規格のチューブを買う。



スポーツバイクは、自分でメンテナンスしやすい仕組みになっている。
乗っていて何か支障が有ったら、その場で修理できるように、だ。

車軸の部分はレバーで固定するようになっている。
クイックレリーズという。つまり「素早く外せる」。

一方、ママチャリと呼ばれるようないわゆる自転車は、
自分でメンテナンスするようにはできていない。
だから、分解がたいへんだ。

車軸の仕組みも、ブレーキも、ギヤやチェーンの部分も、
使うためには安全になっているが、
分解には手間が掛かる。



それでも、前輪は楽だ。
車輪が付いているだけだから。

とは言え、
クイックレリーズではないので、スパナでナットを緩めて外す。

車軸には、フロントフォーク以外にも
泥除けと籠を取り付けている棒が固定されている。

それとワッシャーと、回り止めのワッシャーが噛ませてある。
順番を頭に入れ…るだけじゃ忘れるので、写真を撮っておく。





ボロボロのライトがガムテープで補強してぶら下がっている。
フロントフォークのステーから取り外す。
以前は発電機も付いていたのだろう。
むなしくコードが垂れていた。

今は軽くて便利なライトがいくらでも有るから、
ハンドルに取り付ければいいだろう。



多くのママチャリの前照灯は、明る過ぎると私は思う。
しかも角度が真正面だったりする。
こんな自転車が前から走って来ると、まぶしくってしょうがない。

その上、「えっちら、おっちら」と左右の足に交互に体重を掛けて、
なんなら上半身が左右に揺れながら漕ぐような人だと、
このまぶしいライトが揺れる。
こうなると、目くらましでしかない。

かえって危険じゃないかと思っている。

街路灯も有るような場所なら、あの光量はまず必要無い。
あと、真っ暗な道なのであれば、地面を照らす必要が有る、
そんならもう少し下向きの角度が良い。

いづれにしろ、
もうちょっとライトは下向きのほうが安全だと思う。
販売店がそのように組んでくれると良いと思うのだが、
なんぞ他に上向きが良い理由でも有るんだろうか。



スムーズに作業は進み、前輪は無事に交換できた。

さて後輪に取り掛かろう。
後輪は、泥除けや荷台のステーも付いている他、
チェーンが掛かっているし、
リアディレイラーも付いているからシフトケーブルも繋がっているし、
外す物が多くてたいへんだ。
けどやるぜ!

と思ったら、
ナットのサイズが前輪と違う。

へええ。
後輪のほうが車軸が太いのだ。
知らなかった。

しまった。
そのサイズのスパナは持って来ていない。

スパナセットとモンキーレンチを持って、出直そう。


つづく


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