浮沈 (法螺懺悔)
毎月一日に法螺話を書いている。
サボる時はしっかりサボりつつ。
※
だから昨日の話は嘘なんである。
ただ、私の嘘のよくあるパターンどおり、
途中から嘘である。
はーて、昨日何を書いたかなんて、もう忘れたよ。
※
ただ、老母の戦争体験の話は本当である。
老母が本当の事を言っていたなら、という条件付きだが。
昭和8年生まれの母は、戦争中に目黒区の大岡山小学校に通っていた。
環状七号線の計画は戦争の影響で止まっており、
接収された土地は空き地になっていて、
そこで近隣の人々は勝手に畑を作って
薯や南瓜を作ってそればかり食っていた。
という話の部分は本当だ。
その経験から、畑を作るのが嫌いになったというのも本当だ。
その老母が特別養護老人ホームに入居したので、
私は庭で自由に畑づくりができているというのも本当だ。
※
しかし、ビニールハウスは作っていないし、
屋根で太陽光発電していないし、
井戸を自力で7メートル掘ったりもしていないし、
その影響で地盤沈下もしていない。
※
けれど実は、
法螺で書いたのと反対側の、北西の辺りの基礎が
1cm以上沈下しているのは本当だ。
大丈夫かなあ。
今年の秋で、築50年を迎える。
なんとかして住み続けたいと思っている。
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