4年ぶりにボイトレに通ったんだけど

「歌手になりたい!」って思ったのが高校1年生の頃。一緒にカラオケへ行った友達から歌を褒められたのがきっかけだった気がする。

それからすぐ、近所の音楽教室に通ってボイストレーニングを受け始めた。色々教わったけど、中でも印象に残っているのは「歌で大事なのは響きだよ」ってこと。

身体は楽器っていうじゃん。体内で声を響かせることで、喉の負担を減らしたり、声に深みが出たりするみたいだよ。

当時は「響きってなんだよ…」って思って、なかなかうまくいかなかった。その先生にコツを聞いたら、「口の中の空間を広げたまま、口角を上げて歌ってみて」っていうモンだから、そのアドバイスの通りに練習し続けた。

当時は3〜4時間声出しをやってた気がする。今思えばオーバーワークだよね。
最初は声を響かせるように練習してたんだけど、気づかないうちに「ただ口の空間を広げて口角を上げればいいんだ!」って考えにすり替わって、大事な歌声の響きってものを忘れていた。

そのせいか、身体はこわばるし、歌声は響きのない薄っぺらさで、なかなか練習の成果が出なかった。それでも内容がほぼ改善されないまま練習を何年もやり続けたから、響きのない歌声が癖になってしまった。

リバーブがかかっていてわかりづらいけど、こんな感じの声で、全然響きは感じられないね。悪くないけど。

「口の中の空間を広げたまま、口角を上げる」っていう教えは、いつのまにか呪いみたいになっていた。

教わったように練習してきた自覚というかプライドがあるから「自分は間違っていないだろう」とか思ってしまうのに、歌で表現したいことは年々変化しながら強固になってきて「自分の歌がどこか変。だけど何が変なのかわからん」って悩みが出ていた。

そこで、この記事のタイトルにあるようにボイトレを受けたんだ。そしたらね、びっくりしたんだけど、「力みすぎだしお腹を全然使えてない」ってことがわかった。

歌声を最大限に響かせるには脱力とお腹の支えが必要らしい。僕の場合呪いが原因で、首や肩あたりに力が入っちゃっていて脱力ができていないうえに、お腹が使えていないから声が響きづらかったみたい。

けどさ、かれこれ8年くらいボイトレを受けてきたわけだよ。お腹を使うとか脱力するって一般的にも認知されていることだから、当然のようにできているんだと思ってた。

結構ねショックだった。長年練習してきたのにこんな基礎的なことができていないのかって。

歌を練習する時は「なんでこれをやるのか」って前提は大事ね。だって、僕は歌声の響きを練習していたはずなのに、いつの間にか「口の中を広げて口角を上げる」っていう練習をしていたんだもの。

長い長い前置きになってしまったけど、このnoteでは、ボイトレで教わったこととか感じたことを書いていこうかなと思います。誰かのためになったらそれはそれで良いんだけど、なにより自分の備忘のためなんだけどね。

あ、あと今の歌声も残しておきたいから歌も貼っておくね。ボイトレで声がどう変わっていくのかも楽しみにしていてくれよな🌚


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