推しが移籍した

推しが自由交渉に載った。レギュラーシーズン最終戦終了から、わずか5日のことだった。

移籍とは無縁だった私

私は7年間遠藤祐亮を応援している。つまり推しの自由交渉リスト掲載や移籍を経験せず、ここまで過ごしてきた。そんな私が今季は笠井康平という男に心惹かれた。目が離せないような人だった。
気づいたらありえない熱量で2人まとめて応援していた。2人が活躍すると嬉しさも2倍以上だった。来季も同じチームに2人ともいると思っていた。

だから、自由交渉リストに載るというLINEのメッセージは信じられなかった。その日から数日、彼がBREXのユニホーム姿でいる写真や動画が見れなかった。もうBREXのユニホームを着てコートを駆け回る姿は見れない現実を突きつけられてる気分がしたから。

未だに心がグッ……となります

「去るもの追わず」は嫌だった

グズグズと泣きながら7年間を振り返った時に、これまで何人もBREXから去る選手やスタッフを見送ってきたと思った。その際に、寂しさを感じながらもあくまでも私はBREXと遠藤祐亮が大好きだから、とその選手達の健闘を祈り、去るもの追わずの精神だった。そもそも私は人生観でも、去るもの追わずが基本だった。

けれども、笠井康平だけはそうしたら一生後悔する気がした。秘境に行こうが、日本の裏側に行こうがこの人をより近くで応援したい！という気持ちが勝った。BREXの笠井康平も好きだけど、バスケットボールプレーヤーの笠井康平が好きなことを自覚した。

この背中をもっともっと見たいと思ったんです

戦う準備

自由交渉リスト掲載から約1ヶ月後、彼が次に選んだ戦う場所がバンビシャス奈良である、と判明した。前述したが、私はBREXと遠藤祐亮をずっと応援してきた。だから、B2は未開の地であるうえ、他チームブースターになることは人生で初めてである。分からないことだらけの世界に飛び込むことはとても怖い。しかし、怖い思いをしたとしても、笠井康平のプレーを1秒でも多く見たい。だからチームを兼任してでも応援しようと思う。


来季は1秒で長く、自由気ままにコートを支配する姿や、噛みちぎるようなディフェンスを見たい。新米奈良ブースターとして、こへくんを全力で応援できるのが楽しみです！行くぞ、奈良！！行くぞB2の世界！！！！

新たな戦い、楽しみだぞー！！！！