EASL雑感【アジアと遠藤】
3/1水曜日、15時過ぎ。私は日環アリーナ前で照りつける日差しの中開場を待っていました。EASLを見るため、はるばる雀宮駅からシャトルバスに揺られ乗り込んできたのです。
行くにあたって
実のところEASLは、行く予定はありませんでした。開催が平日夜であったことや、ましてや就活解禁にあたる3月初めだったためです。
しかし、日本代表バーレーン戦を現地で観戦したことで気持ちが大きく変わりました。日本最高峰のプレーヤーが、世界を前に躍動する姿に感動したためです。
バスケってなんておもしろいんだ...!と再確認し、華のあるプレーに心がたぎりました。それと同時に、もしここに遠藤祐亮がいたら? と想像してしまいました。推しが世界と戦ったならば?どうなるんだろう?と。
※以下バーレーン戦関連の記事
創設からリーグ初年度優勝までがまとめられた『ブレックスストーリー』によると、遠藤がディフェンスを見出されたきっかけは国際試合だったそうです。特定の選手を守れず苦戦していたチーム。遠藤がマッチアップしたところ、その選手をうまく守れたといいます。
つまり国際試合は、遠藤祐亮という男のターニングポイントの1つと考えられるでしょう。そうならば、EASLも何かあるに違いない。そう考えたときには我が家にはPayPay!と快活な音が鳴り響いてました。(決済完了)
アジアのバスケ
印象に残った話を1つ。開場を待つにあたって、待機列で並んでいたところ、ある女性に話しかけられました。話を聞くには、韓国チーム(KGC)のファンだといいます。推しと見られる選手のお手製シールがパッケージに貼られたお菓子をくれました。国は違えど、大好きな選手のため、どこまでも行くファンはいることに嬉しくなりました。
そして、第1試合にKGCは登場。あえて海外チームの前情報を入れずにしていたため、ドキドキでコートを見つめていました。
第1Q、これが強烈な印象でした。ガンガンとアタック&外角を狙いまくるKGC。面白いぐらいに得点を積み重ねていきます。火力で圧倒していく姿に、鳥肌のあまり羽ばたいてしまうかと思いました。
また、KGCはベンチが印象的でした。いいプレーには全員で盛り上がり、タイムアウトでは皆で大騒ぎするほどに戻ってきたメンバーを労う。祭りのようなベンチで見ていて爽快でした!
1試合目で既に来てよかった!と思える満足した試合でした。
ブレックス【TNT戦】
第1試合に満足しつつも、その後のブレックスの試合前、私は怯えていました。予想よりアジアのレベルが高かったためです。それに加え、対戦相手のTNTのウォームアップにもビビっていました。もれなく全員体格のいい選手ばかりでした。遠藤は守れるのかな、と不安になりながらウォームアップを見つめていました。
そんな不安は、不毛でした。遠藤は体格のいい相手選手をしっかり守っていました。意図しないファウルしてしまうことはあったものの、お馴染みの密着ディフェンスで相手を圧倒していました。
そして、何よりオフェンス!第1Qからリーグの調子を継続するように、打ち続けていました。遠藤は第1Qから3本のスリーを決める大活躍。相手ベンチは、遠藤が決まる度にう〜んと唸る姿が垣間見られました。(ニヤニヤ)
本当に嬉しかったです。アジアという世界を相手に、遠藤が躍動する姿を見れたこと一生忘れないと思います。7年間応援してきた選手が、どんな相手であろうと自分のプレースタイルを全うして相手の驚異になる。こんなに嬉しいことはありません。
リーグ優勝や、ベスト5、ベストディフェンダー賞といった輝かしい記憶がありましたが、もっとスポットライトに当たってほしいと思っていました。特に、ディフェンダーとして活躍し始めたBリーグ初年度は忘れません。優勝の瞬間、同チームのトミー選手にボールを渡してしまうのでした。後に、「最後は自分じゃない方がいい」という意の言葉を述べていました。その頃から、遠藤祐亮はUnsung Heroという立場を、【自分から】選ばないでほしいと感じていました。
※ Unsung Heroを悪く言ってるわけではありません。遠藤祐亮はエースになってほしいとという意味合いです。むしろ私は縁の下の力持ち系プレーヤーは大好きであるし、尊敬に値します。
いつか世界を相手に活躍する姿を見れたらと思っていました。こんなオタクのわがままを叶えてくれた遠藤祐亮は、誇りです。ありがとう。応援してきて良かったと、何度も何度も試合中感じました。
また、笠井くんのプレータイムがあったことも嬉しかったです。長岡遠征の際に楽しみしていた笠井くんの白ユニ。残念ながらその二連戦ではお目にかかれず、涙を飲んで帰宅したのでした。そんな待望の白ユニで登場した笠井くん。儚さと強さを兼ね揃えたディズニープリンセスの如く素敵でした。
私が笠井康平という男に心を奪われ、好きになったきっかけは食いつくようなディフェンスとがむしゃらな姿勢です。(あとかわいすぎる顔)(ほんとうにかわいい)
そんな姿をこの日は何度も見られて嬉しかったです。とくにマッチアップ相手とまるで𝑲𝑰𝑺𝑺してしまうような距離まで張り付き、その後手をコートに着けてしまうほど体勢を崩しながらも視線は相手のまま、即座に立ち上がる姿には号泣してしまいました。インタビューや記事などで、プレータイムが貰えないものの真摯に努力する姿を何度も見てきました。だからこそ、報われてほしいのです。
この試合、シュートを試みる姿が何度もありました。残念ながら得点に結びつかなかったものの、これでいいんです。躊躇するより何億倍いいです。周りの席から心無い言葉が聞こえてきましたが、そんなの言わせておいていい。3億倍、私はあなたのプレーに拍手します。水曜日の笠井くんはココ最近で1番「笠井康平」でした。
おわりに
世界を相手に、推したちが戦う姿を見れた素晴らしい1日でした。行ってよかったです。今までの観戦の中で、トップクラスにいい思い出です。
アジアがジャパニーズミルクティーの脅威(遠藤祐亮)とジャパニーズキュートボーイ(笠井康平)の激しいディフェンスを知ってしまって何だか照れくさいです。世界が知っちゃったな〜〜〜〜〜!アタシの推しを!!!!!!!
アジア各国が、2人を欲しくなってしまったかもしれません。スカウティングしてるのだろうか?という過剰な妄想までしています。だが推しはやらん!!!とふんぞり返っております。
リーグ戦が俄然楽しみになる現地観戦でした。チームの勝利はもちろん、遠藤はスリーポイントランキング1位を狙って欲しい。本当に応援してきて良かったと思うと同時に、まだまだ応援し続けようと再確認しました。
余談
初めて痛バを作り、デビューをしました。顔面がハイブランドの男なので、痛バ初心者であってもそれっぽくなりました。ウーン、ラブリー!!!!!!!!
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