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アートについて、色々考えてみよう・その2

とある事情から、2023年4月まで、noteでの活動を休止していた私。

その理由を今明かせば、、noteでのちょっとした、軽微なトラブルだったのですけど、まあそれは置いといて、活動を復活させたいなと思ったきっかけは、「アート」について考えはじめたことでした。

いろんなことを、つらつら考えてきましたが、ひとつにまとめたいなと思い、ひとまずそれらへのリンクを、ひとつの記事にまとめておきます。

で、この記事上で、あれこれ悩みつつメモしたりしながら、「アートに関する記事まとめ・その2」という記事の執筆に備えようと思っています。

完成した記事は、「私のアート観」みたいなタイトルで、100円くらいで有料販売しようかなと思っていますが、いつ完成するやら(苦笑。


アートに関する記事まとめ

01.アートは三位一体(まとめ済)

・「人がいない山で木が倒れたとしても、その音は誰にも聞かれない」と言います。アートもそれと同じかも、という考え。①表現者、②記録者、③鑑賞者、の3つがそろわないと、アートは存在し得ない。ラスコー洞窟の壁画だって、再発見されるまではなかったも同然。ある意味量子論的な考えですが、その点この宇宙そのものが、ひょっとしたら何者かによって記録された「アート」なのかも。芸術は爆発だ。宇宙も爆発だ。(2024.3.14)

02.「描きたいもの」を見つけるということ(まとめ済)

・ここ1、2年、いろんな人の作品を鑑賞させていただいて、自分の中で「絵」というアートの存在意義が、ゲシュタルト崩壊していくのを感じていました。十年以上も前、「芸術なんて所詮自己満足」と、何の創作もやっていない人が皮肉っぽく語るのを聞いて以来、「そうではない、創作者しかわからない、創作者同士しか通じ合えない何かが、絶対にある」、と信じてきた私ですが、プロならまだしも、アマチュアとして絵を描いている人の多くが、「うまく描く」、「飾る」、「眺める」、「見てもらう」、「ほめてもらう」、という行為で満足してしまっているようだと、気づき始めてしまったのですよね。私がこれまで見てきた多くの作品、その多くがいわゆる「古典」と呼ばれ美術館に飾られている絵なのですけど、そこに私が感じていた「何か」が、アマチュアの作品にはあまり感じられません。それは何なのか? それは「描きたいもの」ではと、思い始めて書いたつぶやきだったように思います。その後、多くのプロの絵描きさんと話をすることで、その「描きたいもの」とはという、定義が少し明確になっていきました。(2024.3.14)
・絵がうまいのがプロではない。自分の絵について雄弁に語れる人がプロではない。そりゃあ、近代絵画というのは「説明可能」なものでないといけないと言われているけれども、説明できたからと言って何なのか。例えばアマチュアの絵描きさんが、趣味で描いた絵を説明してくださるのと何が違うのか。美大や芸大に通い、絵の歴史や知識を頭に詰め込んでいれば偉いのか。そうではないはずだ。プロの作品にだって、受け入れられるものとそうでないものがあり、そこで淘汰が行われる。それって一体何なのか。私がある絵を見て感じる「何か」を、別の人も同様に感じているのか。などという疑問も持っていたように思いますが、それらについても後日明確になっていきます。(2024.3.14)
・描きたいものが自然と浮かんできて、それを表現した作品に、理解してくれる人がいるのが理想。またそのような人が多ければ多いほど良い。いや、「良い」かどうかはともかく、その作品には商品としての価値が生まれる。と、いうのがNHKだかで放映されていた、バンクシーのドキュメンタリーを見て思ったこと。(2024.3.27)

03.芸術において重要なものは皮肉?(考え中)

・noteの「つぶやき」は、文字数に制限があるので言いたいことをすべて語れない。限られた文字数の中に、どれだけわかりやすく、より多くの思いや主張を詰め込むかが重要で、それは小説に限らず絵画もそう。ただし、1行当たりの情報量とか、1平方センチあたりの描き込み度とかだけで、語れるものではない。そこで重要なのが「アイロニー(皮肉)」とか、ダイコトミー(二項対立)など。これは物理で言うと共振とか干渉、相殺に似た現象と思われるが、これに読者の「思い」が衝突することによって、作品に閉じ込められていたエネルギーが、読者の脳内で連鎖反応を起こし、「感動」を与える。そんなあたかも核分裂反応のようなものが、起こせるものが「アイロニー」、そしてアーティストの「描きたいもの」なのではないだろうか。(2024.3.27)
・そもそも皮肉とは何だろう。2つの事象の、通常ではない取り合わせの生じる奇妙さ、こっけいさだろうか? だとしたらそれはロシアフォルマリズムの異化に近いものだろうか、と考えた所で、そういえばロシアフォルマリズムってちゃんと調べたことなかったなあと気付く。ちょっと調べてみよう(2024.4.3)
・ロシアフォルマリズムの異化の例。①言葉をいじる。「ロリータ」という小説における「メタモルフィーゼ」という造語、②多彩な言語に触れる体験。「フィネガンズ・ウェイク」という作品における多彩な言語で書かれたテキスト、③絵という記号の常識を変えるマグリットの「これはパイプではない」という注釈が書かれたパイプの絵、④絵の中の物理法則を変化させる。エッシャーの階段の絵、⑤視点を変えて世界を眺める。カフカの「変身」で人間から毒虫に変身する主人公、⑥既存のスタイルを大胆に破壊し再構築して独特の体験をさせる。小説家ジョルジュ・ペレックの作品。これらは「異化のためのステンシル」として絵画にも応用可能かも知れない。例えばお餅の表面にさらに餅の絵を描いて「餅に描かれた餅は餅か否か」なんていうのはどうだろう(2024.4.3)

04.作品を人に見てもらうことで、作者も客観的になれる?(考え中)

・「オーディエンス効果(観衆効果)」というのがある。人に見てもらうことで能力が底上げされる現象だ。例えばファッションモデルが、人に見られることによって綺麗になるというのがあるらしい。言葉であれこれ指摘しなくても、人から見られるだけで、自分を正確に客観視できるようになり、より高みを目指すためのモチベーション、動機付けになる。
・私はある時期から人の作品を本気では批評せず、ほめるべき点を探してコメントするようになった。しかし、ほめるべき点が一点もない作品が、ごくごくまれに存在する。その場合は口をつぐむべきだ。継続は力なり。そのうちその人が自分で気づく時が来るだろう(2024.4.3)

05.AIアートに芸術性を持たせるには(考え中)

・ここでなぜ村上氏の名前が出てきたのかというと、ある画家さんと、村上氏についての意見を交わしたから。「彼の何がいいのかわからない」と言った私に対して、その人が言ったのは、「彼のすごさはアートの流れにおける彼なりの一つの文脈を作ったこと」。ふーむ、そうなのかー。ドラえもんのかわいいキャラクターに「スーパーフラット」という名称を与えて世界に再販売しただけのような気がしますが。まあそれがアートにおける「発明」、「ビジネスチャンスの開拓」なのかも知れません。私の目指す所ではないんだけれども。(2024.4.3)
・で、アートを売り込むための芸術性や感性と言ったものが、そのような「発明」とか「ビジネスチャンスの開拓」であるのなら、それは「平均的なアウトプットしか出せない画像生成AIには無理」なのかも知れません。(2024.4.3)
・さらに、「絵で大切なのはマチエール」、とおっしゃられた超有名な画家さんがいらっしゃいます。なので画像生成AIはダメだ、アートとは認められないと。いや、それを言うならデジタルアートもマチエールないんですけどと言いたかったけど、たぶんデジタルアートも否定されると思ったので黙っときました。思うのだけど「絵における心」はマチエールだけに現れるものではないですね。マチエールを含む「意匠」こそが、人間にはあって画像生成AIにはないもの。これが正解なのでしょう。では意匠とは?(2024.4.3)

06.大衆の共感を得るためには、ある程度凡庸でなくてはならない?(考え中)

・人は自分に理解できないものを否定し、拒絶したがりますね。なので「売れる作品」を作りたいと思う場合、世の中の平均的レベルの人に、理解してもらえるなりに、作品の難易度を落としておかないと、芸術性が高すぎて、大衆には理解してもらえず購入にはつながらないということ。ただし大衆による購買は投資的な意味合いはないため、価格の急騰は見込めないでしょう。薄利多売を狙うなら、という条件付きですね(2024.4.3)
・投資家はともかく、大衆にアピールするためには他にはないストーリーが重要。なんのストーリーかというと、「その絵と、それを購入した私との奇跡的出会い」とか、「その絵で救われた私」、みたいな、購入者自身も登場するわかりやすいストーリーが必要。例えばレオナルド・ダ・ビンチのモナリザについて言えば、「モナリザ素敵......、なのでモナリザの絵はがきを購入しましょう」、とはならず、「ルーブルを訪れた記念に、有名なモナリザの、絵はがきを購入しましょう」となります。「ルーブルに訪れて出会ったモナリザ」、というストーリーですね。その場合、モナリザでなくても何でもいいのですが、そうではない、ある人にとっての「この絵でしかダメな理由」が存在すると破壊力抜群。なので世の中の動きをチェックし、より多くの人にアピールできそうな作品にする戦略を、考えることが重要なのですね(2024.4.3)

07.芸術で重要なのは「発明」、ただし芸術における発明は保護されない(考え中)

・またまた、とあるプロの画家さんに私の絵を見てもらうことが出来ました。画像生成AIの作品も見ていただいた所、「やりたいことはわかる」とのことでした。アートにおいて重要なは「意匠」。私の「意匠」を画像生成AIに表現させることが、可能なのだという感触が得られました。これは大発見。ただしその後、もっとわかりやすい作品をと考えたため、「画像生成AIでの意匠表現」は中断したまま、あれこれ忙しくなってしまったため現在に至る(2024.4.3)
・もう一つ、その人が語ってくださった言葉で、ものすごく共感し、身につまされる言葉ばあるのですが、あまりにその人のパーソナルな情報なのでここでは略(2024.4.3)
・このあとさらに「アートとは」と悩んでいく私ですが、ここまで何度か書いてきたように、「アートの本質とは意匠であり、その結果が作品である」というのが、現時点での私の「結論」です(2024.4.3)

08.絵と、彫刻や塑像の類似性・その1(考え中)

・「画像生成AIの作品には、人間の絵のような心がない」、「人間の作品にあって画像生成AIの作品にはないもの、それはマチエール」。と、複数の画家さんが話し合って合意に至ったのを聞いて、あーそうなんだと思い込んでいたこの頃の私。マチエールとはキャンバス上の筆の流れ、塗料の盛り上がり加減。そうか人間による絵画というのは、キャンバス上に構築された塗料による立体アートなのか……、と考えそれを強調するような「絵」を描くのは新しいだろうかと考え調べてみた所、すでに作品にして発表されている方がいてしょんぼり(2024.4.3)
・ふっと思ったのですが、「新しいかどうか」というのが、価値あるアートかどうかを示す、ひとつの指標なのかも。アール・ヌーボー以降のアール・ヌーボー(新しい芸術)ですね(2024.4.3)

09.絵と、彫刻や塑像の類似性・その2(考え中)

「モリモリ絵」についてさらに考えてのつぶやき。絵の具で紙の上にちっちゃな彫刻を作って作品にしたらどうだろうと空想していますが、普通に神粘土で形を作って絵の具で色付けした方が、簡単だし安価にきれいに作れそう(2024.4.3)

10.「アート観」を記事にまとめると販売可能か(考え中)

・何人もの画家さんと会話する機会を得て、ガラガラと変化して行っていた私の「アート観」。私としては目から鱗の情報が多かったのですけれど、まあそれは私がこれまで絵を独学で学んできたからだろうかとも思いつつ、つぶやいてみたもの。wsdさんから「需要ありそう」とのコメントをいただいて、勇気づけられました(2024.4.3)

11.「アート」に関する考察を記事にまとめてみた

・とりあえずこの時点での考えを、無料記事にまとめてみましたね。この記事の内容と、いただいたコメントをあわせて情報を抽出したいと思っていますが、今日はこの辺にしておきましょう(2024.4.3)

12.画像生成AIのプロンプトをシード値とともに販売(考え中)

・以前はこんなつたないことを考えていたのか、とびっくりして日付を見たら、約10か月前。この後noteではない別の場所で、生成させた画像を色々公開していた所、英語で「この絵を生成させたプロンプトを購入することは可能ですか?」との問い合わせあり。あまり品質のよくない(いい絵が生成される確率が低い)プロンプトだったので、お断りさせていただいた。そもそもプロンプト購入者が期待するのは、そのプロンプトを使って無限の画像を生成させて楽しむことだろうし、またそれ以前に、同じStable Diffusion 2.1の環境だって、学習モデルが違えば全然違う絵になってしまう可能性が高い(AIモデルのバタフライ効果)。なのでプロンプトとシード値を合わせて販売することには、全くとまでは言わないけれど、あまり意味がないことだった。(2024.3.27)

13.アートおける「作家性」、「タレント性」

14.「私のアートの定義が固まってきた」と思い込んでいた私

15.構図について参考になる本のご紹介

16.「君たちはどう生きるか」を見に行くべきか

17.絵というものは極めていくと何を使っても同じになるのでは

18.「君たちはどう生きるか」を見てきた

19.エアブラシという最終兵器を手にいれた!

20.アートの方向性、①発明家、②探求者

21.おすすめの本ご紹介2「モナリザの秘密 目からウロコの鑑賞術26章」

22.アートに財力は不可欠?

23.プレバトを見ていてずっと不満だったことをぶちまけた

24.「アート」、「芸術」、「美術」について混乱し始めている私

25.混乱から正気に戻りつつある私

26.「アート」の日本語訳が「芸術」「美術」の2つあることに気づいた私

27.「アートとは芸術」という前提で、わかった気になってしまった私(汗

28.人様の作品を批評することの是非

29.「破壊的アート」には2種類ある

30.アートにおける「文脈」

31.小説に適した文字数

32.ガラクタとは

33.贋作の是非


34.大切なのは、購入する人の「物語」


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