2018年ヴラッドセミナー@東京
ブラッドセミナー東京
今回(2018年)の印象は、というか2年前もそうだけど、ワークの数がとても多かったです。
復習として、システマ東京の練習に来ると、色んなインストラクターのクラスがあるので、人それぞれの感じ方がリードに表れていてとても面白い。
印象を受けたワークも違うし、シェアする内容や方法ももちろん違う。
実際、「そういえばこんなのやったなー」ってことばっかりで、全然覚えてないんだなって思います。
毎度のことながら。
今回のセミナーのテーマは
Awareness, speed, power
最初にやったワークは、集団の中から1人決め、他のワークをやりながらもその人の事を意識し続ける。というもの。
総勢150人くらいだとその人に気づかれないようにするのは難しくないけれども、常に一人の人を意識し続けるのは難しい。他のワークに集中し過ぎたりすると、すぐに見失ってしまいます。
また、気づかれにくいということはつまり、気づきにくい、ということです。渋谷や新宿で目をつけられても容易には気づけないんだなと、改めて怖さを感じます。
実際何かのワークをやっている時に、いつのまにかブラッドが横にいて、驚きました。
どれくらいそこにいたんだろうか。。。
あっ、今死んでたなっていう感じです。
ブラッドも苦笑い。
今回のセミナーでは、ブラッドの意識が広く行き渡っている様を感じました。今の一件もそうだけど、キックのワークで2対1をやっている時、ボコボコに蹴られまくって、全然上手くいかんなぁと思ってると、”not bad” とブラッドに言われ、「そのまま続けて」と言われたので、へこたれずにワークに取り組めました。
また、ちょいちょい”good”と声をかけてもらえたりもしたので、改めてあの人数の参加者を把握してるっていうのは凄いなぁと思った。声かけてもらえると、気にかけてもらえている感じがして、やる気にもなるのです。
今回はちゃっかりデモにも呼んでいただけまして。何よりビックリしたのはブラッドの身体です。
デモの内容は、首に当てられたナイフを肩の動きで避けるっていうワークだったのですが、ブラッドの首に触った瞬間、人間の身体ってこんな風になるの???っていう触感でした。
ブラッドはなかなか触れる機会がないので、しっかり触れたのはその一回のみ。
どんな感触って言われても分からないけれども、やっぱフィジカルが大事なんだなと再認識した瞬間だった。
ブラッドはデモの中で凄い動きとか、アンコンタクトワークとかもやってるけど、ああいうのは身体がしっかりしてこそのものなんだろうなと勝手に思ったりもしました。
自分がフィジカル至上主義だからなのかもしれんが。
どうやったらああいう身体になれんだろうか。
ちなみに、今回一番印象に残ったワークは、ストライクの練習で、1、2と打ってくる相手に対して、1と2の間に相手にストライクを当てるというワーク。
タイミングだけで、軽いストライクでも簡単に崩せる。
これぞ、”timing beats speed” ってやつか、と密かに楽しんでいました。
その後のデモで、相手が1発目を打ってきた時に身体は避けるけれども、拳は相手のエリアに入れておくというのを説明していました。
これがユーチューブでよく言ってる “the fist is already here” っていうのの1つなんだなーと納得。
Speedとpowerに関してはほとんど説明なかったわりに、timingとprecisionに関してはしっかりワークやってたから、なんかタイトル違くてもいいんじゃあないかと思ったりしました。とはいえ、タイトル関係ないのはいつものことか。
僕はわりと考えてますよ。