2019ザイコセミナー@大阪

大阪のザイコセミナー(2019/2/2-3)。とても面白かったです。 

ザイコのセミナーは言葉で捉えると結構訳が分からなくなることが多いんですが、実際に体験してみると説得力があり今までの認識がガラッと変わると思うのでセミナーに参加できる方はぜひ行って欲しいと思います。

ただ、ブログでやらないといけないことは、その感覚をいかに言葉で説明できるのかだと思うので、ちょっと頑張ってみたいと思います。

今回金曜の特別クラスと土日のセミナーに参加しました。 

金曜の特別クラスでは呼吸を感覚機能の一つとして使えるようにするというものでした。水曜日(2月6日)の東京の特別クラスでも同じような内容でした。

まず初めに思いっきり呼吸をします。深呼吸の感じで自分の呼吸の自由さを感じます。十分に感じられたところで、二人一組になり少し触れてもらいます。その時に自分の呼吸がいかに制限されているのかを感じ、もとの呼吸の自由度に戻していきます。

 

普段の生活の中でも呼吸の自由度が頻繁に制限されています。ただ、これ自体では大抵の人は気が付かずに過ごしてしまっています。なので、フィジカル的な接触が起こってから、それをフィジカル的に処理しなくてはいけない。そうすると身体が大きい人、力が強い人、スピードが速い人とやった時にやられてしまうことになる。それはしたくないので、呼吸のレベルで処理できるようにする。実際にザイコと組んでみると、離れた位置からすでにコントロールされてしまっていて、接触の時点では自分の選択で動いていないような感じでした。しかし、自分の動きが押したり、引いたりされることによって制限をかけられているわけではないので嫌な感じなどはありません。ザイコの言っていた「自由」と「選択の自由」の違いを感じました。

金曜日のワークではひねられたり、押されたりするところから回復するというものでしたが、水曜日には相手の思考や意図の変化を感じて快適な位置に動くというところまでやりました。

東京のセミナーでもやるそうです。

 

そしてザイコのストライクセミナー。

 

いきなりのスタティックプッシュアップから始まります。(プッシュアップの姿勢をキープすること、プランクに似ている)まず、このワークである程度疲れることが大事です。そこから、パートナーがストライクすることによってその人を助ける。回復させる。それを最初は二人一組で行い、次に四人一組で3人がスタティックしているのを一人が回復させていく。そして、その次に二人一組に戻り、パートナーは遠くから見ていて、30秒に一回だけストライクを打ちに行って回復させる。この時に強調していたのは、正確性。自分に迷いが出ているうちはストライクを打たないことです。

 

ストライクが打てるのは30秒に一回かもしれないし、1分に一回かもしれないし、半日に一回かもしれない。もしかしたら、一生に一回かもしれない。この時はスタティックプッシュアップをしている人を助ける話だったので、みんな笑っていましたが、実際にこれは現実にあり得る話です。あえてシステマのクラスに限定していうと、初めてクラスに来た人がまた来てくれるかはわからないわけで、その人にとってはそのクラスが人生で最初で最後のチャンスかもしれない。その人にどうストライクを打つのか。

スタティックをやっているときには辛いのはワークしている方で、パートナーは特に辛くはない。なので余裕があるほうが助ける。シンプルです。 

そして最後はスタティックしている人のそばにいることによって助ける。居場所とプレゼンス(いること)のみによってその人を助けるというものです。この時にはかなり疲れていることが大事です。

 

ちなみにここまでで2時間程度。一人1時間くらいはやっています。あまりスタティックが得意でない人も少しずつ姿勢がよくなるなど、楽にできるようになってくるのが見て取れたのがとても面白かったです。

 

 

その助ける側の感じをもって今度はストライクを打たれます。もちろん打つ側も同じ感じで打たなくてはいけません。打つ方は連続で50回くらい打ちます。(目安)もちろんこの時に自分が打ちたいように好き勝手打つのではなく、さっきのように相手のことを考えて打ちます。そして打たれる側。こちらもさっきやった助ける側の感覚で相手を観ます。そして、10回打たれる間、息を吸って、また10回打たれる間、息を吐きます。我慢して耐えるのではなく、相手を助けるように受けます。

 

その次に同じワークをしている中で、相手が強く打ちたくなるように自分の状態を変え、そこから相手の打ち気をなくさせるように状態を変えます。

 

その次に相手に打たせておいて、ストライクがどこから来てるのかを見極め、そこに届くようにストライクを打ちます。この時も、「自分に迷いがあるなら打たない方がいい」と言っていました。

そこからエクスターナルのストライクとインターナルに響かせるストライクの違いをやりました。エクスターナルのバリアとぶつかるのではなく、内側にのみ響かせるストライク。

日曜(2日目)のデモ中にドアをノックするのではなく、中に入って中の人とビールを飲むという感じと言っていました。ここら辺の比喩は実際になんとなくの感じを掴めたときにわかるものだと思うので、やる前から言葉に踊らされるのではなく、はじめはまあそんなもんかっていうくらいでいいのではないかと思います。

 

この時も、もちろん相手のことを観ることが大切です。エクスターナルのストライクはいくら強くなっても壊すことしかできない、例えばジョイントブレイクという言葉があるように、ジョイントに対してエクスターナルに働きかけているだけでは、相手を壊して敵を作ることしかできない。敵を作るのはやめなさいと言っていました。

 

このインターナルに打つワークから2日目は始まりました。初めの30分くらいはずっとデモです。

 

この時に言っていたのが、自分がどう打つのか、どのくらい強く打てるのかではなく、相手にどう影響するのかが大事ということです。また、周りの人にどう見えるのかを気にするのではなく、打つ人が自分をどう感じるかが大事とも言っていました。

 

この日はそこから、相手に活力を与えるストライク、相手の活力を奪うストライク、ストライクによる方向付けをやりました。この辺は応用なのでこういうこともできるよというものです。

 

そして食後(前日は休憩なしでした)、うつぶせに寝てる相手にストライクを打つことでマッサージをするというワーク。今回学んだことをすべて使ってやるというものです。

これをやった時にようやく非破壊のストライクを理解できたような気がします。

取り急ぎワークの振り返りです。感想等は東京セミナーが終わってからに載っています。

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