2022年 ワダデミー賞 ブックス部門
2023年いかがお過ごしでしょうか。
夜中にふと手に取ったジョジョの7部4巻に、ツェペリ家が鉄球の回転に「穏やかさ」を求めていると描かれていて、改めて荒木先生からシステマの匂い感じた年明けでした。
年末から2017年のモスクワでのインターナショナルセミナーの動画を振り返っています。ワークとしては富士山でやったワークですが、自分が初めてモスクワに行ったタイミングであるからか、色んなワークの原点になるような気がし、最近のミカエルのワークとの繋がりも感じるので何度も見直しています。
ミカエルとセルゲイのシャシュカワーク、大好きなshattering strikeの2つの動画、(下にリンク貼っておきます)との繋がりも見えてきて、今年の目標のストライクもこれで向上しないかなぁと淡い期待を抱いています。
以下リンク
・Shattering Strikes
https://www.youtube.com/watch?v=URszaOM5Tko
・ミカエルとセルゲイのシャシュカ
https://www.youtube.com/watch?v=6nJRIopPctU&list=PLthJoXp9shJo1MWVF1VYvrXbCsZ0h75lj&index=2
さて、それではワダデミー賞 ブックス部門の発表です。
この前書き忘れましたが、22年は映画136本、本109冊でした。
最近どこにそんな時間あるのか聞かれましたが、僕にもよくわかりません。
そんなこんなでもとりあえず達成できているので、23年もとりあえず100本・100冊を目標に行こうとは思っています。
【マンガ部門】
「異世界おじさん 殆ど死んでいる/著」
異世界転生系が飽和しかけている中で、新たな視点で描かれるギャグマンガ。
ストーリーの発想だけでたまらなく面白く、思い出として語られる異世界事情が、変えようのない過去であるからこそ笑えるようになっています。セガネタが多くてイマイチ分からないのが世代的に残念ですが、それはそれとして面白いのでOKです。
まだ8巻までしか出ていないので、未見の人は今のうちに是非。
アニメも始まるようです。
【小説部門】
「イクサガミ 今村翔吾/著」
小説部門は迷いましたが、今年の上半期読みに読みまくった今村翔吾さんの作品から選びました。時代小説は若手には人気が少ないようですが、言葉遣いや雰囲気も現代に近く読みやすいので、時代小説をあまり読まない方にも是非読んでいただきたいです。
「イクサガミ」「塞翁の楯」「くらまし屋稼業」「羽州ぼろ鳶組」どれもが面白いので、どこからオススメしたらよいのか分かりませんが、迷われる方は直木賞受賞作の「塞翁の楯」はいかがでしょうか。長いなと思われる方は僕がジャケ買いして今村翔吾さんにはまるきっかけになった「イクサガミ」がいいのではないかと思います。
【映画関連部門】
「この1本! 超人気シリーズ、ひとつだけ見るならコレ 馬場康夫/著」
ノミネートに入れるはずが完全に忘れてしまっていました。すいません。
男はつらいよシリーズからマーベルシリーズまで様々なシリーズについて語りつつ、時間のないこの時代にそのうち1本見るならどれか、を紹介する1冊。
早送りではなく厳選してみることを謳うこの本は、時代のニーズを違う視点で紹介してくれており視点の秀逸さもさることながら、それぞれのシリーズや監督についても深く書かれているので、映画を観る前の1冊としてだけでなく単純に読み物としても楽しめます。
【エッセイ・その他部門】
「会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション 三木那由他/著」
会話に置いて約束事を形成することをコミュニケーション、互いに相手の心理や行動を自分の望む方向へと変化させようとすることをマニピュレーションとし、漫画や小説を題材に会話を哲学していく1冊。
ストーリーが関係性から生まれる以上、会話を哲学することで漫画・小説・映画、そして現実。それらの背景、意味の読み解きが進んでいく。
今までなんとなく習慣や過去の事例として納得していた事柄を1段深い位置か読解できて、周りの景色を鮮明にしてくれた1冊でした。
以上。ワダデミー賞 ブックス部門の発表でした。
今年も皆さんが良い映画と良い本に出会えますように。
では、また。
「スティール・ボール・ラン 荒木飛呂彦/著」
「異世界おじさん 殆ど死んでいる/著」
「イクサガミ 今村翔吾/著」
「塞翁の楯 今村翔吾/著」
「くらまし屋稼業 今村翔吾/著」
「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組 今村翔吾/著」
「この1本! 超人気シリーズ、ひとつだけ見るならコレ 馬場康夫/著」
「会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション 三木那由他/著」