見出し画像

裁判傍聴デートめっちゃ良くない??

今日一限から公共の授業があった。
定期テストが終わったので、これから新しい章に入るのだそうだ。
テーマは「司法」
正直あんまり興味が持てない内容だなと思った。

裁判といえば、袴田氏の無罪判決が下されたとか
ニュースで報道されるような遠い出来事だなぁとしか思わないし、生きてきて法で裁かれたことなどなかったからだ。

しかし、わたしには特技がある。
なんでも興味の持てる方向に持っていくことだ。
早速意気揚々と教科書ではなく、資料集を開く。


授業は裁判員裁判のページをなぞっていた。
なるほど裁判員は有権者の中から抽選で選ばれると。

選ばれる確率相当低いんじゃない??
何人に1人くらいなんだろ。

Googleせんせ〜い!!

え約20000人に1人!?!?
当選したら海外旅行全キャンセルしてでも行くわ。
中途半端は嫌なのでみっちり勉強してから。


裁判員と陪審員て何が違うんだろ。

Googleせんせ〜い!!

昔は日本も陪審員制度だったけど今は裁判員制度なのね。
陪審員は有罪無罪かだけを決める役割だったけど、
裁判員は刑まで決めれるのか。
陪審員は原則全会一致だけど裁判員は多数決、と…

あ、そういえば陪審員て英語で“jury”だけど、
陪審員のジュリーさんの登場です!って言いたい時は
Here! We are welcoming a jury, Ms.Jury!!
になってやたらとジュリジュリしちゃうなあ。

とか考えてたら「はいじゃーぁここ! Saraさん」
と聞こえてきた。
ぼーっとしてる時に限って当てられるのって割とガチなんですね(苦笑)

「法曹三者ってなんだか答えられますかぁ?」
という質問に答えられてしまう自分に鼻高々になりかけて、でもちょっとそれはダサいなぁ、どういう声のトーンで答えよう、とか色々ぐるぐる考えたのち。
「えーと、弁護士、検察官、、、裁判官!」
と敢えてリズムを崩し、且つ一番最初に出てきそうな裁判官を後ろに持ってくることで、ウザさを軽減させる効果を大いに期待した。

実際皆がどう感じたかは分からなかったけどね。


そして発表というわたしのクラスでは比較的ビッグなイベントを経て、ひと段落ついたので再びnonsenseばかばかしい思考に戻りかけたそのとき…

思考の神様が舞い降りてきてくたのだろうか。
「裁判傍聴デートって過去最高に面白いのでは?」
というアイデアが表現の正にそのおとーりに降ってきたのである。

思わず腰が椅子から離れてしまいそうになるほどの衝撃を受け、興奮のあまり目はギンギンになっていたことでしょう。

わたしの記憶力は消しゴムのカスぐらい使い物にならないので、忘れないようにテキトーに開いた資料集のページの片隅に、雑に、そして何故か濃く「裁判傍聴デート」と拵えた。

ここが学校じゃなければ、浮力の原理を発見したアルキメデスのように、裸で「エウレカ!エウレカ!」と言いながら街を疾走したいものでした。

それほどのAha!体験をしたってことです。
これだ!絶対にこれしかない!っていう。


そしてそしてデートと聞いたら次に考えることは好きな人のことじゃないですかぁ。

止まらない裁判傍聴デートの妄想にどっぷりというよりかは、ねーーっとりと浸り、授業の後半はキラキラした目で先生を見つめながらも、この授業は実はZOOMで行われていて、先生の音声がミュートになってたんじゃないかと疑うほど話を聞いていませんでした。アハハ^_^

裁判傍聴後2人で熱い議論を交わすかと思うと…!

あぁ、口角の上昇を制御できません!!

できることなら好きな人の脳内をかっぽじって、
考えてることを全部知りたいんですけど。
そんなことは不可能なので、こんな感じで思考を共有する時間がわたしにとってはとても大事なんです。

脳でセックスしてるようなものなので。


おそらく、いや、まず間違いなく今日の公共の授業で最も多動だったのはこのわたしでしょう。

あんなに静かな教室に居たのに、わたしの脳内はやかましすぎました。

裁判傍聴デートはいつかやってみたいと思います。
でもさすがに初デートでは控えましょうか。

あと、裁判内容も考えないといけないですね。
カップルの殺人事件だとかでは、気まずくて話せなくなっちゃうのでね。

おわり

いいなと思ったら応援しよう!