見出し画像

JKのLA旅行記③

※見出し画像 現地のレトロな映画館の壁画

前回の記事はこちらから↑

こんにちは、そしてお待たせしました!
③といっても2日目の午後からのスタートです。
今回はかなりボリュームのある記事になっています。ぜひ最後まで読んでください。


私たちはGamble Houseを後にし、お腹が空いたなぁと近くのショッピング街を走っていました。
ホストマザーが「これからランチよ〜!」と揚々と話すので、私はつい車内にかかっていたマイリーサイラスの”Party in the USA”に身体を揺らしながらHooo--!!と叫んでしまいました。恥ずっ。
実はお昼ご飯の内容は既に知っていました。

それはあのオオタニさんも大好きな南西部地域限定の大人気ハンバーガーチェーン”In ‘n’ out”!!
読み方は「いnななぅ」です。
通り沿いから店の窓を覗くと、お客さんでいっぱい。ホストシスターが前に貰ったというドリンク一杯無料チケットを持って入店すると鼻中香ばしい油の匂いで満たされました。想像していたアメリカの匂いそのまんま。真っ赤なタイル張りの店内は正真正銘アメリカン・ダイナー。

私はレギュラーバーガーを注文。1個$6ほど。
ホストファミリーは全員チーズバーガーを頼んでいました。頼んでからやっぱ私もチーズ欲しかったわ、と少し後悔。サイドにミルクシェイクとアニマルスタイルフライこと、みじん切りにされたきつね色の玉ねぎとチーズの背徳感たっぷりソースがかかったフライは絶対外せないらしい。
一緒にIn’n’outの帽子を人数分もらって、ハンサムなレジ店員さんが「Enjoy!!」と一声。
やばい。note書いてるだけなのに涎が、、、

あぁもう一回食べたい、、

ミルクシェイクは日本のマク○ナルドのものより
ずっと滑らかでもう少しクリーミーかつ濃厚。
でも甘すぎなくて、とても気に入りました。
むしろこっちの方が好きかも。ホストシスターはポテトにつけて食べてました。いますよね、日本にもディッパーが。

写真奥にピンク色の飲み物が写っていますがこれはピンクレモネードでこちらも同様甘すぎなくて美味しかったです。ロサンゼルス周辺は美味しいレモネードで有名なんですよね。
実は裏話があって。ホストシスターがフリードリンクで3回位ドリンクバーを往復してみんなのカップにレモネードを分配していました笑。賢い。

肝心のバーガーなんですが、めちゃくちゃ美味しかった!野菜がフレッシュでみずみずしく、バンズはふわっふわ、パティはアツアツで最高に肉肉しい!ソースは少しスパイシーですっぱいのが全てにおいてベストマッチ。完璧とはまさにこのことなのでしょう。星5中星5です。堂々満点です。
食べようと大口を開けてもバンズまで届かないんですよね。危うく顎が外れて高額な医療費請求されてブルー1色の気分で帰国するところでした。

アニマルスタイルフライはソースのチーズが冷めた時すぐに固まってしまうところが少し残念だったけど、見た目通りの中毒性の高い味で、文字通りポテトを食べる手が止まりませんでした。
カロリー爆弾以外の何でもない食事でしたが、
気がづいたら4人で2パックを完食していました。
アメリカのファストフード、オソロシヤ。
実際に店員さんも着けている帽子をかぶって心からエンジョイしていたのは店内で私たちだけでしたが、帽子の分だけもっと美味しく感じました。

お腹が満たされた後、私がずっと行きたいと思っていた”Sephora”に連れて行ってもらうことに!
このために私は半年間コスメを買うのを控えていたんです。我慢した甲斐アリアリでした。
着いたのは大きなモールで、沢山の人で賑わっていました。近所にSephoraあるけど大きい方が良いよね、とホストシスターがわざわざ助言してくれたみたい。最高にわかってる、ありがとう^_^

広すぎなモール
60’のようなレトロな雰囲気
セフォーラ

夢だったSephora、重いガラス扉を押して入ると
LAのティーンエイジャー達が露出の多い服を着て
頭にサングラスをかけて早口で話しながらショッピングをしていました。皆選ぶ目がガチでした。
私はずっと狙っていたリップオイルがあったので一目散にそこへ向かいました。途中、美容部員さんと真剣に相談している素敵なお化粧をした男性がいて、なんだか嬉しくなりました。

お目当てのオイルをゲットして、レジに並んでいる最中、誘惑が押し寄せたのです。
“Gimme more brow!”と訴えるパッケージに小さい銀色の本体。そんなに眉毛ねだられても。笑
ブロージェルといって、最近のティーンエイジャーの間で”バズってる”眉毛をたくしあげて固めるコスメらしい。しかも色付き。ほしい。
流行ってるからとかじゃなくて眉毛を進化させたい。愛用しているキャンメイクのアイブローが使いかけだというのに、視線は瞬間的に値札に移ってしまった。

が、値段は当然可愛くありませんでした。$16。
いけません。ここで$を¥換算しては絶対にいけません。換算した瞬間に私の敗北が決まります。
意を決してスモールサイズを手に取って、絶対に元に戻さないぞ。と心に決めます。私は今猛烈にbenefit(ブランド名)製の眉毛を生やしたい。
自然栽培で。普段のペンシルアイブロー無しで。
たくしあげた眉毛は雨にも誰にも下げさせない!と。

結局どちらも買ってしまい、合計驚異の$54。
円安のバカ。今後1年はコスメ買いません。
お父さん、お母さん、ごめんなさい。
勉強頑張ります。

ウィンドウショッピングを終えた私たちは少し早めの夜ご飯を食べに行きます。
場所はモールの一階のメキシコ料理店。
南カリフォルニアはメキシコとの国境が近いこともあり、移民が多いので、美味しいメキシコ料理屋が多いんだそう。
うわぁ、こういうとこって高いんだよなぁと思いながらメニューに目を通すと値段よりもスペイン語で書かれていたことに驚いた。
実はスペイン語を独学している私は単語力を試すことができました。まさかのアメリカで。
わかった単語達は、
pulpo-タコ pollo-鶏肉 sopa-スープ pez-魚
vino-ワイン arroz-米 ensalada-サラダ
くらいでしたね。
polloのタコスを2個とナチョスを注文しました。
2個頼むとarrozのセットになるらしい。

人生初・タコスde pollo

メキシコ料理ということもあって辛いのかなぁと
心配していましたが、意外にもぺろっと食べてしまいました。隅にあるライムをかけると酸っぱ辛くなってより美味しくなるんです。
ほぼ本場の人生初・タコスは絶品でした。

食事を終えて、後々観戦しにいく、ドジャースの
ファンショップで買い物をしたり、大手スーパーの”ターゲット”に行ってお土産を選んだりしました。ターゲットのカートは重すぎました。
衣料品コーナーに行くと、目を見張るほどのカラフルな服たちがお出迎え。そのお値段にも露出度にも終始おったまげでした。
プロム用のドレスコーナーは思わず私の中の乙女心が疼いてしまう眩ゆさがあり、女の子の夢が詰まっていて見惚れてしまいました。
ホストシスターはまさにドレスを選んでいる最中で、こういうコーナーがあると、家族と一緒に選ぶんだそう。いいドレスに出会えるといいね。

色ごとに分かれているドレスたち
モールで見つけたアメリカンなクッキーたち

この後、買い物を終えて時刻は午後7時頃。
日が暮れ始めの、逢魔が時。
道中、ミュージカル、ラ・ラ・ランドの曲を流しながらそのロケ地、Griffith Observatory(グリフィス天文台)に向かうことに。
が、しかし、ここから1時間近くかかってしまい、ゴールデンアワーに間に合わないことが判明したため急遽、ラ・ラ・ランドのあの有名なダンスを踊った丘のロケ地へ。

ホストファザーがハンドルを握り、ラ・ラ・ランドのテーマソングを流して気分は高揚。
丘を登っていくと何やら見覚えのある景色が、、
本当のラ・ラ・ランドのロケ地に来てしまった。
遠くにはぼうっと日が灯った山々が連なり、目を凝らせばHOLLYWOODサインが見えました。
ロサンゼルスがロケ地の宝庫なのは、これだけ景色が綺麗で、大都会の中に言わんばかりの寂寥を感じるからなんだろうなと考えながら、少し車酔いしました。

実は右側にグリフィス天文台が。
左の山のHOLLYWOODサイン、見えますか?

丘のてっぺんまで来ると、人々が一方を向いて談笑している様子が見えました。
レジャーシートをお尻にひいて、皆身を寄せ合ったり、写真を撮りあったり、キスをしていたり。
仰向けになって哲学的な話をしているカップル。
景色に似合わない声でジョークに笑うグループ。
専門的なカメラを真剣に構えチャンスを伺う人。
スマホいじって自分の世界に入っている女の子。
片手にスナックを頬張りながら惚気てる男の子。
何も喋らず夜景を見つめたままじっとする家族。
そして、ラ・ラ・ランドごっこで忙しい私たち。
肌寒い夜なのに、垣間見える人間のコアに心が温まって、なぜか日本にいる家族が恋しくなった。

LAの夜景 日本と違う良さがある

到着時間が日没ぴったりで、「エモい」という言葉だけで形容しきないほどの景色にうっとり。
ラ・ラ・ランドのようにこの地で夢を追っている人もこの光の一部となっているのを考えると、
自然と私も夢に向かって頑張らなきゃという前向きな気持ちになることができました。この旅で1番目に焼きついた情景です。これからもずっと忘れないと思います。

日没を見届けると帰路に着きます。
長い長い1日が終わって、眠りにつきます。
明日は朝早くからディズニーランドに行く予定。
次回はディズニーランド編から最終日まで、まとめてお届けします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!