二宮和也と5人のテレビ局員
フォロワーさんからアンサーをいただきました。
ありがたいですね。こんなんなんぼあってもいいですからね。
アンサーが来るとは思わなかったので嬉しいです。忙しいのは承知ですが飲みにいきたいです(もちろんノンアルでも良いですが)
そして気になるニュースが入りました。
「ニノさん」がゴールデンタイム(全国放送とは言ってない)に昇格するようです。このご時世では珍しいですね。
「ハマダ歌謡祭」「それスノ」「金スマ」「Mステ」とジャニーズ系のバラエティが大量にある中、金曜日にもう一つジャニーズ系バラエティが増えるわけで同時に戸惑いもあります。
2020年からの「ニノさん」は「嵐にしやがれ」で二宮企画担当ディレクターであった石﨑史郎さん(イッテQのイモトアヤコ企画でお馴染みで、イモトの旦那様)演出のもと続いています。ニノさんの興味関心に合わせて時計の針を動かしてトークするみたいなのでやってたけど、リニューアル直後にコロナ禍入ったり色々経て、今は結構ユルい番組になっているような。
今回は、そんな史郎さんの番組になる前の「ニノさん」を振り返りたいです。
トライアル番組だった
0じ59ふん!、AKB系列の番組が放送されがちな時間帯で始まった、初回放送時(2013年4月)のプレスリリースにはこのように書かれています。
「反響が大きかったもの」がレギュラー放送されていたら、「ニノさん」という番組は今はないはずと気付くと思います。そのようなレギュラー放送はしていませんでした。
一方予定通り全10回、1クールで終わります。
2013年10月から、反響の大きかった企画がレギュラー放送されるはずが、
引き続きトライアル番組を続けます。ここから2020年3月まで7年間。
日曜昼に移ってからは2週交代で企画が変わる水曜NEXT!スタイルになります。
ありきたりでないものを魅せていた豪華ディレクター陣
ここで、トライアル番組時代のニノさんを担当していたディレクターを紹介しながら番組を振り返ります。
まずは立ち上げ当時から。(カッコ内は他に担当していた番組)
上利竜太氏(深イイ、しゃべくり、0時の森など)
「5人の男と5人の男が知らない女」「二宮さん、いらっしゃい」など。ゲストから話を聞く系の企画が多かったです。のちに「まねきケチャ」で有名になるツインテール協会も特集されていました。
内田秀実氏(ノンレムの窓、あなたの番ですなど)
「日本ZOUGEN研究所」「悲しみランキング」など。 「悲しみ-」では「顔がざんねんな女性声優」として話題の声優さんにニノが優しい言葉をかけたなどで話題になりました。嵐「旅は続くよ」をテーマソングにして流していました。
那須太輔氏(シューイチ、嵐にしやがれ・相葉企画など)
「お休みのところスミマセン。」「全人類サミット」など。LINE上でプライベートの芸能人に絡みに行くという当時は先鋭的なリモート企画をやられていたのが面白かったです。
宮森宏樹氏(ウチのガヤがすみません、ひと目で分かる!!など)
「ニノミファソラシド」「ファン謝面談」など。他のDよりもキラキラしたセットが多かった記憶があります。宮森氏はTHE Wを「もちろんめちゃくちゃ面白い」賞レースかられっきとした大会に改革した功労者です。
橋本和明氏(有吉の壁、有吉ゼミ、マツコ会議など)
「ニノさんちのザンネンな夜」「1年生になったら」など。有吉ゼミ同様の演出が施されたVTR企画のほか、街録のVTRからゆるく雑談を広げるダウナーな企画をシリーズでやられていました。
「有吉の壁」で桐谷蝶々さんがナレーションなのは、「壁」を始まるちょい前にニノさんのユル企画を担当していた名残だとも思われます。
世代交代、そしてレジェンドディレクター
2015年秋からはテコ入れ(スタッフのキャリアアップ)により、新たなディレクターが参入して少し展開が変わります。ここからは作風の解説は割愛します。すいません
藤森真実氏(メレンゲの気持ち、ハコヅメなど)
井上尚也氏(アナザースカイ、MUSIC DAYなど)
川口信洋氏(カズレーザーと学ぶ。など)
市川隆氏(行列のできる相談所など)
吉川真一朗氏(THE W、DayDay.など)
前川瞳美氏(上田が女と吠える夜など)
渡辺邦宏氏(プロジェクトVなど)
有田駿介氏(ゼロイチなど)
新井万季氏(笑ってコラえてなど)
中村文彦氏(バズリズムなど)
廣瀬隆太郎氏(カネ梨和也など)
そして、レジェンドディレクター(既に超人気番組を担当しているD)が単発で参戦する展開もあり、以下の3名がレジェンドとして参加します。
髙橋利之氏(行列のできる相談所、ダウンタウンVSZ世代など)
安島隆氏(たりないふたり、損する人得する人など)
清水星人氏(ボンビーガール、志村どうぶつ園など)
大リニューアル
レジェンドディレクターとか言ってもニノを目当てに見ている人にとってはどうでもいいじゃんという気持ちも少しはあります。ただ、毎週演出が変わり、番組の見せ方や企画の視点、デザインもろもろ全て変わるスタイルは全く飽きない斬新な作りだったで好きでした。
演出を楽しむバラエティとして1番わかりやすい例だったのではないでしょうか。
が、「誰だって波瀾爆笑」のMCの不倫による打ち切りによって、この路線は撤廃され、朝10時台「ワイドナショー」「サンジャポ」が常にばちばちしている枠に移ったことで、先述のような企画に切り替わります。
そもそも史郎さんはトライアル番組やってないじゃんとか色々モヤモヤしましたが、着々と番組の路線が定まって面白くなってきていますよね。
好評だった企画はレギュラー化
完全に忘れ去られた「レギュラー化」のルールですが、番組開始から9年後でトライアル路線を終えて2年後の2022年4月「上田と女が吠える夜」がレギュラー化されました。
この番組は2016年に放送されたニノさんの「女が女に怒る夜」をベースの番組で、2017年に1度だけニノMCの特番を放送されたのち、なぜか上田晋也氏にMCが代わり、やがてレギュラー化されました。しかも週2回やっている人気番組に。
そして「ニノさん」は「ニノさん」で今までと変わらない内容でゴールデン昇格されました。2番組(厳密には3番組)ともども、今後が楽しみですということで、締めたいと思います。