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札幌記念(G2)の全頭診断をさせていただきました。
全頭診断を始める前に
[札幌芝2000mについて]
札幌コースは、函館コースと違って大回りコースになるためスピードに乗りやすい競馬場。
その証拠に、2018年と2019年で好走したサングレーザーや2018年のマカヒキ、2019年のフィエールマンに2020年のノームコアなど末脚型のスピード馬がよく絡んでいる。
また、大回りコースということもあり、東京コースで速い上がりを記録していたという点も上述した馬に共通している。
サングレーザー 天皇賞(秋) 2着
上がり最速 (33.4秒)
マカヒキ 日本ダービー 1着
上がり2位 (33.3秒)
フィエールマン 天皇賞(秋) 2着
上がり最速 (32.7秒)
ノームコア ヴィクトリアマイル 1着
上がり3位 (33.2秒)
※東京1600mのコースレコードを記録(1:30.5)
さらに、
・スピードに乗りやすいコース
・洋芝が使用されている(非主流コース)
ということもあり、ハービンジャー産駒がよく活躍している点も注意が必要。
ハービンジャーの父デインヒル(欧州型ダンチヒ)は欧州のスピードタイプの種馬だから、洋芝✖︎スピードに乗りやすい札幌芝2000mへの適正が非常に高い。
札幌記念においては、
2020年 ノームコア、ペルシアンナイト
2019年 ブラストワンピース
2018年 モズカッチャン
と3年連続で好走馬を出しているため、今年も注意が必要かもしれない。
ただ、今年は開幕2週目の馬場で行われるため、あくまで参考程度までに留めて置くことを推奨。
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ここから本題の全頭診断です!🐴
アイスバブル
牡6 水口 57.0kg 想定12番人気
前走の函館記念は、前の2頭がハイペースで飛ばしたレースであったため展開がかなり向いた印象。
今回は、斤量+2kgに相手強化の一戦となるため軽視しようと思っている。
この馬に限らず、函館記念で好走した馬は総じて割引き対象。
ウインキートス
牝4 丹内 55.0kg 想定5番人気
前走の目黒記念は、道中2番手から運びそのまま押し切る内容。逃げたトップウイナーは超が付くほどの適性外レースだったことを考慮すると、実質逃げてたのと同じみたいなもので、めちゃくちゃ展開が向いたレースであった。
(このときの1000m通過タイムは64.0秒。遅い、遅すぎる!!!)
今回は斤量+3kgに、強力な先行馬が他に揃っているため、好走するのは厳しいと考えている。
あと、非根幹距離のレースに適正があると見ているため、根幹距離の今回は好走条件からズレる印象。
サトノセシル
牝5 C.ルメール 55.0kg 想定7番人気
前走のクイーンSでは、後方からの競馬で3着好走。1,2着がテルツェット、マジックキャッスルと実力馬であったことからかなり評価できる内容であった。
また、距離短縮ローテだと(0,0,0,2)であるのに対し、距離延長ローテは(1,1,0,0)と試行回数は少ないもののパフォーマンスを上昇させている。
ルメールが騎乗することによってどこまで人気するのか正直読めない部分もあるが、当日妙味があるようなら狙ってみたい一頭として考えている。
ステイフーリッシュ
牡6 坂井 57.0kg 想定6番人気
G2,G3だと安定した成績を残している。
小回りコースを先行して粘り込む形がこの馬の得意なパターンで、大回りのコースの札幌コースだと上がり勝負になったときにキレ負けする可能性アリ。
もしかすると、同厩舎のラヴズオンリーユーを勝たせるための一役を担っている可能性も否定できないので、過度な評価はしないでおこうかなと今のところは考えている。
ちなみにこの馬。
プロフィール欄にも書いてあるのですが、
めちゃくちゃ推し馬です。
当日、私情だけで馬券に組み込んでる可能性は正直否定できない。
ソダシ
牝3 吉田隼 52.0kg 想定2番人気
デビューからの2戦で洋芝コースを連勝しているため、洋芝適性は問題なし。
前走のオークスは、距離の壁はもちろんあったにしろ、末脚勝負の展開になっていたことから、おそらく2000mで行われてたとしても負けてたレースだと個人的には思っているので、先行有利の展開にならないとこのレースで好走するのは難しいと考えている。
また、斤量52.0kgはかなり魅力的ではあるが、この馬の懸念点はやはり「距離」。
クロフネ産駒は芝2000m以上の重賞ウィナーを未だに輩出できておらず、ここに参戦した理由も、2000mを試す意味合いが強いものである可能性が高いと踏んでいるため、オッズ妙味の観点からも過度な評価をするタイミングではないと考えている。
ディアマンミノル
牡4 泉谷 57.0kg 想定11番人気
前走函館記念組。
ハイペースの中を追い込んで4着。
今回は+3kgに相手強化の一戦。
今回は軽視でいいかなと思っている。
トーラスジェミニ
牡5 横山和生 57.0kg 想定4番人気
前走から乗り替わり+相手強化の一戦。
適正面や騎手を考慮すると、前走が勝負レースだったような気もするので、人気するようなら軽視しようかなと思っている。
バイオスパーク
牡6 池添 57.0kg 想定10番人気
小回りで直線が平坦なコースを得意としているため、買うなら前走のタイミングだった。
今回は、大回りコースに相手強化でパフォーマンスは落ちると考えているため、軽視しようと思っている。
ブラストワンピース
牡6 岩田康 57.0kg 想定3番人気
2年前に優勝しているレースなので、この馬の狭い好走範囲には該当しているとは思うが、ネックなのは今年は開幕2週目で行われるということ。
それ故、極端に前が速いと凡走する可能性は考慮しておきたい。
ペルシアンナイト
牡7 横山武史 57.0kg 想定8番人気
去年の2着馬。
前走の鳴尾記念は、内前が有利だった展開の中を外から差して4着惜敗。展開利がなかったことや不得意な左回りコースだったことを考慮すると、個人的にはかなり評価は高く、得意条件となる今回のレースはさらなる上積みを見せる可能性アリ。
また、過去にはマイル実績もあるため、例年とは違い開幕2週目で行われる今年の札幌記念は去年よりもチャンスがあるかもしれない。
(もしかしたらやけど)
マイネルウィルトス
牡5 団野 57.0kg 想定13番人気
前走は、休み明け初戦で力を出せずに凡走。
今回は一度叩いた上積みを期待できるが、主戦の丹内騎手がウインキートスに騎乗するため乗り替わりとなる。
丹内騎手とのコンビだと(3,5,3,2)でかなりの安定感があったため、乗り替わりの今回は個人的には割引きたいなといった印象。
ユーキャンスマイル
牡6 藤岡佑介 57.0kg 想定9番人気
9走前の天皇賞(秋)では上がり最速の33.7秒を記録。(4着)
それ以降のレースでは、雨が影響した馬場や極端なトラックバイアスの馬場でしか走っていないため、前残り展開にさえならなければ穴を空けてくれる可能性はあると考えている。
ラヴズオンリーユー
牝5 川田 55.0kg 想定1番人気
能力、実績共に最上位。
オークスを上がり最速で勝利した経験あり。
前走走ったシャティン競馬場は、洋芝コースであったこと。最近では似たような血統構造であるテルツェットがクイーンSを勝利。
また、ネオリアリズムやラッキーライラックなどこのレースで馬券になった馬は、後に香港G1でも結果を出しているので、ラヴズオンリーユーもこのレースにおいては高い適性を見せる可能性が高いと考えている。
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