#異形の政権 ―― #菅義偉の正体 (#祥伝社新書) 新書 – 2021/9/1 #佐藤優 (著), #山口二郎 (著)
異形の政権 ――菅義偉の正体 (祥伝社新書) 新書 – 2021/9/1
佐藤 優 (著), 山口 二郎 (著)
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「奥深い自民党内外の政治の世界。 ディオバン事件と新型コロナと拙速コロナワクチンによるロングテレグラム。」
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一昨日は、葡萄酒かさもなくば銃弾をのレビューを書いているうちに飲んだくれて文章が崩れた。
一方で、98%日本は火の海になるように誘導されているというのも嘘ではない。
しかしながら、この本を読み進めていくと、そこからでもコントロールできる官僚社会の底力を感じる。
厚労省や財務省も、流れ次第で、政治家以上の寝返りを打つのではないだろうか?
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P14
異形の政権の言われ。
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P16
選挙制度と派閥と中央部の綱引き。
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P18
長期の安倍晋三政権の遺産と菅義偉政権の性質。
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P22
第一次安倍政権時の安倍晋三おろしと麻生太郎。
僕に振り込め詐欺を仕掛けたのは、石破茂の親友を名乗っていたが、もしそうなら、レジェンドFリーガー以上に人間性を疑う。
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P26
プーチンと菅義偉首相の類似性。
託された政権。
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P28
スクランブル政権。
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P38
新型コロナ対応での不手際について。
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P42
政策の問題。
ワクチン開発の遅れ。
もっとも、ワクチン開発に、毒が混じっている。
ここが本音か建て前か分からないが、政治に密接にかかわっている。
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P55
河井克行大臣の公職選挙法違反。
官僚との戦い。
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P56
ワクチンが普及し重傷者が減るなどすれば、政権支持率は変わる。
ココがキモで、ワクチンが普及したが、重傷者は増えたように思うが、統計上層ではないことになっているものの、救急車のサイレンが明らかに増えた。
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P58
北村滋、2021年7月退任。
プーチンに面談したのが逆に難しいことになったか?
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P62
嘘の常態化。
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P64
公明党との関係。
広島の選挙区。
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P69
野党連合の矛盾の問題と政権の延命。
延命させたうえで、野党も力を失う新型コロナ政策。
結果的に、官僚が相対的に偉くなる。
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P74
サクラを見る会の不起訴不当。
これが、菅義偉と安倍晋三の官僚による離間工作。
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P79
吉田茂と鳩山一郎の因縁。
55年体制。
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P82
党人派の緒方文虎と河野一郎が1954年と56年に急逝。
こんなの偶然か?
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P84
党人派の持っていた暴力装置
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P87
池田隼人の総裁三選と直後の病気。
それから、佐藤栄作へ。
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P89
三角大福中
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P95
二つの灰皿と国会議員の劣化。
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P97
大平首相のトムライ選挙。
もっとも辞任要求した人々が生き残って出世している。
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P100
経世会と宏池会と清和会。
こんな名前にも、宗教の匂いがする。
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P103
リクルート・佐川急便事件と金丸信の脱税と経世会分裂。
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P107
新進党の崩壊と自公連携の流れ。
社会党村山富市政権の出現。
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P108
官僚出身の政治家が減った理由。
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P111
比例代表の結果、共産党と公明党が強くなり、大政党を動かせる勢力になった。
偶然か?
社会党の自民党化。
表の理屈ではなく、結果を想定した、ルール変更(笑)。
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P115
飯島勲という小泉政権のブレーンがスポーツ新聞を活用。
それから、政治のワイドショー化。
ポピュリズムの運用をそこに見る。
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P116
経世会の後進の平成研究会を干しあげた小泉純一郎。
それと選挙制度の変化で、体質が変わった。
これは、TVからネットテレビになったのと同じようなチャンネルとシェアの変化の応用。
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P119
与党落ちと自民党の底力。
安倍晋三と町村信孝。
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P122
世襲や金持ちとたたき上げのハイブリッドだった政治家が、ほぼ世襲になって、力を失った自民党。
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P129
権力欲の功罪と石橋湛山と三木武夫。
ニセ電話事件。
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P134
専門家の使い方が下手な菅義偉政権。
もっとも、専門家の上の方が利権まみれでどうしようもない。
結果論だから言えるが、誰が上にいても変わらなかった。
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P139
結局は短命に終わったが、11年やったサッチャーに続いたメージャーに似ているかも、と。
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P142
民主党への官僚の復讐。
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P144
安倍政権のコロナ対策の批判。
この辺は、新型コロナとコロナワクチンという、政治と科学の間を突いた問題を山口二郎氏は理解できていない。
新型コロナは単独の病原菌ではなく、SARS、MERS、インフルエンザやエボラとも連続性を持っている。
だからこそ、理解と現実の様々な問題を生んでいる。
そして、だからこそ、間違った政策が相対的に野党弱体化になる。
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P147
小池百合子の罠。
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P151
石破茂イジメ。
まあ、振り込め詐欺とか仕掛けてくるなら、それは、僕の知ったことじゃない。
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P152
政治家の中抜きを超えた、GOTOトラベル。
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P156
小池百合子の優柔不断。
もっとも、自分の現状のサイズを知っていたみどりのたぬき?
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P158
シロアリ戦術
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P163
トランプ大統領よろしく強権発動のハンガリーのオルバン政権。
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P165
修正資本主義の適応の難しさ。
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P171
殺戮の果ての寛容、にならないように。
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P176
オスマン帝国への回帰を示す、トルコのエルドアンとアヤソフィア大博物館の再モスク化。
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P178
事実上、2003年から20年政権のエルドアンとプーチンの相似と友好。
モンゴルや何とかの関係でいえば、中露にトルコと日本は蒙古の末裔か?
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P180
ロシアとドイツの直接パイプライン。
ノルドストリーム。
最近、アメリカとノルウェーに破壊されたとか?
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P183
日本近海での日中問題に手を貸す欧州各国。
新帝国主義だから。
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P186
ブレグジットの後のイギリス。
チャゴス諸島のディエゴガルシア。
なんか、どっかの航空機墜落事故で聴いた名前。
言い換えれば、英米露と東南アジア各国と日本の綱の引き合い。
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P188
シカゴのミアシャイマー教授の指摘する、アジア3か所での核戦争。
指導者が自国に嘘を吐くという問題の表現者。
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P191
中国は与那国島を占領しないと台湾を叩けないという話。
本当にそうだろうか?
局地戦の戦果あるいは、それを支える武力の変更は与件を変えてしまう。
また、台湾と沖縄をスキップして、日本の本土を叩けば、台湾と沖縄は裏切る。
それでも、関西医大や京都大学には守る価値があるらしい。
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P195
再び、菅義偉政権を叩く。
もっとも、ワクチン政策は的外れ。
それは、もう、僕の予言を敢えて無視したことによる。
しかし、それも政治だろう。
あるいは、名前の日本人離れよろしく、中国か南北朝鮮の傀儡政権だったのかもしれない。
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長期政権のあと、も良かったが、この二人は新たなケミストリーを生む。
この作品のポイントは自民党の構造の変化、政治家や宗教家と庶民の関係性の変化、あたりだろう。
自民党が強すぎた時代は自民党だけで争っていて、弱まってきて、各政治団体や各宗教団体の関係が大事になった。
そして、昨今のニュースでは、世襲の志位和夫、共産党の横暴が暴かれている。
降圧剤か新型コロナの影響かわからないが、キレやすくなっているのかな?
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著者が指摘したように、専門家の扱いはポイントだ。
それは、商業的に祭り上げられる専門家とそうでない人間も併せて。
公明党は拙速コロナワクチンで薬害を抱えたが、本書にあるように、自民党に比べて相対的に強くなった各野党を官僚も含めて、絶対的に押し下げて、相対的に戻す作用はあるかもしれない。
それは国内の政治だけでなく、国外の政治不信、官僚不信、医療不信も関わる。
それでも、縋りつかざるを得ない公共インフラだが、庶民のマインドは冷ややかだろう。
2023年3月22日23時7分
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