より良い神経放射線のために 69・ より良いシステムをどこに持ってくるか? #脳腫瘍 #脳外科医竹田くん #放射線治療 #JASTRO #キャンサーボード #地域連携 #ミッドサマーセミナー #日本放射線腫瘍学会第37回学術大会 #緩和医療 #外科医 #待遇 #寄付 #死亡超過 #医療崩壊 #NR懇話会


昨日は不思議なことに、昔の読売新聞に投稿した内容のブログに、コメントがついた。
真実か狂言かはわからない。

https://note.com/supereagles2002/n/n07097e44afbc

https://note.com/fast_daisy272

端的に言うと、乳がん手術後の脳腫瘍。
転移性腫瘍の確定はわからないがステージ4らしい。
点滴がうまく入らず、MRIが取れなくて、全脳照射、というのもちょっとわからないけど、進行が速いから、放射線宿酔をあえて使うという話だろうか?
造影でなくても、MRIで放射線照射域はある程度設定できそうだが、不穏でMRIをとりたくないのだろうか?

そこに、本人のこだわりをADHDで無理やり持って行く話とかがあるが真偽のほどはわからない。
一方で、西洋医学の必要悪や現場での実行能力をめぐる諸々があるのはよくわかる。
内科から精神科から医療崩壊の中で、どこまでも真面目にやれない。

(返事1)
2024年7月27日 20:49
ざっと、全部チェックしましたが、ありそうな話です。
まあ、診断やアイデアだけ真面目だと、キチガイ教授に疎まれて濡れ衣で失業です。
親も教師も僕を悪者や精神科の患者にしたがって困りました。
まあ、神戸市も、枚方市も、京都市も、不祥事だらけで、人口減りまくりで、ざまあみろです。
ついに大阪まで人口減少に転じました。
出資の京阪鉄道は本社の枚方移転。
関西医大枚方のそば。
多分、減りすぎた患者の補填とか、そういうのに使われる社員さんがかわいそうですが、まあ、そんなものです。

(返事2)
2024年7月27日 21:34
点滴は難しい人は難しいし、今は昔より不器用な人も多いので、点滴のルート取りはノーコメントです。
造影MRIの方が腫瘍の正診率は上がるでしょうが、単純のMRIでもCTとはだいぶ違うでしょう。
治療ではなく診断が専門なので細かい答えは難しいですが、放射線治療は腫瘍の種類によって奏効率は変わりますので何とも言えませんが、多少は延命効果もあるかもしれませんね。
まあ、そんな患者さんとのやり取りで、逆恨みされても嫌なので、診断をやっているくらいがいいんですけどね。
僕よりいい加減な診断医の方が多分多いですが、何せ、医者の世界は金とコネでしてね。
集団リンチに、弁護士まで加担して応援します。
だから、関西からまともな若手ほど逃げてしまいまして、ますます悪化しましたね。
気に入らない奴は病名付けてしまえとか事故を装って殺してしまえとか、そういう生き物も多数いますよ。

(返事3)
2024年7月27日 21:39
世の中の医者や看護師がみんなそんな真面目でもなければ、真面目な医師を引っ掻き回す患者もいるので、少々雑なのは、しょうがありません。
いい医者に当たったらすごくラッキー。
しかも、その医者が体調や機嫌が良かったらすごくラッキー。
そういう意見は私に優しくないとか言い出す人もいるので、僕は診断医が向いています。
まあ、コロナウイルスの予測も完璧でしたが、戸籍上の親はバカ扱いですよ(笑)


まあ、案の定、答えは返ってこなくなり、信頼のおける医師から、うんぬんかんぬんとかブログが更新されていた。
いつ、どういう状況で、診断や治療が遂行されていったかは不明だが、本人の内容を読んでいくと、私のききたい診断と治療のシナリオを持って来いという話。
これは、臨床の、よくある問題で、だからこそ、僕は突き放した答えしか書かない。
僕の真逆が、脳外科医竹田くんとも言えるだろう。

見知らぬ他人に、勝手な願望付きで信頼されて、タダ働きや持ち出しの奉仕活動を強要されるとか無理がある。
そういう面で、日本の保険診療のシステムは、そういう文化に合理的。

一方で、システムや記録が悪用されれば、どんなふうに使われるかわからない。
もはや、日本一有名な医療漫画になってしまった、脳外科医竹田くんの記載の通り、個人や組織の能力だけでなく、モラルや人間関係が医療における重要な要素。
普通の標準医療も問題だらけだが、それがそこそこきちっと施行されるなら結構な奇跡。

https://note.com/supereagles2002/n/n60c0aa8cd221

昨年の秋の演題で書いたかどうかも忘れたが、セクショナリズムにおける、個人や組織の金とメンツの問題が風通しを悪くする。
それは、高レベルな医療にとってマイナスの部分の方が大きいが、一方で、地域や組織によっては、それを望まないこともある。
これが、政治的に難しい問題。

結論から言えば、ミッドサマーセミナーで大西洋先生にお話ししたように、高度な診断と治療の融合のシステムをくみ上げる方が良いと思う。
例えば、診断を絞り込むのが難しい脳腫瘍や複数部位にまたがる腫瘍に関して、腫瘍の種類や悪性度などを絞り込んで、それらの症状に合致する放射線線量や照射回数を割り出して運用するチーム。

まあ、政治そのものには手をツッコまないけど、例えば、神経放射線専門医と放射線治療専門医の何人かを含んだ人員で協議する、キャンサーボードの上位組織を作る。
ハイパーキャンサーボードとでも名付けようか?
なんか、ガンダムの新兵器みたいな名前だけど。
勿論、そんなものは、全国でも、数組織かせいぜい20も行かないので、暫定的な運用とかも含めて、考える。

あまりにも、一部のメガ医局に有利過ぎるのも問題ではあるが、かつて、関西医大放射線科には神経放射線科医も呼吸器の放射線科医も軟部腫瘍の放射線科専門医もいなかった。
各サブスぺでもさらに得手不得手はあるが、それ以前の問題。
教科書や講義でも学ぶ部分はあるが、放射線科医は他人の読影レポートを参考にすることもある。
それが企業秘密と言えば企業秘密でもあるが、1-3時間で全員集合できる各地域に数名ずつはいた方が良い。

ここで、重要なのが、何かというと、勤務医の給与はそんな簡単に上がらないにしても、上級医資格の取得や維持にインセンティブをつけてやらないと、皆がやらなくなる問題のイメージ。
研究費を取るのが得意でない医師もいるだろう。
というか、僕会社になった20年ほど前からでさえ、論文も教科書も増えていて、いっそ、教科書をきちんと理解して運用できるだけでも、一流の大学病院の医者を名乗っても差し支えないとさえ思う。
もちろん、もっともっと実力も成長力もある先生方からすれば、物足りない、許しがたいかもしれないが、一方で、それだけ賢い先生方なら、人数の持つ政治力を考えるはず。
匙加減は本当に難しいが、一兵卒とまずまずの指揮官やエースもふくめて組織は最大化される。

似たようなことを何度も書いている気がするが、核医学も含む診断、放射線治療、そして、会話ができるならIVRも含めて、放射線科医や画像診断医をより大きなグループに統合するのが大事。

そして、上位の天才とすそ野を上手に統合するシステムの整備。
他科医にいびられたら、AIと仲良くできる最強の放射線科医軍団に論破してもらう。
いきなり、保険収載やナントカはないだろうが、そういう最強の部隊を可視化するとやりやすくなると思う。
外科医が減っているということは、テクノロジーの進歩のみならず、放射線治療医が扱う可能性がある疾患も増えるということだ。
MRIが放射線科医の領分であるように、一部のテクノロジーが放射線科医も扱う仕事になる可能性は高い。

地方の市中病院では、そんな高度な運用は現実的ではない部分も多いかもしれないが、可視化されたハイレベル医療との連携の有無が評価されるということになれば、それだけで価値を持つ。
実際、放射線治療関連の機器の所在や効果などは僕も把握していないけれども、放射線治療の一部だけでも、特殊な機材を抱える地方のがんセンターなどで済ませるという連携も今後は考えうる。
そういうコミュニケーションの部分は、専門家同士の信頼関係とか会話能力になってくる。
今後、地方の中小病院が、抱える機能も減っていくだろうし、放射線科に限らずの部分だと思う。

そして、これも繰り返しだが、外科医が待遇改善でどうこう言っているが、もはや、不採算な地域や組織は寄付がないと成り立たないし、医療が守銭奴過ぎる状況になっていく。
どうするかと言えば、どうもできんでしょう。
死亡超過もどこまで進むかの中で、純粋採算は多分無理。
そういう意味でも、公費が降りなくてもどっかからお金が降ってくるように、システムを組んで、アピールする必要がある。
2024年7月28日15時44分 アビスパ福岡 エア指揮官 寺田次郎

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