2013年11月25日yomiDr.記事アーカイブ震災被災地で「心の健康」考えるセミナー #放射線障害の複合ストレス仮説

放射線障害の複合ストレス仮説 検査の進歩

長くお世話になったお礼に放射線障害に関する仮説を提示させていただきます。
公式の情報ではなく、エビデンスもありません。
むしろ、これからの問題です。
だけど、エビデンスより大事なのは、心身の健康と命ですね。
福島から離れても、地震や津波が起これば、その近辺の原発が壊れる可能性はあります。
だから、離れてもいいとは限りませんし、ご高齢の方は住み慣れたところがいいかもしれません。

放射線性物質というと、難しいですが、簡単に言えば異物です。
溜まりやすいところ、刺激を受けやすいところがあるにせよ、異物に対する炎症反応としてとらえると、放射線問題はわかりやすいです。

チェルノブイリで全て証明済み、と思われるかもしれませんが、検査試薬や機械が大幅な進歩を遂げています。
特に甲状腺腺腫の悪意無き癌誤診の可能性を疑っています。

放射線被ばくにおいて、簡単に言って、急性期の反応で不可逆変性を起こす場合と慢性期の反応でダメージが蓄積する場合があり得ます。
胎児の奇形に関しては、生殖細胞の変性のほか、免疫力の低下と炎症反応によって引き起こされるものが考えられます。
TORCHが有名ですが、それ以外の誘因もあり得ます。
要は放射線だけが毒ではないということです。
勿論、個々人の遺伝子や生活環境による反応の差もあるとは思います。
実際、世界各地の核実験、科学実験の影響は大なり小なり受けているので、その辺はどこかにヒントがありそうですね。

個人的には、栄養・運動・睡眠の原点に立ち返るのが大事だと思います。
要は歩いていても、走っているように消耗すると考えればいいかもしれません。

また、喜怒哀楽を大事にすることだと思います。
泣きたいときに泣いた方が、心から笑えるのではないかと思います。
正解ではないです。
もっといい意見を期待します。



ストレスとアイデンティティと柔軟思考

ストレスは心の栄養ですが、バッドサイクルに陥り、心身のバランスを崩す危険もあります。
例えば、ストレスで胃に穴が開くのは事実です。
人によって弱点になりやすいところが微妙に違います。

その中で、発想の転換が重要になりますが、重要になるのがアイデンティティです。
僕が僕である理由みたいな感じです。
この時に、まじめな人ほど罠に陥りやすいです。
また、高齢者ほど頑固な傾向も積み重ねてきた歴史のためです。

重要になるのが、アイデンティティを複数持つことです。
ソ連の人は余所で浮気した相手に住所を聞かれると「ソ連」と答えたそうです。
自分の日常に浮気相手が来ると血の雨が降るからですね。
別に浮気を推奨するわけではなく、この発想は大事だということです。

僕は元放射線科医であり、大阪人であり、日本人であり、地球人でもあります。
男性であり、サッカーが好きであり、スポーツが好きです。
これらはとても重要なつながりの要素です。

喫煙が、愛煙家のネットワークの強さは知っています。

この時に、一見対立する要素を除外しにかかると、喧嘩になります。
特に中立の人は板挟みになって、しんどいと思います。
そのなかで、一旦共通の項目を探してフォーカスを当てるのは一つの解決策になります。

今、高校サッカーをやっているらしいですね。
「戦いに敗れても君は美しい。」
という歌が記憶に残っていますが、一時の敗北が完全な敗北ではないという発想は大事だと思います。
ストレスにたまに負けることもあるとは思いますが、その中でどうやっていいサイクルに持って行くかが大事だと思います。
その中で、先生が挙げられた「ネットワーク」はキーワードになると思います。
遠近問わずアイデンティティからの距離感の問題とも言えます。


いいなと思ったら応援しよう!