38・【#アビスパ福岡 × #京都サンガF.C.|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第22節|2024シーズン|Jリーグ

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【#アビスパ福岡 × #京都サンガF .C.|ハイライト】2024明治安田J1リーグ第22節|2024シーズン|Jリーグ

https://www.youtube.com/watch?v=-78D6Av6Tmw

敗戦を知り、それでも、なぜか、お酒を飲みながら、アビスパについて考える夜だった。
スタジアムで、小さな女の子が勝たせられなかったと泣いていたそうだが、ファンが勝たせることができる要素は本当に少ない。
それでも、何かを変えられるという誤った認識を楽しむスタジアム。
たかがサッカーなんかで思いっきり泣いて笑えるなんて平和なこと。
白い巨塔と13年以上も殺し合いやっている僕が言うのだから間違いない。

「#アビスパ福岡 #京都サンガ  試合直前」の記載
https://x.com/AvispaF/status/1809860737239773668
まさかの #金森健志  がベンチで記念達成なしで我慢かもしれない。
そんなことよりも、チームのそれぞれが、ピッチ内外の仕事と勉強を考えて、勝ち点1から始めよう。
3年前の #アビスパ  にできたのに、相手ができないはずもない。
#アビスパ福岡 #京都サンガFC
#福岡トヨペットスペシャルマッチ

絶対的な証拠なんてないから、スタジアムに行けても行けなくても、応援した奴が全員勝たせた奴です!!
全員ヒーロー!
そして、勝ち点以外は #京都サンガ #サポーター  にもたっぷりサービスしましょう。
#アビスパ福岡をよそからも愛されるクラブへ
#アビスパ福岡わたしの願いを叶えて

この2つだったが、予感は悪い方に的中した。
今のアビスパは強いけど、まだそこまでの厚みもない。
守備を固めて弱点を突く攻撃に勝ち切る強さもない。
それは相対的な問題で、相手が割り切ってカウンターに徹してきたら、どこだって、そんなに弱くない。

一方で、前寛之も長谷部茂利監督も、結果論として勝ち点3を取りに行って1も失ったことをポジティブに考えるというか、ポジティブに変えようとしている。
それが、一番大事なこと。

負けていい試合はないし、本質的にうれしくはないが、それでも、たぶん、京都の新聞やテレビは、強豪アビスパから前節の敗戦を覆す劇的勝利と報道したことだろう。
それは、アビスパにとっても悪くないこと。
2、3年前の僕らは負けたら恥ずかしい相手だった。
それが、当時の半数を残したまま、勝つのが難しい相手になり、引き分けても悪くない相手にまで成長した。
いや、単に、福岡コールが相手の福岡選手をたぎらせたせいだろうか?(笑)

それはともかく、振り返っていこう。

試合開始の蹴りあいはあんなもの。

1分。
蹴りあいで、間延びしたところを突かれた。
松岡大起だけではないが、彼のポジションが悪い。
4バックは5バックと違って、守備のサポートの距離や意識が変わる。
同じ名前でそのポジションを呼んでも、周囲の状況や周りの選手によって、いるべき場所もやるべきことも変わる。
5バックのウイングバックではなく、4バックのサイドバックが対応するということは、その時は逆のサイドバックかボランチが深いポジションで対応しないといけない。
間延びした時には、アビスパの場合は、通常より深めのポジションをとるのが正しい。
これが5バックの時は、田代やグローリが勝手にカバーしてくれるから気づかない。
このシーンでは、最初は宮が対応しにかかって、遅らせたところに、岩崎が戻ってきたが、5バックの時より自由に中央へのボールを入れられてしまった。

2分。
相手に当たって、不運に繋がった部分もあったが、プレスにいくか、行かないかが、ほぼ全員あいまいで、空いたサイドを突破された。
評価の分かれるところだが、一人だけ深い位置を取った田代は正解だが、指導者がバカだったら、田代のせいにされるだろう。
味方に怒っても仕方ないから、最悪の事態に備えて、深く守って、縦にいかせて、相手のプレーをクロスか、ドリブルからのシュートに絞らせた。

10分、12分のCK。
まあ、相手も最後まで粘るし、また、アイデアをひねっていこう。

24分。
ウェリントンの自損事故のところだけれど、どちらかと言うと、問題は、6バックで2MFの構図が長すぎて、中盤でだいぶフリーが起きている。
それまでの局面も含めて、いつ3バックで、いつ4バックで、いつ5バックで、いつ6バックなのかの切り替えができないと、J1なら当然、相手の指揮官なり、ピッチ上の指揮官はそれを突いてくる。

39分。
紺野も、まだまだ右足のキックを練習しないとね。

41分。
ここは、相手の右サイドの44番の位置取りとパスが良かった。
そこでトラップされてポストされたので仕方ない。
この時にFWのザヘディや右WGの選手が絞っているべきかどうかは、結果論の部分もあるし、チームで話し合っておくべきこと。

前半ロスタイム4分。
ここはオフサイドだったけど、相手は、オフザボールの動きで、ゴール前の数的優位を意図的に作ってきているよね。
おそらく、今季の残りの試合、これからの相手は、そういうことをやってくると思う。
攻撃側が基本的にマッチアップを作れる。
但し、最低限の守備のタスクを、それぞれが理解して、実行できる限りにおいて。

46分。
それまでの局面もそうだけど、サイドバックの意味やタスクは理解していても、スピードのない宮の弱点を突かれた。
言い換えれば、変なボールの奪われ方をしたり、周りが宮に合わせられないと、宮の意味や価値は死んでしまう。
岩崎もドタバタしたが、岩崎をつり出すことを相手も考える。
その時に、岩崎以外がどうやって宮の弱点を埋めるのかという話になる。
実際、それもあって、宮大樹はボランチというかDHにコンバートした方が良きると思う。
もちろん、宮でなく、奈良であっても、相手の快速テクニシャンがサイドに流れてきたら、そうなる。
言い換えると、そういう選手の特徴の中での、相手や状況に合わせた最終ラインの高さやコンパクトネス、人の偏りを、長谷部監督の指示を待たないで選手がだいたいでいいから自動的に動けるようになっていかないといけない。
また、このシーンのスコアコントロール臭いところだが、田代はあそこで競り勝てないならタックルに行かない方が良かった。
村上は1対1の至近距離でやられたが、田代が内側のコースを消していたら、多分防げただろう。
終わったことだが、ゴールまでのいくつものプロセスを振り返らないといけない。
ただ、失敗のシーンばっかり見ると引きずるので、愛媛と広島の試合が終わった後でいいだろう。

51分。
松岡大起のパスはバックスピンのループであるべきだった。
それから、寄せ方が良くなくて、相手にかわされた。
最初から下がりながら併走するべきだった。
同じ抜かれるにしても、独走されると、その次の選手が引き出される。
宮大樹がスピードがないのはわかりきった話だが、もっと自軍深くなればその弱点が消える。
あのタイミングでかわされてサイドに出されて悠々とクロスを挙げられた。
グローリが頑張ったが、ゴールされていてもおかしくなかった。

55分。
村上のビッグセーブに救われたが、小田逸稀が中途半端に存在していた。
中に行くでもなく、プレスに行くでもなく。
運動量はある程度求められるところだけれども、そこまでのペース配分が悪くて、行くべき時に行けなかったのではないだろうか?

79分。
ファーにふっての折り返し。
相手もシャハブに2人で対応してきた。
これは、もう、しょうがない。
チョウキジェ監督もそういう泥臭いプレーをいとわない選手を引き上げて使っているということだろう。
一昔前のアビスパ。

92分。
シャハブが相手の深い位置で奪い返して、落として、小田のダイレクトに、田代が合わせた。
凄いなと思う。
というか、普通に、来年に、田代は浦和レッズとかそのへんの国内のビッグクラブにいるのかもしれない。
一方で、小田も昔は利き足すら怪しかったから(笑)、逆足の練習の中で、右足の精度も上がっていてよかったと思う。

98分。
勝ち点3を取りに行ってのカウンター。
前寛之は流石に、一度相手にディレイをかけ、パスをさせている。
最後のところ、失点は防げなかったかもしれないが、パスで流れてきたポストした相手に、ルールギリギリで、背中から体を当てて、平塚をワンテンポ速くプレスに行かすべきだった。
そのへんの経験は、また紅白戦や練習試合で、CBやDHをやりながら、身に着けた方が良い。

ということで、ロスタイム8分の、100分で終わる、ひどく政治的な試合だった。
南葛SCの説教部屋の方で、足元だけでなく、オフザボールでボールを引き出せと書いていたのだけれど、そちらの内容が反映されていて、こちらの敗北に繋がって残念。
南葛SCの大前元紀の前所属が京都サンガで、すでにチョウ監督だったから、本当にビデオの見直しとかあったのかもしれない。

残念ながら、この試合は負けてしまったけれども、リーグと天皇杯につなげていけば、負けじゃない。
どういう展開の時に、どういう状況の時に、アビスパは強くて、弱いのか?
アビスパと言うおおざっぱな言い方だけでなく、それぞれの選手の個性を把握して、状況を作るところから、準備していく。

この試合、ウェリントンが前半早々に交代して、どういう状況かわからないけど、次の試合、その次の試合、シャハブをスタメンか、ベンチか、どういうタスクに置いておくのか知らないけど、誰が一時離脱しても戦績が落ちないようにするには、個々の成長、ユニットの成長を通した、チームの成長でしかない。
そういうことが分からない人に求める必要はない。
揉める必要もない。
間に人を挟み、意見を挟みながら、また、連勝街道や無敗街道にピッチ内外で大きな意味で、一丸となってやっていく。
一丸となれない部分、意見や感情の多様性はあるので、そういうものの交通整理をしていく。
そういう多様性を内包した一丸のチーム。

所詮は球蹴り、所詮は八百長。
だからこそ、精いっぱい、それぞれの形で楽しめばいい。

最後に引き分け狙いにいかなかったことを批判する人の意見文を、引用ツイートで賛同できかねると紹介している人がいた。
僕もスタジアムにいなかったし、難しい部分もあるが、3年前ならみんなこの意見だっただろう
賛同できかねるが、結果論で見る気持ちもわかる。
特に弱いアビスパに慣れた人だと、今は夢のような状況。
ライトファンだけでなく、こういう負けず嫌いな意見の人を巻き込めたら、チームはもっと強くなると思う。

僕もたいがい無茶苦茶な人間だけれども、サッカーなんか、そんなもん。
町田ゼルビアもヴィッセル神戸も、構造は既に僕の記載の通りで、これから勝率が下がる。
その中で、アビスパもきっちり勝ち点を拾って、一つでもいい順位に持って行こう。

それでも、噂のように、日本代表や他のビッグクラブに大人の事情込みで長谷部茂利監督を持って行かれたらそれは仕方ない。
しょうがないものはしょうがない。
しかし、長谷部監督から学んできたもの、受け取ってきたものを大切にしていれば、何ら問題はない。
コントロールできないものをあれこれ考えても仕方ない。
僕らがコントロールできるのは、長谷部監督をできるだけ慰留して、彼がいなくなっても、ノウハウを様々な形で引き継いで、改良し、勝てるアビスパを維持させることだけ。
2024年7月8日12月26日 エア指揮官 寺田次郎。



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