より良い神経放射線のために 90。・ #繋がる放射線科 #放射線科 #Radiology #JASTRO #放射線治療 #JICA #LIXIL #新興窯業 #外交官 #Rdiag #アビスパ福岡・(主に、#山梨大学 #大西洋 教授に向けて。)

より良い神経放射線のために 90。

#繋がる放射線科 #放射線科 #Radiology #JASTRO #放射線治療 #JICA #LIXIL #新興窯業 #外交官 #Rdiag #アビスパ福岡

(主に、#山梨大学 #大西洋  教授に向けて。)
医療のパッケージ輸出について。
今日の日経新聞に、そんなことが書かれていました。
その記事を電子検索すると、「世界14か所目の重粒子線がん治療センターが台北に、日本からシステム一式を輸入」という昨年の記事を見つけました。

G7がBRICSその他の途上国におおざっぱな技術レベルが追い付かれる中で、技術やプロダクトを輸出しながら、G7がなんとか地位や国力を維持していくというテーマがあります。
その中で、医療技術は大事ですね。
特に、賛否両論はあれど、日本は太平洋戦争で、アジアを侵略した一方で、侵略されていたアジアを開放しました。
今日の日経には、インドの2機目の原子力潜水艦がアリガートと名付けられたと書いてましたが、偶然を装った必然でしょう。

勿論、個々の人間の価値感や人間関係の親和性はそんな簡単なものではありません。
一方で、日本はおそらく、欧米の白人国家よりは、そのプロダクトを受け入れられやすい側面があります。
各国エリートは基本的に英語が強いですが、今は、その英語も、ソフトで簡単に置き換えられる時代です。
そんな中で、日本の医療機器をいくらかでも、各国のスタンダードにしていきたい国策はあると思います。
その際に、そういう仕事に携わる、医師や商社やその他の人間も必要なのではないかと思います。
過重労働が人材を育てる部分もあるでしょうが、日本の放射線科は欧米と違って地位が低いので、まだまだ数が足りていないのだと思います。

https://www.shinkoyogyo.co.jp/

今日はCERASTA2024 に行って、LIXIL系の新興窯業のレクチャーを受けて気づきましたが、単に機材だけでなく、内装やナントカも、現地や輸出のパッケージをコントロールする企業とすり合わせながら調整した方が、日本国内のウケもよさそうですね。
金と名誉の奪い合いは大変ですが、パイそのものを大きくして分け合う発想は大事だと思います。
そして、それをやっていくうえで、米国の放射線学会から、日本の政財界に連絡がいくようにすると多少なりともうまくいくのではないでしょうか?
(あちらの本音が日本の衰退の可能性もありますが、その匙加減では中国が出張ってくる可能性があることも重要なポイントでしょう。 United Imaging は米国と中国のどちらよりかは不明ですが、CTもMRIも質がよさそうに見えました。 むしろ、アメリカ経由の云々にならないうちに、日本政府が対応するといいよねという話の方が良いのではないかと思います。)

ここで重要なのは、政府や専門医会のコアの部分はこれまで通りとしても、中間層はその限りではないということでしょう。
社会情勢も変わり、医師の特権もだいぶはがされ、最近の事件でも、テキトーにやった医者やそこから上手に搾取した企業が経済的勝ち組になっています。
そんな中で、誰が何を言おうと、進んで貧乏くじを引く人間も多くないでしょう。
一方で、皆が皆、嘘丸出しの汚い医療が好きなわけでもないので、これまで放射線科がやってきた丁寧な読影の作業などは、公務員感覚の医者に多少の人気は保てるのではないかと思います。

専門医の合格率は相変わらず高くて、僕が大人の事情で潰されたのが浮き彫りになって、嬉しいのか、悲しいのかもわかりませんが、外科系の不人気の中で、診断もそうですし、放射線治療の諸々にスカウトして行って、それらの人材のキャリアのための椅子を頑張って用意するだけでしょう。
IVRはトップの連中がああいうキャラだと、ついて行けない若手が多いと思うので、流れが変わるまではどうしようもありません。

トップエリートの競争も大変だと思いますが、改めて、凡庸な将兵を大事に厚みのある日医放の形成が大事だと、個人的には思います。

それは、機材の輸出もそうですし、緊急時の患者の受け入れやデータのやり取りを見据えるということでもあります。
各国ごとに、運用に違いは出てくると思いますが、そういった部分のKnowHowやDoHowを共有し、Radiology=ImagingMedicineという共通言語をもっともっと生かしていくべきだと思います。
その中で、黒川遼先生や井上明星先生のようなスーパーエースももちろん大事ですが、彼らも体は一つで、家族もいます。
また、国家や個人ごとの親和性もわかれるでしょう。
チームとして運用するためにも、まだまだ人手がいります。
スチャラカ社員でも、留守番から何から使える可能性があります。

親日国を増やすこと、そこの施設が日本の機材で、日本語のわかる職員とつながりを持つこと。
全ては国益ですので、話は通りやすいのではないかと思います。
僕がスペインや欧州で昔ウケたのも、どちらかというと、TERUMOなどのおかげも大きいでしょう。

まあ、そんなこんなで、独占するのもいいですが、より多くの企業や個人に興味を持ってもらえると、放射線科の可能性は広がるのではないかと思います。
いつも口だけで申し訳ありませんが、放射線科は口先で勝負が許される珍しい部署なのも、良いところだと思います。
2024年8月31日22時55分 アビスパ福岡エア指揮官 寺田次郎 拝

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