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より良い神経放射線のために。 18 ・ #山梨大学 #大西洋 教授のために。 #放射線治療 新入局員の不安に応える職場。 山梨都構想。 #遠隔治療
より良い神経放射線のために。 18
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#山梨大学 #大西洋 教授のために。
#放射線治療 新入局員の不安に応える職場。 山梨都構想。
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ということで、ついに、神経放射線以外も触れる。
とはいえ、基本的に相似構造。
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多くの治療医の先生はわかっていない、あるいは、わかっていても触れないが、放射線治療やIVRはむしろ内科や外科であって、いわゆる放射線科や病理のような診断医の仕事とは一線を画する。
良くも悪くも。
しんどくなったらやめます。
合わないからやめます。
それがやりにくい。
上司ガチャ、職場ガチャ、様々な偶発性と戦いながら、若者は障害賃金を稼がないといけない。
今の教授は若くても団塊ジュニアで、まだ、旧研修医制度の匂いがする。
いまは、新研修医制度の中で、例えば、僕のような恐ろしく不幸な負け組まで可視化されている。
夢より正しいのは現実。
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BtoBとかCtoCとか略号を僕も忘れたけど、要するに、診断と治療やIVRでは、どんな商品やサービスであるかの形態が違う。
加えて地域の問題もある。
へき地医療や地域医療を若者が避けるのは、人口が減るその先に未来がないからだ。
これは、山梨にも当てはまるだろう。
それどころか、東京都さえ、市町村によっては当てはまる。
田舎馬鹿にすんなよ、とか言われると、落としどころが見当たらない。
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銀英伝マニアならすぐにわかるが、第一話で出てくる名言、現実はもっと不愉快、これをかみしめて、戦術や戦略を転換しないといけない。
日本語という標準語という共通理解はあっても、地域の方言や文化のギャップは案外大きい。
有名なのは、大阪と東京で、バカとアホの暴力性が違うことが有名だが、そういうことを認識しないといけない。
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さて、放射線治療医は、内科医と放射線診断医に放射線治療機器というエネルギー波を持たせた存在だ。
放射線IVRは例外もあるけど、内科医や外科医にカテーテルその他の技術を持たせた存在。
神経放射線科医は、一般の放射線診断医に、神経放射線の知識と実績を上乗せした存在。
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キーになるのは、いずれも、一般画像診断のコアの部分だが、それにプラスアルファする部分をどう考えるか?
そういう意味で、もし仮に、先端の臨床や研究に比べるとつまらないが、一番大事な一般の画像診断=頭部胸腹部のCTやMRIのスクリーニングで飯食えたらそれでいいを基準に考えると、放射線治療も、神経放射線も、専門知識や資格は贅沢品になる。
贅沢品はある日突然価値を失う可能性がある。
もちろん、そうならないように、諸先生方が表に裏に努力されるのだと思うが、ここを履き違えると、痛い目を見る。
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同じことの繰り返しだが、僕が放射線科を選んだのは、初期研修終了前に、アマチュアでもまだサッカー選手でありたかったのと、他人ができない技術で、私立医大卒のハンデをもって、旧帝のお医者様に必要とされないといけないと思ったからだ。
18-20歳の基礎科目にも、卒業までの医学部の科目にも、画像診断の言葉はなかった。
最初はIVRの革新性にも惹かれたが、2年目の途中で、心臓外科の過失致死のもみ消しと澤田敏の勘違いでIVR禁止になってからは、学会には自腹で行くが、IVR実技はあっさりやめた。
救急病院のバイトにいかされて、時間外にへばりついてまで、他の趣味を捨ててまで、やりたいというほどにはIVRは楽しくなかった。
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学生時代を通して、上司やナースや患者の多くに好かれない。
それでも、手を回して僕に優しいのは、恐ろしく人手のない部署だけだった。
理屈っぽいし、サッカーの部活の空気ではなく、サッカーそのものに異常な執着を抱えてしまった自分は、良くも悪くも、実力で相手をねじ伏せる何かを持たないといけなかった。
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1年目の9-12月の神経内科のローテの単純写真で、みんなが見落とした特殊な肺腫瘍を拾った。
この時に、普通なら有頂天になるが、京都大学卒業の教授や准教授、そして、京府医かどっかの主席か次席だったとかいうエリートも見逃したことを覚えていた。
そして、神経放射線の画像だけは、もう開業していたかなんかの先生が読影チェックに来られていた。
今でも、神経放射線はわからないが、そんな達人と研修医になったばかりの間のレベルまで行けば、一生食えるのではないかと思った。
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こんな昔話、多くの教授まで上り詰めた人間やその候補のエースには刺さらない。
失敗や劣等感をねじ伏せて、上の地位に上り詰めてきて、振り返る余裕はないからだ。
しかし、いまや、多くの受験生は、昔以上に勉強漬け。
優越感と他に何もやってこなかった劣等感が混ざった生き物だ。
人間における習慣性の問題は大きく、東大理三を卒業しても、医師にはならず、教育産業に残る人間も結構いるらしい。
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もちろん、夢や志を持った医者のための育成選抜を否定するつもりもない。
それよりも、手に手を取り合う、などというお花畑な表現をやめよう。
様々な要因で相反する様々な種類の馬鹿どもが仲良くせざるを得ないように仕組んでいく。
つまるところ、金と人手が大きいほどに、力業の特殊ルールが適応させられるのだから、そういう風に仕組んでいく。
研究とか臨床の特殊業務ができるほどに、DutyFreeに近づけていけばいい。
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放射線治療医は2種類しかいない。
内科外科の臨床の素質もあって放射線科に来た奴が選ぶケースと臨床の素質もないのに無理やり従事させられる奴のケース。
そこに、内科や外科のドロップアウト組を早期にリクルートする方策は既にあると思うが、もう一つの問題としての画像診断のセンスのあるなしがある。
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制度の基幹に関わるので、難しいが、画像診断のセンスがゼロの奴は、涙を呑んで外すか、あるいは、2人常勤医のもう一人にあてる方がいいのではないかと思う。
放射線治療において、放射線治療そのものの要素や時間は極めて少ない。
対外的な意見は別に持つとしても、そこをドライに見つめる方がいいのではないかと思う。
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僕は放射線治療の医師ではないので、実際部隊の表裏で何が動いているのか知らないが、あるいは、放射線治療も遠隔コンサルタントになる時代が来ているのかもしれない。
話が通じる内科外科の先生が現地にいれば、放射線治療医がその現場にいる必要はない。
現地の内科外科の先生の知識や経験の幅に電話やインターネットで対応して、実際の実行は現地でいいだろう。
そうすると、現地の方言や文化のニュアンスのトレーニングは少なくて済む。
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今はたぶん現実ではないが、このような医療集約をすると、採算もカバーしやすくなる。
週に1度や月に1度顔合わせに行くとしても、毎日そこにいるのとでは、家族生活への影響が計り知れない。
国際情勢や採算も絡むので、もっと絵に描いた餅で言えば、大西洋の東西にもそういう事務所が併設できれば、放射線治療の当直は不要になる。
緊急照射の仕事なら、若干のポリシーやパラメータの違いも許容されるだろうし、そのための専門医試験なので、違いの幅もある程度の幅に収まるだろう。
2024年6月17日11時34分