#2024年12月1日。日記 #JASTRO #日本臨床検査医学会 #放射線治療医 #パニック値 #AI #大西洋 #中村聡明 #竹中亮 #大前研一 #第四の波 #エマニュエルトッド #西洋の敗北 #佐藤優 #ネオアンチゲン #癌カスケード #がんワクチン #コロナワクチン #免疫チェックポイント阻害薬

寺田 次郎 にさんはアビスパ福岡にいます。
12月1日 9:44 ·
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#2024年12月1日
昨日は19時ごろに帰って、家で飲み直して、22時前には寝た。
7時半のアラームがしんどくて、8時、8時10分。
シャワー浴びて、準備して、8時半には家を出る。
年のせいか、#グランキューブ大阪 までの自転車さえしんどい。
朝は #癌ゲノム医療  から。
第一会場はガラガラ。

40人もいないか。
それはそういうことなのだろう。
#臨床検査技師  中心の学会において、オーバースペックの授業。
本当はもっと聴きたい気もするが、途中で切り上げて、誘われた、#諏訪部章 先生の #パニック値  の授業に行こう。
昨日の若くてきれいな田舎の専攻医より結局勉強しか頭にない。

寺田 次郎 に
12月1日 16:09 ·
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#臨床検査医学会 、最後の #ICD講習会  まで頑張った。
改めて、中央管理部門の連携って大事だと思った。
組織と対峙してわかる組織の弱点。
僕の無双の横で、枚方や大阪の先生が質問。
#パニック値  の委員会の先生も気に入っていただけたようだ。
一方で、それはいつまでも続く感情でもない。

自転車をこいで、いちど、本屋に立ち寄って、それから喫茶店。
いつも2日で解除されるネット規制が解除されていないので、WiFiを引っ張り出す。
もともと勤勉ではないので、勉強の束が既に過負荷。
3時間で、新聞だけ処理しよう。

寺田 次郎 に
12月1日 16:40 ·
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「11月29日の新聞」
#医師偏在是正  へ報酬上げ。
#オーストラリア  16歳未満のSNS禁止。
#大韓航空 #アシアナ航空  が統合。
こんな時代の中で、帰りの駐輪場には、#IVR を比喩する黒い軸のビニール傘。
#臨床検査医学会  なんか、#放射線科 と #救急医学  の利権の下という脅し。

寺田 次郎 に
12月1日 16:58 ·
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「11月30日の新聞」
喫茶店に、何故か昨日の日経朝刊がない。
日テレ系4社統合 読売テレビなど 持ち株会社設立へ。
英国で安楽死法案通る。
結局、形を変えた戦争の問題。

(しばらくして朝刊は見つかる。)
心斎橋賃料が銀座に迫る。
中国人はお金持ち。
和歌山に最大級蓄電所。
書評、コードブレイカー。
ベネッセがデジタルハリウッド買収。

寺田 次郎 に
12月1日 17:40 ·
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「12月1日の新聞」
産経新聞 #話の肖像画  は #張本勲
原爆について。
#平和教育  で育ち、#放射線科 に曲がりなりにも所属しながら、敵と認識した相手には使用してもいいと今は思う。
結局、壊したり殺したりするなら、手段がどうあれ一緒だというシンプルな発想がそこにある。

中国、南鳥島沖採鉱計画。
深海底レアメタルの開発。
外国人不法就労斡旋、日本人の上の方は日本人も外国人も騙して弾圧するという普通の話。
中国企業がカジノ法案巡り日本議員にわいろ。
#CERN =#欧州合同原子核研究機関 #ロシア  研究者締め出し。
#ゼレンスキー #NATO  加盟を停戦条件に。

日本、イギリス、イタリアの次世代戦闘機開発にサウジアラビアも加入。
フィリピン、モンゴル、ジブチ、インドネシアにレーダーを日本政府が供与。

寺田 次郎 にさんは関西医科大学にいます。
6日 · 大阪府 枚方市 ·
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より良い神経放射線のために 155

(#臨床検査医学会 を終えて。)
#病理 、#放射線科、#臨床検査 の緩やかな連携を目指して。 #パニック値 #JASTRO #日本放射線腫瘍学会

ということで、臨床検査医学の皆様はほぼ初めまして。
関西医大73期、六甲学院56期の寺田次郎です(六甲学院は、上智福岡、広島学院、栄光学園の姉妹校としての方が、関西以外の各地域で有名でしょうか?)。

家から通える、大阪で開催されるということで、また、おそらく、放射線診断科と似たような問題を抱えるという推定で、久々に参加しました。
前回は、関西医大に小宮山教授のおられたころだったと思います。
もっとも、長いので、話は省略しますが、僕は関西医大の人間ではありません。
そして、臨床検査医学に向いた人間でもありません。
一方で、おそらく、放射線科にとっても、そうであるように、僕の政治経済の知識とミックスした画像診断の知識は、距離感と関係性を間違えなければ、検査医学の皆様のお役にも立てるのではないかと思います。

早速本題ですが、これは、主に、2日目のワークライフバランスや3日目のパニック値のセッションとかに繋がってくると思います。
より臨床検査医学の価値と存在感を高め維持しながら、状況次第で、拡張していく。
そのために、病理や放射線科との連携を進めていく。

ここでむつかしいのが、既存の構造を破壊したり否定することに問題がある個人や地域や組織もあるということです。
一方で、バラバラだと、サイズの規模感から、他の科にマウントを取られる問題。
そういう中で、少数でも、人材交流の仕組みを作ればいいのかなと思います。
例えば、放射線学会に、半日ぐらい、臨床検査医学の先生の講義セッションを組み込むとか。

放射線科でも、放射線技師さんや放射線物理士さんとの目に見えない境界もあるように、臨床検査医学も臨床検査技師さんとの境界もあるかと思います。
僕も、2年目終了時にフリーターになるのをやめて、大学院で放射線科を選んだので、よくわかります。
最近はAIやITも存在感を増す中で、各資格職が特に、若い未熟な年代で私生活と両立しながら、半人前でも、一人前でもなっていくという課題にどうトライするかの問題があります。

先日のJASTROでAIの奴隷になっても、平穏にご飯を食べていければいいというスライドの文言につっこみが入りましたが、いまは、本当に、そのリアルを理解できないと大変な人も多いと思います。
まず、そもそも論として、AIは一つの大きな思考装置という発想だけでなく、スマホやパソコンのように、手元にあるものでもあります。
企画公演の、吉本のマネジメントの人の話にもありましたが、切手の貼り方を知らない若者もいる。
そんな時代。
それでも、AIやITの定義について、感覚的にでも文字にして理解できる人は少ないです。

AIを使いこなす知性の人は率直に言って少数派でしょう。
むしろ、AIやITを抱えた天才や秀才の集団に隷属させられる中で、まだましな、楽しい人生をどうやって作るかの問題があります。
多くの皆さんは、言われないと理解できませんが、パソコンやスマホやインターネットが普及しただけで、昔から変わりません。
僕ら2005年卒の医者は少なからず、自動判定の心電図に育てられた側面もあります。
その心電図の自動判定は、角度を変えれば、古い時代のAIです。
AIに従いながら、AIの弱点を補完することを考える、そんな時代でした。

AIやITか否かではなく、もはや、大病院はAIとITと人間のハイブリッドで動いているわけですが、その中で、人間同士がバラバラだともったいないケースも多いですね。
最後の、ICD講習会でも、CT抜きでもこれだけわかる感染症や抗生剤の問題と気づかされましたが、逆に言えば、もはや、高度な診断治療は極めて一部の医師を除き、チームで当たらないと無理ではないかと思います。
一方で、個々人の利権や精神的利害の問題もあり、その境界やなんとかはある程度の幅に収束すると予測されるものの、どうなるかはわかりません。
逆に言えば、ある程度の幅におさめるためにも、少しずつ会話の機会を作っていった方がいいのではないかと思います。

古くは産業革命の揺り戻しのラッタイト運動が有名ですが、それに、仕事や収入を追われることが許せない人間が何をするかですね。
一方で、産業革命の生み出す余剰人口の処理として、戦争が起こります。
第一次世界大戦のソンムの戦いでは、イギリスの貴族の子弟がマシンガンに突撃させられました。
その後、第二次世界大戦からも、世界中で微妙な戦争は続き、最近は、2年ほど前からウクライナでの戦争が進み、また、昨年はイスラエルとガザとヨルダンのヒズボラやイランの問題が燃えています。

他人事でさえ、愉快な出来事ではありませんが、不愉快な現実から目をそらしても、状況は悪化するだけでしょう。
最終日のランチョンのタスクシフトのセッションでは、臨床検査技師が救急医療その他を塗り替える趣旨の講義もありました。
これは、医師や中央部門にとって、良いことと悪いことがあります。
なので、情報収集と話し合いが大事でしょう。

忘れる前に、パニック値についても書いておくと、僕が不勉強な研修医だったので、初めて知った概念と言葉であり、先入観がなかったのが良かったと思います。
諏訪部章先生の座長の4セッションを聴いて理解を深めましたが、その根底には、異常検出と詳細な解析の2つの問題の処理が隠されています。
あまりに、全部のシェアを抑えに行くと、大病院とその出店の開業医あるいはその類似施設だけになってしまうことになり、それも行きすぎでしょう。

パニックを起こさないためのパニック値。
言い換えれば、大小の異常を検出して、個人や組織の診断治療の優先順位を組み替えるシステム。
それを円滑に進めるためにも、中央部門の協力が大事だということです。
お互いの長所と短所を知って、補完しあうのが大事です。
放射線科の専門医の長所や短所がバラバラなように、臨床検査医学の専門医の先生方も、また、個性はバラバラでしょう。

ある意味で、2日目のワークライフバランスでの、慶応大学の松下教授の割り切った、好きな事やってりゃいいんだよという発言も至言でした。
もちろん、最低限は抑えるべき履修内容はあるのでしょうが、個々人は尖がった部分を持たないと、優秀な他科医や技師に対して、ストロングポイントがなくなってしまいます。
それが、余計に、医師間の連携を奪う側面もありますが、口先だけでも、なにか、共通の意見やイメージを育てていくのが大事だと思います。

臨床検査のレジェンドのお話を2日目3日目と拝聴することになりましたが、個々の素質や熱意が化け物の場合とそうでない場合のやり方は変わります。
そういう先生方のやり方や考え方が正道や王道とすれば、僕の発想は邪道になります。
けれども、個人や組織によっては、よほどひどくない限り、邪道でもいいから、維持や拡張に向かいたいのではないかと思います。
フロアコメントでは、地域や組織によって、布教活動のやり方が違うと表現しました。
ただ、これがまた難解で、臨床検査医学の偉い先生たちの中でも、考えややり方の違いがあるのではないかと思います。

その中で、僕は僕らしく、無責任に意見を放り込んで、そういう発想もあるよね、って空気になった時に、皆さんが動けばいいのかなと思います。
実際問題、頼りない奴でも、電話番レベルがいれば、多少は休めますし、有資格者であれば、ごまかしごまかし、留学の機会などを持ち回りで作るための戦力にはなるでしょう。
その辺のさじ加減はまさに難しいところではないかと思います。

ただ、僕の直感的に言えるのは、組織地域で多少の幅はあっても、各セクションが、各個に、病院上層部や一部の外科医などにあれしろこれしろと言われるよりも、中央検査部門がだいたいの落としどころを決めて、我々はこんな人を集めて、こんな感じで組織していますと提示するほうが楽だと思います。

あとは、それぞれの名称とか概念を一部、あえて、うるさい先生に譲って、相手のメンツを立てながら、実利を取れればと思います。
難症例やナントカの解決の方策を持ったうえで、うるさい先生の抱き込みを図るということです。

もちろん、これは、絵に描いた餅ですが、今の年齢の分布だと、年配の先生方が、様々なお絵かきをしてあげた方が、臨床検査医学も医師が増えるのではないかと思います。
正直言って、臨床検査医学のことはわかっていない部分もありますが、多分、放射線科や病理に入ったものの、図形のセンスが壊滅的な医師とかがあるいは臨床検査医学に流れるのかもしれません。

いずれにせよ、誰かがおっしゃられていましたが、状況次第では、とにかくどんな形でも存続を図るというのも大事だと思います。
地域や組織によっては、これまで通り、謎の引退した医者の準名義貸しというのも、悪くはないでしょう。
若い女性医師を取り込むにあたって、出産育児で10年遅れでも、その間、なんらかの形で所属していてくれたらOKというのもありだと思います。
もちろん、暫定的な、何かという文言は大事かもしれません。
その辺は、外部の僕がどうこうではなく、組織や地域の内部で決める話でしょう。

改めて、専門医制度と専門技能=資格と実務の二つのポイントが各学会にあります。
その光と闇を理解して、相補的にやれるように、少しずつ歩み寄っていくのが大事だと思います。
極めて稀な天才や大秀才は全てを習得してしまうのでしょうが、そんな人を基準にしては社会は成立しませんし、また、個人に頼りすぎると、事故やテロに対してもろくなってしまいます。
そんな理屈を理解して、喧嘩にならないように、システムを考えていく必要もあります。

改めて、患者や病変を振り分けながら、難症例や緊急症例を上手に処理するシステムを、中央部門で持つのが大事だということです。
来年、講演機会なり招待なりしてあげると、懇親会のお酒の勢いで言われましたが、まあ、僕はこの通り、常軌を逸してますので、撤回していただいて結構です(笑)。

ということで、長文になってしまいましたが、匙加減を考えながら、より多くの学生や他科医が臨床検査医学に触れてくれるように、学会などの仕組みも作っていかれればとは思います。
寄付金とか科研費の学会への運用がポイントだと思います。

ハードルが高すぎても、専門医を誰も取らなくなるわけですが、その場合でも、学びの場と就活の場があれば、何人かに一人は、回り道でも来てくれるでしょう。
その辺は、僕も部外者ですので、具体的にどうこうは申しませんが、逆に、あまりに迎合しすぎても、その若手が残らなかったときのダメージが大きくなります。
美容外科も小さな池はあっさり埋まりました。
臨床検査も給与の分のマイナスが業務負担の軽減であれば、問題も起こらないでしょうか?
改めて、パニック値の議論ができるのは、議論する人数がパニック値でなければという話ですね。
これは、今後、一部の学会や大学で起こる問題かもしれません。
2024年12月1日21時9分 寺田次郎 拝

寺田 次郎 にさんは関西医科大学にいます。
6日 · 大阪府 枚方市 ·
プライバシー設定: 公開
より良い神経放射線のために 155

(#臨床検査医学会 を終えて。)
#病理 、#放射線科、#臨床検査 の緩やかな連携を目指して。 #パニック値 #JASTRO #日本放射線腫瘍学会

ということで、臨床検査医学の皆様はほぼ初めまして。
関西医大73期、六甲学院56期の寺田次郎です(六甲学院は、上智福岡、広島学院、栄光学園の姉妹校としての方が、関西以外の各地域で有名でしょうか?)。

家から通える、大阪で開催されるということで、また、おそらく、放射線診断科と似たような問題を抱えるという推定で、久々に参加しました。
前回は、関西医大に小宮山教授のおられたころだったと思います。
もっとも、長いので、話は省略しますが、僕は関西医大の人間ではありません。
そして、臨床検査医学に向いた人間でもありません。
一方で、おそらく、放射線科にとっても、そうであるように、僕の政治経済の知識とミックスした画像診断の知識は、距離感と関係性を間違えなければ、検査医学の皆様のお役にも立てるのではないかと思います。

早速本題ですが、これは、主に、2日目のワークライフバランスや3日目のパニック値のセッションとかに繋がってくると思います。
より臨床検査医学の価値と存在感を高め維持しながら、状況次第で、拡張していく。
そのために、病理や放射線科との連携を進めていく。

ここでむつかしいのが、既存の構造を破壊したり否定することに問題がある個人や地域や組織もあるということです。
一方で、バラバラだと、サイズの規模感から、他の科にマウントを取られる問題。
そういう中で、少数でも、人材交流の仕組みを作ればいいのかなと思います。
例えば、放射線学会に、半日ぐらい、臨床検査医学の先生の講義セッションを組み込むとか。

放射線科でも、放射線技師さんや放射線物理士さんとの目に見えない境界もあるように、臨床検査医学も臨床検査技師さんとの境界もあるかと思います。
僕も、2年目終了時にフリーターになるのをやめて、大学院で放射線科を選んだので、よくわかります。
最近はAIやITも存在感を増す中で、各資格職が特に、若い未熟な年代で私生活と両立しながら、半人前でも、一人前でもなっていくという課題にどうトライするかの問題があります。

先日のJASTROでAIの奴隷になっても、平穏にご飯を食べていければいいというスライドの文言につっこみが入りましたが、いまは、本当に、そのリアルを理解できないと大変な人も多いと思います。
まず、そもそも論として、AIは一つの大きな思考装置という発想だけでなく、スマホやパソコンのように、手元にあるものでもあります。
企画公演の、吉本のマネジメントの人の話にもありましたが、切手の貼り方を知らない若者もいる。
そんな時代。
それでも、AIやITの定義について、感覚的にでも文字にして理解できる人は少ないです。

AIを使いこなす知性の人は率直に言って少数派でしょう。
むしろ、AIやITを抱えた天才や秀才の集団に隷属させられる中で、まだましな、楽しい人生をどうやって作るかの問題があります。
多くの皆さんは、言われないと理解できませんが、パソコンやスマホやインターネットが普及しただけで、昔から変わりません。
僕ら2005年卒の医者は少なからず、自動判定の心電図に育てられた側面もあります。
その心電図の自動判定は、角度を変えれば、古い時代のAIです。
AIに従いながら、AIの弱点を補完することを考える、そんな時代でした。

AIやITか否かではなく、もはや、大病院はAIとITと人間のハイブリッドで動いているわけですが、その中で、人間同士がバラバラだともったいないケースも多いですね。
最後の、ICD講習会でも、CT抜きでもこれだけわかる感染症や抗生剤の問題と気づかされましたが、逆に言えば、もはや、高度な診断治療は極めて一部の医師を除き、チームで当たらないと無理ではないかと思います。
一方で、個々人の利権や精神的利害の問題もあり、その境界やなんとかはある程度の幅に収束すると予測されるものの、どうなるかはわかりません。
逆に言えば、ある程度の幅におさめるためにも、少しずつ会話の機会を作っていった方がいいのではないかと思います。

古くは産業革命の揺り戻しのラッタイト運動が有名ですが、それに、仕事や収入を追われることが許せない人間が何をするかですね。
一方で、産業革命の生み出す余剰人口の処理として、戦争が起こります。
第一次世界大戦のソンムの戦いでは、イギリスの貴族の子弟がマシンガンに突撃させられました。
その後、第二次世界大戦からも、世界中で微妙な戦争は続き、最近は、2年ほど前からウクライナでの戦争が進み、また、昨年はイスラエルとガザとヨルダンのヒズボラやイランの問題が燃えています。

他人事でさえ、愉快な出来事ではありませんが、不愉快な現実から目をそらしても、状況は悪化するだけでしょう。
最終日のランチョンのタスクシフトのセッションでは、臨床検査技師が救急医療その他を塗り替える趣旨の講義もありました。
これは、医師や中央部門にとって、良いことと悪いことがあります。
なので、情報収集と話し合いが大事でしょう。

忘れる前に、パニック値についても書いておくと、僕が不勉強な研修医だったので、初めて知った概念と言葉であり、先入観がなかったのが良かったと思います。
諏訪部章先生の座長の4セッションを聴いて理解を深めましたが、その根底には、異常検出と詳細な解析の2つの問題の処理が隠されています。
あまりに、全部のシェアを抑えに行くと、大病院とその出店の開業医あるいはその類似施設だけになってしまうことになり、それも行きすぎでしょう。

パニックを起こさないためのパニック値。
言い換えれば、大小の異常を検出して、個人や組織の診断治療の優先順位を組み替えるシステム。
それを円滑に進めるためにも、中央部門の協力が大事だということです。
お互いの長所と短所を知って、補完しあうのが大事です。
放射線科の専門医の長所や短所がバラバラなように、臨床検査医学の専門医の先生方も、また、個性はバラバラでしょう。

ある意味で、2日目のワークライフバランスでの、慶応大学の松下教授の割り切った、好きな事やってりゃいいんだよという発言も至言でした。
もちろん、最低限は抑えるべき履修内容はあるのでしょうが、個々人は尖がった部分を持たないと、優秀な他科医や技師に対して、ストロングポイントがなくなってしまいます。
それが、余計に、医師間の連携を奪う側面もありますが、口先だけでも、なにか、共通の意見やイメージを育てていくのが大事だと思います。

臨床検査のレジェンドのお話を2日目3日目と拝聴することになりましたが、個々の素質や熱意が化け物の場合とそうでない場合のやり方は変わります。
そういう先生方のやり方や考え方が正道や王道とすれば、僕の発想は邪道になります。
けれども、個人や組織によっては、よほどひどくない限り、邪道でもいいから、維持や拡張に向かいたいのではないかと思います。
フロアコメントでは、地域や組織によって、布教活動のやり方が違うと表現しました。
ただ、これがまた難解で、臨床検査医学の偉い先生たちの中でも、考えややり方の違いがあるのではないかと思います。

その中で、僕は僕らしく、無責任に意見を放り込んで、そういう発想もあるよね、って空気になった時に、皆さんが動けばいいのかなと思います。
実際問題、頼りない奴でも、電話番レベルがいれば、多少は休めますし、有資格者であれば、ごまかしごまかし、留学の機会などを持ち回りで作るための戦力にはなるでしょう。
その辺のさじ加減はまさに難しいところではないかと思います。

ただ、僕の直感的に言えるのは、組織地域で多少の幅はあっても、各セクションが、各個に、病院上層部や一部の外科医などにあれしろこれしろと言われるよりも、中央検査部門がだいたいの落としどころを決めて、我々はこんな人を集めて、こんな感じで組織していますと提示するほうが楽だと思います。

あとは、それぞれの名称とか概念を一部、あえて、うるさい先生に譲って、相手のメンツを立てながら、実利を取れればと思います。
難症例やナントカの解決の方策を持ったうえで、うるさい先生の抱き込みを図るということです。

もちろん、これは、絵に描いた餅ですが、今の年齢の分布だと、年配の先生方が、様々なお絵かきをしてあげた方が、臨床検査医学も医師が増えるのではないかと思います。
正直言って、臨床検査医学のことはわかっていない部分もありますが、多分、放射線科や病理に入ったものの、図形のセンスが壊滅的な医師とかがあるいは臨床検査医学に流れるのかもしれません。

いずれにせよ、誰かがおっしゃられていましたが、状況次第では、とにかくどんな形でも存続を図るというのも大事だと思います。
地域や組織によっては、これまで通り、謎の引退した医者の準名義貸しというのも、悪くはないでしょう。
若い女性医師を取り込むにあたって、出産育児で10年遅れでも、その間、なんらかの形で所属していてくれたらOKというのもありだと思います。
もちろん、暫定的な、何かという文言は大事かもしれません。
その辺は、外部の僕がどうこうではなく、組織や地域の内部で決める話でしょう。

改めて、専門医制度と専門技能=資格と実務の二つのポイントが各学会にあります。
その光と闇を理解して、相補的にやれるように、少しずつ歩み寄っていくのが大事だと思います。
極めて稀な天才や大秀才は全てを習得してしまうのでしょうが、そんな人を基準にしては社会は成立しませんし、また、個人に頼りすぎると、事故やテロに対してもろくなってしまいます。
そんな理屈を理解して、喧嘩にならないように、システムを考えていく必要もあります。

改めて、患者や病変を振り分けながら、難症例や緊急症例を上手に処理するシステムを、中央部門で持つのが大事だということです。
来年、講演機会なり招待なりしてあげると、懇親会のお酒の勢いで言われましたが、まあ、僕はこの通り、常軌を逸してますので、撤回していただいて結構です(笑)。

ということで、長文になってしまいましたが、匙加減を考えながら、より多くの学生や他科医が臨床検査医学に触れてくれるように、学会などの仕組みも作っていかれればとは思います。
寄付金とか科研費の学会への運用がポイントだと思います。

ハードルが高すぎても、専門医を誰も取らなくなるわけですが、その場合でも、学びの場と就活の場があれば、何人かに一人は、回り道でも来てくれるでしょう。
その辺は、僕も部外者ですので、具体的にどうこうは申しませんが、逆に、あまりに迎合しすぎても、その若手が残らなかったときのダメージが大きくなります。
美容外科も小さな池はあっさり埋まりました。
臨床検査も給与の分のマイナスが業務負担の軽減であれば、問題も起こらないでしょうか?
改めて、パニック値の議論ができるのは、議論する人数がパニック値でなければという話ですね。
これは、今後、一部の学会や大学で起こる問題かもしれません。
2024年12月1日21時9分 寺田次郎 拝

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