標準医療と遠隔医療 過渡期の中で 

神戸で行われた放射線科ミッドサマーセミナーに行ってきました。

地方の医療の質を担保するために、CTやMRIの遠隔読影が試みられていますが、やはりその質の担保に腐心されているそうです。
これはサービスを提供する側も問題なら、逆に患者情報や診断フォーカスの不足などサービス受給側の問題もあるとは思います。
何はともあれ、多くの企業がくくりにしている「診断専門医」というくくりだけではうまく行ってないようです。
(それで、コンサルティングシステム、ラーニングシステムも立ち上がっているそうです。)

今、地方の医師不足がいろいろ言われていますが、専門分野の先進化が進む中で、生活のしやすさなども含めて都会に若い医師が集まるのは仕方ないことです。
一方で、その状況を悪と決めつけるのではなく、地方がその地域の医療の質を受け入れることや都会でのサービスの乗り入れを併用するシステムは今後整備されてくるとは思います。

これは何も日本だけではなく、他のとある先進国でも起こっていることだそうです。
勿論、女性医師の増加も関係があります。
(二十歳前後で、決められた受験問題で高得点を取る能力は、女性の方が一般的に高いです。)

もう一つ難しいのが、「地方のいつもの医療」と先進医療のギャップです。
この医療界篇の過渡期の中で、ただ「医療崩壊」の一言では済まされない問題があります。

そのへんのギャップやコミュニケーションのむつかしさは漢方医学でも同様でしょうか?


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