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【結構安い】龍軸デアリブライゼシュート解説
こんにちは、Phone318です。
今日から新弾が発売され、サガループがメタゲームの一角に入ってくるでしょう。(個人的には一強環境が好きなので暴れまくって欲しい)
しかし、カジュアルプレイヤー目線で今回のパックは、再録が強い事が特徴です。
つまり、既存の色々なデッキを安く組めるチャンスです。
という事(?)で今回は龍軸デアリブライゼシュートを紹介していこうと思います。
前回と同様、このデッキをそもそも知らない人も分かる様に解説するので、構築を見たい人は目次から飛んで見ていってください。
また、《》の中には筆者のアプローチの方向性を載せておきます。因みに、この部分は読まなくても全然大丈夫です。まぁ、みんな分かると思うけど。
1.ブライゼシュートとは
SST(スーパー・シールド・トリガー)とは、STとしてカードを使った時に、自分の盾がなかったら強力な追加効果が追加される能力です。
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SST→ST効果+非進化緑獣を2体マナから踏み倒し
要はコイツらのSST能力を起爆させて、大型を踏み倒して相手を破壊するデッキです。
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そしてこのギミックと最強の相性を持つカードが
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黒神龍ブライゼナーガです。
これを出すと、盾にあるSSTを全て起動させることができます。
つまりデッキの流れとしては、
①ブライゼを出す
②STTが起動して大型が出て勝ち
これがこのデッキのやりたいことです。
2.このデッキの問題点
・ブライゼが殿堂入りしている事
他にもありますが、この一点はかなり大きいです。
ブライゼが殿堂入りしているため、能動的な動きがしにくく、勝てるかどうかが相手のデッキタイプ依存になっています。〈相手が殴ってくるタイプならいいが、殴らないループ系やST封殺ギミックがあるとこちらのブライゼ引けるかゲームになってしまう〉
つまり、このデッキの強度を上げるには
①ブライゼを安定して出す
②ほかの能動的なプランを用意する
二つのいずれか、もしくは両方を対応できるアプローチが必要となります。
①はディメンジョン・ゲートや五郎丸コミュニケーションで山札から引っ張って来ることである程度補えます。
《こういうサーチ系のカードは一定のカードの2枚目以降としても捉えることができる。今回だとブライゼや初動、サイゾウの2枚目以降の札として考えることができる。》
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②に関しては、デッキ自体に大型が多投されています。
よって今回は、大型を早期着地させる方向性がよさそうです。
大型早期着地といえばミステリー・キューブでしょう。《ランダム要素であるが、外れてもブースト。当たれば、ゲーム展開をこちらに引き寄せる事ができる。こういうアプローチなら、キューブにかけるデッキではなく、やり得なブースト札と捉えられる上に、能動札にもなり得る札となる》
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・ミクセル系やアプルなどのメタに弱い
これはデッキコンセプト上から不利なので割り切ります。
《デッキの性質において、不利対面への扱い方が異なる。柔軟性の高いデッキやデッキの回転が速いデッキなら1~2枚寄せることで対応できることがある。しかし、このデッキはそうではなく、無理にそちらに寄せるとデッキパワーの低下などを引き起こしてしまうため割り切るのが妥当である。》
3.デッキ紹介・解説
ディスペクター軸との差別点
赤が採用できる事と、栄光が使える点が大きな差になります。確率は低いですが、キューブや栄光ブライゼで最速4ターンで相手を破壊することも、圧力をかけることができます。(要は相手に溜める時間をとらせない事ができる)
もちろんほかのデッキよりかは早くはないですが、大型が着地した後に負ける事がほとんどない事が魅力です。
一方ディスペクター軸ならデドダムゾロスターヒャクメベンなどの安定した基盤と優秀な受け札があります。
自分で構築するときは、これらの特徴は覚えていってください。
各カード解説
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【ボルシャック・栄光・ルピア】
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初動①
非ドラゴンが17枚あるけど、2ブーストじゃなくても全然いい。
栄光→ディメゲ→ブライゼの動きがあるから。
2ブースト(上振れ)はサイゾウや大型が速く使いやすくなる。
龍軸ならではの強みです。
【R.S.F.K./オールイン・チャージャー】
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初動②
下面が結構な確率でワンドローできるから優秀。
上面がワンチャン作る場面があるのでキープするといいことがあるかも。
【ディメンジョン・ゲート】
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初動とブライゼのかさ増し。
初動がないなら栄光回収。
初動があるならブライゼ回収。
トリガーで踏んだらサイゾウ回収で耐えることもできる。
ほぼやる必要ないけど、五郎丸コミュニケーションと分けて墳墓を気持ちケアしましょう。
【黒神龍ブライゼナーガ】
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コンセプト。投げたら勝ち。割愛。
【ミステリー・キューブ】
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ブライゼに依存しない能動札兼受け札。
大型投げたら半分勝ち。
外してもマナ加速でサイゾウに届きます。
【コクーン・シャナバガン】
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SST①
確定枠。
普通に踏んでもワンブースト。サイゾウをマナから回収可能。
SST能力が最強。大型をマナにちゃんと埋めておきましょう。
【爆殺!!覇悪怒楽苦】
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STT②
いつ踏んでも強いトリガー。
メタカード系をほぼ唯一越えてくれる。
STTでのバトル効果が強制なのは覚えておきましょう。
【怒流牙サイゾウミスト】
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受け札。
盾が1枚で受けるのでSSTチャンスが生まれる。
基本的にこのカードのために7マナにすることを目指しましょう。
ドラゴンじゃないから枚数控えめ。
できるだけハンドキープをしましょう。
【偽りの王ヴィルヘルム】
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再録おめ
大型①
マナブーストしてくれる赤緑どちらも入っているドラゴン。
雑に投げても強いけど、勝ちに近づくカードというより補助・後続作りの役割が大きいです。
【「鎮魂」の頂ベートーベン・ソレムニス】
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大型②
新弾の赤緑含むドラゴン。
ドラゴンを止めるロック性能に、モツと同時に出すと相手の盤面を全て飛ばすことができる。(これがやりたいだけ)
ドラゴン付きのタマシードも破壊できるので、タマシード状態のDrache der'Zenも破壊できます。
地味に盾焼却があるから、モツとの出す順番は気を付けましょう。
【偽りの王モーツァルト】
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大型③
ベートーベンと一緒に出したい赤緑含むドラゴン。
こいつ2枚出しで除去耐性獣を超えれる。
ヴィルと懐かしのムーブを決めましょう。
【大樹王ギガンディダノス】
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大型④
こいつを出したら基本的にそのターンの攻撃は全て防げる。
覇悪怒楽苦では出ないけど、シャナバガンでこれ出すとジャスキルが組める。
【勝利宣言鬼丸「覇」】
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大型⑤
どんな状況でもワンチャン作る殿堂カード。
SSTでは優先して出さないです。(受け札ではないので)
出して気持ちよくなりましょう。(負けても責任は取りません)
4.採用候補
一応先に述べておきますが、あくまで龍軸のブライゼの紹介です。
ディスペクター軸ではないので、そこは留意してください。
【初動組】
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・八頭龍ACE‐Yamata/神秘の宝剣
→下面でブライゼを置いて、マクスカルゴトラップで引っ張り出せます。使うなら両採用だと思います。
・爆龍覇グレンリベット/「爆竜秘術、暴流の大地!」
→ドラゴンが落ちれば継続してブーストできるます。上面も覇悪怒楽苦対応。ただし、多色の枚数に注意しましょう。
・闘争類拳嘩目ステゴロ・カイザー/お清めシャラップ
→墓地利用がめっちゃ流行ったら入れましょう。基本は入りません。
・摩破目ナトゥーラ・トプス/ストンピング・ウィード
→下面の手打ちしやすいマナ回収に価値を見出すなら。
・メンデルスゾーン系
→非ドラゴン多すぎです。龍の呼び声なら無くはないかも。
・ボルシャック・ドラゴン/決闘者チャージャー
→ボルシャックほぼ無いから、このデッキではRSFKの下位互換。
・ネオ・ボルシャック・ドラゴン/ボルシャックゾーン
→4コスト帯のカード無いから微妙。
【SST組】
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14投なら10%
・ぱくちーたー
→STTの緑獣踏み倒しカードの増量。ドラゴンのSSTが欲しいです。
・冥王の牙
→腐っても一体除去。だけど、墓地に黒獣を能動的に落とせないから微妙かも。ディスペクター軸なら採用しやすいです。
【中盤組】
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・フェアリー・ギフト
→ブライゼ早出し機。ディメゲ→ギフトブライゼ4キルができる。前よりを更に意識するなら採用しよう。
・龍世界~龍の降臨する地~
→ドラゴン付きキューブっぽいことをするカードのかさ増し。カード除去少ないならありかも。青が多いならホーガン・ブラスターもあり。
アプルが嫌いなので不採用です。
・龍罠エスカルデン/マクスカルゴ・トラップ
→ACE‐Yamataと一緒に採用しよう。中継ぎ兼ブライゼ発射機。キューブあたりと入れ替え枠かな。
・切札勝太&カツキングー熱血の物語ー
→ブライゼの打点増加。青無いし、打点は十分だから正直微妙。
デドダム栄光基盤ならガイアッシュと一緒に入れましょう。(それは黒ガイアッシュやないかい!)
・ドラグシュート・チャージャー
→ドラゴン軸専用大型発射機。アタックトリガーや破壊された時効果のあるやつらを採用しよう。
【大型枠】
環境に合わせて好きなカードを入れましょう。
ドラゴンの方が好ましいです。
2投以下なら色合わなくても入れてよし。(知らんけど)
(デルフィンやクリスドなどのSTTでの踏み倒しができない奴らは△)
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ロック系や自分の動きの加速、破壊時踏み倒しのカードが主。
昨日(2023/2/17)までの環境なら大王やジスタチオがおすすめです。(意味なし)
ドラグシュートを採用するなら戦場のピアニストVAN・ビートや覇道、インフェル龍樹、モルナルクがおすすめ。
大型の枚数は10~16ぐらいが適正かな。
5.動かし方
相手のデッキによってプレイが変わることはほとんど無いです。
⓪大型をマナに積極的に埋める
→シャナバガンで出せるようにする。マナがたまってきたら素出しのためにキープすることを考えよう。
①マナブースト+サーチ
→ブーストを優先してプレイして、とにかく7マナを目指す。
→サーチは栄光かブライゼかサイゾウが基本。使ったら、ちゃんと盾確認(盾以外のゾーンが全部見れるので、逆説的に盾に何があるか分かる)をしよう。盾が強いなら栄光orブライゼorマナに必要な大型回収。弱いなら、栄光orサイゾウ回収。
→極稀にRSFK回収でワンショットを狙う時があります。
②大型ドーンで勝ち
→念のため、相手のヤケクソジャスキルを止めるサイゾウをキープしておこう。
超ざっくりとした対面別プレイ
速攻
→踏めば勝ち。踏まなければ負け。
横に広げる系なら、横に打点を広げさせ過ぎないようにする事が大事。(ソレムニスかモツ出せば基本全て飛ばせるけど)
ミッドレンジ
→ラブ・シャッフ・アルモモなどの呪文封殺系はやめてください。
こいつらが来る前に、ブライゼを投げましょう。
多分1番不利対面。
ビマナ
→カードパワー勝負。ロック系をどんどん投げましょう。
ループ
→殴って来ないなら相当キツイ。
ループされる前にブライゼを投げましょう。
お清めが刺さるなら入れましょう。
6.アドバンスで使うなら
零龍や禁断がある影響でロックをかけにくくなっています。
しかし、オリジナルよりドラゴンデッキが多いので、ベートーベンやモーツァルトの刺さりがより高くなっています。
よって、周囲の環境を見て、禁断(ドラゴンデッキ)が多いなら、今回の龍軸。
零龍が多いなら基本的にはディスペクター軸にするのがよさそうです。
また、構築においては13番目の計画でデッキ枚数を増やすこともアプローチの一つでありそうです。
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SSTの率が下がると初めから割り切る選択をせず、1度使ってみて、感触を確かめるのが大切です。(絶対採用しないといけない訳では勿論ない)
7.最後に
最後まで読んでくれてありがとうございます。
再録したカードが多く、結構安く組めるのでぜひ遊んでみてください。
それではまたいつか。