力とは何か?
力とは何か?
物理学で、力とはma=F(質量×加速度=力)である。
もっと言うと、この加速度が仮に重量gだとすると、F=G・Mm/r^2である。
即ち、力の正体とは、求心力という引力であることが多い。
これが意味するのは、外交に於ける優位性とは、引力という依存関係を他国に作ることが上手い人ほど、戦争をせずとも優位性を作ることができることから有能な戦略家は、戦争しないという例えである。
これと同じで、頭がいい人ほど、このように自分に依存関係という引力を作って優位性を作るのが上手い。
その上で、重要になるのが①信頼関係を築く、②交渉材料を作って自分のニーズを作っていくことである。この2つの条件を満たすことが唯一、相手に優位性を作って勝ちに回るやり方で、その上で一番賢いやり方である。
これは一番重要な話だけど、強い人を敵に回すというのは、一番非効率なやり方で、賢い人は、その強い人をどうやって自分の味方に持っていくかを考える。
即ち、闘いに挑む殴り合いをするのではなく、依存関係という引力の引っ張り合いをして自分の布陣にする。その上でどうやって優位性を作るかを考える。
そうやって、ビジネスの交渉ネタや出世や待遇を良くしてもらうような交渉材料を作り、自分のポジションを作っていく人は、ズル賢いと思われるかもしれないけど、世渡り上手だと思う。
追記:
F=mg(質量・重力)というのは、人間関係的にはm(実力)×g(依存的な信頼関係)であることが多く、正確には「能力や実力がある人間がある意味、依存度で信頼構築して、優位性を作る」ことである。
もっと正確に言うと、力というのは、能力や実力として周囲から信頼を買っていくポテンシャルがカリスマ性であることが多いから淡々と能力や実力を作り、その中で人から必要とされるニーズを作り、依存関係で信頼構築するという方が正確かもしれない。
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