32歳の挫折
恥の多い生涯を送ってきました(人間失格の冒頭)。
15歳で高校受験に失敗して『勉強』という挫折をした。19歳で友に背を向けるような生き方をして『人間関係』で挫折した。20歳で『恋愛』で挫折し、21歳で初めて大学で設計課題をして『建築』を挫折した。22歳で初めてアルバイトをして『仕事』を挫折した。そして、31歳という年齢まで孤独を享受してきた。
『勉強』、『人間関係』、『恋愛』、『建築』、『仕事』…全てに於いて私は挫折してきた。本当に恥の多い生涯を送ってきた。でも、すべてに諦め切れずにひたすら、踠いてきて、今に至る。
そんな自分に於いて『過去』という存在は汚点だと思えてならない。16歳の時に教条として受け付けられた教育論『たった一つでも欠点や汚点を許してはならない。常に完璧でなくてはならない』という自分にとって、その過去を直視するのは、苦渋の選択以外に他ならなかった。
そんな自分が今まさに過去に直面し、向き合おうとしている。これは大きな一歩だと思える。順風満帆な人生だったとはとても言い難いが、勉強、人間関係、恋愛、建築、仕事…すべてが順調に行き、上手く行く…そう、思えたのも束の間だが、そんな今、かつてない脅威に晒されている。
そう、それは肥満(デブ)であるという現実である。欠点や汚点を許さない完璧主義者にとって、それ以上の屈辱はないのである。そして、更に欠点があることリスト化すると、以下の内容が次の人生で挫折すると、想定される。
▪️カラオケが歌えない
▪️理数系科目が苦手
▪️英語や外国語が話せない
▪️小説を読むことが苦手
▪️料理が苦手
まだまだ、理想の人間になるには、遠い未来のようです。引き続き、「勝って驕らず、負けて腐らず」という地道にコツコツと積み重ねていきたい所存である。
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