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子の不登校で私が得たもの・逃したもの
子どもが不登校になったことで、親である自分の生活が激変した。
言葉の選択、子に接する態度、世界の見方、一般論への疑問。
とにかく生活スタイルの全てが変化したのだ。
初期の頃は自分にとっての大切なものがたくさんあり過ぎて、どれを優先にしたらいいのかわからなかった。
だって全てが大事。
どれも捨てられなくて、全部を守ろうと奔走していた。
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子の不登校によって『得たもの』『逃したもの』
【自分が働きがいにしている仕事】
子が生まれる前から続けている仕事。
家庭から離れる時間であり、ママでない自分自身という存在が認められる社会。
他の人とのふれあいの中で多くの気づきを得て、帰宅後にまた笑顔に戻るための大切な居場所。
🔽子の不登校によって〈休む・辞める〉という可能性が、突然浮上した。
目の前が真っ暗になった。
自分の日々の〈楽しみ、働きがい、社会との繋がり〉が手元から崩れ落ちていく感覚だった。
🎁半年かけて浮上した。どう考えても現在の状況で、仕事をフルタイムのまま復帰することは現実的でない。
そう自然と思えるところまでシフトチェンジができた。
楽しかったあの時はすでに過去。
素晴らしい経験だったという記憶が残るだけ。
あの時に戻れるわけではないのだ。
状況は変わった。
あとは前を向いて、できることにチャレンジするだけ。
私の人生は、私が作るのだ。
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【子どもと向き合う時間】
子どもをないがしろにして生きてきたつもりはない。断言します。
少ない時間の中でも、その中でどうやったら子どもの為にできる事があるのか、模索しながらやってきた。
それでも不登校は起こってしまって、大事な子ども達の心が傷ついてしまった。
🔽精一杯やってはいたけど、それでも親である私達に余裕が無かったんだ。
子ども達の中で1番の大事な成長の過渡期だったことに、気がつくことはできなかったのだろうか。
もっと出来ることがあったのかな?
他のお母さんならもっと早く気が付いてあげれてたんじゃないかな?
傷ついて不登校になる前に救ってあげることもできたのかな?
🎁しかし、わたしは心の奥底では知っている。
自分を責めても何にもならない。
責めてもそこには何も生まれない。
ここにあるのは、子どもと向き合う時間をもらえたという事実だけ。
今は子どもの様子を見ることができて、彼らのひとつひとつの気持ちの変化を感じることができる。
これは不登校という経験を味わってきたからこその感覚。
子の成長という機微に気がつくことができる。
全てのことに〈ありがとう〉と思うことができる。
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【新しい人生に徳を積む】
🎁思いもかけずこのまま行きていくと思った生活が一変して、新しい人生を考えるチャンスを貰った。
また元気になってきた。
自分の頭で考える事ができる思考力が戻ってきた。
ただね。
いま仕事のことを考えると涙が出てくる。
頭の中で決心がついてても、心が追いついていない。
元気になってきたおかげで、頭の蓋が開いてしまったようだ。
(一緒にこれから頑張ろう)
(私ってこんな才能あったんだ)
(あの人を助けて、右腕にでもなった気持ちでやっていこう)
(人と人とを繋いで、この会社を良くしていこう)
ーーー私にもやれることがあるーーー
そう思えるようになった。
そんな時だった。
あの人とあの人とあの人。
気になる人がいる。
頭の蓋が開いたら、その人達のことを思ってか涙が出てきてしまう。
カウンセラーさん曰く、
これは適応障害が原因というわけではないらしい。
🔽〈THE 疲労〉
思考が止まっていた分、いままで気力で頑張っていた。
その疲労が、頭が動き出したことで涙となってこみ上げてきているようだ。
じゃ、寝るか(笑)
少し休憩しよう。
そしてまた【徳】を積んで、新しく自分ができることにチャレンジして生きてみよう。
〈自分には運がある〉そう言い続けていると、本当に運は寄ってくるらしいから。
ゲッターズ飯田さんの本は占い以外にも、気持ちの上がる言葉をくれる本がたくさんあります。
ネガティブな方向に引っ張られる言葉より、明るい方向に向かう言葉を日頃から使っていたいものですね。
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