CTスキャンは健康人の人生を、すべて破砕する
将来寿命は奪われ、偽陽性でまどわされ、高額な医療費を請求され、不可視の急性障害を注入され、そして、死の恐怖を教えられる。
健康人の肉体にとって、現代最大の脅威、それはCTスキャンであるといっても誇大ではない。高線量率放射線は、あまりにも恐ろしすぎるのだ。
にもかかわらず、100msv以下なら問題ない、というドグマによって、今日も患者の人体は容赦なく切り刻まれている。しかし、そのための痕跡は絶対に残らない。
ガンは、特に早発ガンは医療放射線の仕業と考えるのが安全だ。
たとえば、格闘家が白血病になる。ノックアウト後の頭部スキャンが関係している。サラリーマンが胃ガンや肺ガンになりやすい。会社検診の胸部レントゲンと胃透視のせいである。盲腸になりやすい人は大腸ガンになりやすい。違う、盲腸検査時の腹部や大腸CTがガンの芽を埋め込む。肺結節ができやすい人は肺ガンになりやすい。違う、良性腫瘍に対する過剰経過観察が、別の悪性結節を作る。このような猜疑は、正当である。
医療放射線の最高傑作たるCTスキャン、それは人体に対する完璧な破壊兵器であり、遺伝子に限らず、精神に対してもそうなのだ。しかし精神は、スキャンの痕跡を探し出さねばならない。なぜならば、原因を突き止めるのは知性の任務だからである。そこから、医療放射線との決別への道が開かれる。これは誰かの咎を裁くためではなく、人の命を救うための第一工程である。スキャンに頼らない社会の再構築も含めて。