戦後の戦争

 戦後民主主義こそが、真なる闘争の時代であるかもしれないことを誰が知るだろうか? 一体見せかけの平和の名の下にどれだけの無辜の人が殺されてきただろうか。この闘争はただ民衆世界で生じ、そこに存在する人間だけが認識してきた現実である。近代戦争が終わったことは誰もが認識するが、新奇な混沌による戦争が始まったばかりであることは、民衆の不安だけが暗示している。

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