旧近代主義
旧近代主義はそれ自体で一つの普遍的な政治理論になり得るものであるが、その場合一つの危険性が付きまとうすなわち、それが国家の固有性を規定する唯一の根拠を君主存在の属性に求めざるを得なくなるという点である。それゆえ、中国の如き王朝の交代はまさにその点を明示していると言わざるを得ない。そこには、明らかに国家の固有性と歴史との結合が見られない。
旧近代主義はそれ自体で一つの普遍的な政治理論になり得るものであるが、その場合一つの危険性が付きまとうすなわち、それが国家の固有性を規定する唯一の根拠を君主存在の属性に求めざるを得なくなるという点である。それゆえ、中国の如き王朝の交代はまさにその点を明示していると言わざるを得ない。そこには、明らかに国家の固有性と歴史との結合が見られない。