団塊世代は女性が長生きしている。婦人検診が用意されていなかったからだ
かたや、男性のほうは寿命が短い。これは会社検診の胃透視と胸部レントゲンが作用しているだろう。
一方、戦争世代は更に長寿だ。これはすでに放射線感受性が鈍い年齢だったかもしれないし、サラリーマン文化が確立されず、自営業が多かった世代だったからかもしれない。ともあれ、医療ファシズムはまだ機械化をとげてはいなかった。
では、現在の壮年世代や若年世代はどうか。おそらく、発ガン率は一気に、そして今後さらに高まるだろう。CTスキャンの高線量率化、婦人検診の浸透、バリウム利権の温存など。医療放射線フリー状態と、その安全性のプロパガンダによって、国民の医療被曝は増加の一途である。
すでにその兆候はあらわれている。若年層や壮年層の原因不明ガンが続出しているが、大抵は医療放射線の仕業である。酒もタバコもしない30、40代の人間が、肺がんやすい臓がんにかかっていく。通常では考えられないこの現象は、人工放射線による早発ガン効果以外に原因を求めるのは困難だ。そして、医療放射線の染色体異常誘発効果は、福島原発をはるかに上回る。
平均寿命は鈍化するだろう。医療ファシズムの高度化が、人々を殺していく。これからも。しかし、誰も気づかないし、気づけない。当の白衣の者らが気づいていないのだ。