
25年3月2日。半袖半ズボンで散歩可能な暖かさ。スコーピオンMD200HG、ルアーの下限を確かめに屋我地島へ。

石積の先まで歩いたが、水はまだ冷たい。泳ぐのは無理。
セッティング

ロッド HIROism calypso SJ2
海に浸かって、トップのペンシルベイトをドッグウォークさせる水面をたたかないショートロッド。5.2ft、157cmのバスロッド。表記はlだが、ヒロ内藤さんは60cmクラスのバスをとれるように設計。確かに、60cmクラスのバラクーダは余裕でとれた。
リール Scorpion MD 200HG
ギア比、7.4:1 最大巻き揚げ長、81cm ドラグ力6kg 糸巻量ナイロン 20lb100m。これに、ナイロンを70m巻いて投げた。
スプールアジャストノブ?の設定、アメリカ風

スプールアジャストノブ(メカニカルブレーキのこと)、メカニカルブレーキって和製英語?変ですよ、リールのブレーキって全部メカニカルでは?アメリカ人は、spool adjust knob とか spool tension knob、ラインにテンションかけて調整するノブ、飛んでくルアーに後方へのテンションをかけるための調整ノブという理解のようだ。クラッチ切って止まっているルアーがゆっくり落ち始めるようにノブを調整。ルアーの重さ違うから当然テンションはルアーごとに変える。こうするとルアーが後方に引っ張られて飛ぶので飛行姿勢が安定し飛距離が伸び、スプールが慣性で空転しないので、安定してキャストできる。アメリカンのおじさんたちはこんな考えでスタートライン設定して、あとは風向風速などの状況に応じて微調整。ジャッカルの社長さんも、スプールテンションをノブでルアーが少しゆっくり落ちるように調整して、遠心はバックラッシュする寸前の設定にしましょう。問題が起きたらはじめはスプールアジャストノブをいじるって言ってる。このアメリカンな設定理解できて、ようやく、初心者の私は、遠心で投げられるようになった。
シマノのスコーピオンMD200HGのノブは、大きくてヌルヌルとほんの少しだけ回しやすい。これに対してダイワのアルファスのノブは小さくてスタードラグが邪魔して非常に回しにくい。遠心ブレーキだとこのノブ多用するので、回しやすい位置大きさにして滑ッとした質感高めているのだと思う。
試したのは、ガーラ食べごろサイズ、60mm~90mmルアーたち
飛距離は、フォアハンド、スプールから糸ふけがほんの少し出るか出ないかでサミングなしで安定して投げられる状態を見つけたあと、遠投は意識せず普通に投げ、2回投げた平均。巻き数に70cmをかけたもの。ルアーの重さは実測値。へドンのルアーは公称値重めで、いい加減。
DOG-X Jr. 70㎜6.7g 飛距離 18m弱

内部ブレーキ:1、外部ブレーキ3.5 で20m弱。気を使って投げれば狙ったところに飛び、左に逸れない。アンダースローでならこれより少し飛ぶ。向かい風でなければ実践投入できる。ALPHAS SV TW 800XHでは、20ポンドでは狙いが定まらず、飛ばなかったので、スコーピオン優秀。
フェイキードッグ 70㎜8.4g 飛距離 27m強

内部ブレーキ1 外部ブレーキ2.8。8グラム超えるとよく飛ぶ。
Baby torpedo 63.5mm 8.4g 飛距離21m弱

内部ブレーキ1、外部ブレーキ5で、約21m。ぺらがついててずんぐりしているので飛行姿勢乱れてブレーキ強め。
レジスタンス クロナッツ 79mm 9.5g 飛距離26m弱

内部ブレーキ:1 外部ブレーキ4で26m弱。フェイキードッグと同じくらい飛んだ。
スーパースプーク ボイオ 75mm 9.5g 飛距離26m弱

内部ブレーキ:1 外部ブレーキ2 26m弱。ずんぐりしてるが重い分飛ぶ。
アマゾンパピー 80mm 9.7g 飛距離27m弱

内部ブレーキ:1 外部ブレーキ2.8。他より少しだけ飛ぶ。
スーパースプークJR. 93mm 13.1g 飛距離 34m強

内部ブレーキ:1,外部ブレーキ:2。追い風だと35mぐらい飛ぶ、普通に投げると30mくらい。この重さは、アルファスより飛ぶ。
スコーピオンにしてよかった
DOG-X Jr.が、実用距離投げられたのは大収穫。70mm前後のペンシルは皆20m台後半に落ち着く。アルファスは20から25mでやや短い。スコーピオンは太糸で、70mm8gからのルアーを実用的に投げることができる。スーパースプークJR.の13gぐらいからが、一番、楽に、意識せずに投げられる。
確かに、正面からの突風にあおられるバックラッシュの危険はあるが、マグネットのSVよりも、投げられるルアーの範囲、距離ともにスコーピオンは優秀だった。