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Nüremberg 教会 ③ St. Sebald Church

St. Sebald Church (ゼーバルト教会)は、Frauen教会のすぐ近くにあります。

様式:ロマネスク、ゴシック
宗派:カトリック
歴史:1225年より建築が開始されたと言う、非常に歴史のある古い教会です(ニュルンベルクで1番古い⛪️らしい?)
もともとは、二つのクワイヤがあるロマネスク建築のバシリカ (大聖堂的な) だったそうで、14世紀に建築に変更が与えられると後期ゴシック建築の礼拝堂が建てられ、17世紀には内部がバロック様式に改造されるなど、建築様式的には複雑です。1517年に始まった宗教改革の影響を受けているんですかね。

なんと外観の写真を撮り忘れたため、selected.de様よりお借りしています。
内部の様子です。

やはり、もともとバシリカとして建てられていたのもあり、かなり教会のサイズとしては大きい方ですね。

教会の名前にもなっており、ここで埋葬されているセバルドゥスですが、彼は殉教者でも司教でも教皇でもありませんでした。彼は様々な奇跡を起こし、病人を癒したなど、彼の生涯には数多くの伝説が残っていますが、その中で記録として残っているものはほとんどありません。

見所の一つである、セバルドゥスの墓。ゴシック様式で作られており、たくさんのカタツムリが下から支えているのがポイント。



Sakramemtsschrank

こちらは聖餐式用の食器棚で、中にパンとワインを保存していたみたい。
扉の両脇には東聖歌隊の常連客、ペテロ(鍵を持っている)とセバルドゥス(教会を腕に抱えた巡礼者として)がいます。
上部には、父なる神が十字架につけられた御子を人類の救いのために人類に差し出す姿が、下のエリアにはイエスの埋葬が描かれています。



ペテロの祭壇

ニュルンベルクの宗教改革は秩序正しく偶像破壊はなかったのですが、こちらの祭壇では、ペテロの頭上の 2 人の天使の手から何かが明らかに欠けていますね。これは、ニュルンベルクが1525年に最終的にローマから背を向けてルター派となった後、教皇の冠であるティアラが天使の手から取り除かれたからだそうです。

ちなみに、ペテロはキリストに仕える十二使徒の一人で、新訳聖書に登場します。かのサン・ピエトロ大聖堂のピエトロがそれですね。


この教会も見るものが多くて、面白かったです。
公式ウェブサイトに展示品の解説が載っていて、大変興味深いので必見です👇
https://sebalduskirche.de/


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