服、いれかえどき

所有しているのも大変だ。

洋服は、50回洗うと酷くみすぼらしくなる。かなり丈夫な生地でも100回で穴が空いた。私は、基本の2セットを着回しているため、劣化は激しく進行。買物に行くのが苦なので、年に3回買う日を決めている。だいたい季節先取りの新商品が揃う時期だ。

基本の2セットは、色違いのときもあるし、全く同じこともある。好きな色よりも、より好きな色のほうを着たくなるからだ。これは、アパレル勤務時代のに出会った本社の偉い人を真似た。今日着る服を悩む時間は一秒も無くなった。

他に、友人と会うとき用の1セットがある。こちらは長寿命で、今のものは3年ほど頑張ってもらっている。オーソドックスで、少し質がいいもの。年齢的に、立場上小綺麗な服装の友人が多いから、そちらに合わせている。知り合いに遭遇する旧友を、社会的に貶めたくない。人脈はどこに繋がるかわからない。

靴は3足。基本のスニーカー2足は、犬の散歩で活躍するので、毎日交互に履いている。水虫にはなりたくない。そして、コインローファー。カジュアルだけど、小綺麗に見える絶妙な立場が好きだ。ヒールのあるものは、腰痛で履けない。

個人の鞄は、2つ。ノートパソコンが入るリュックと、ペットボトルの入るショルダーだ。両手が空かない状態は好きじゃない。

全ての持ち物が大切だ。無いと生活できない。丁寧にブラシを掛け、染み抜きを施し、アイロンを掛けて労っている。一着あたりの負担は多い。だけど、セット数が増えると、管理が疎かになるので、これが私の今の適正量。悩みがあるとすれば、災害時の心配だ。

ミニマリストの定義も、断捨離なんて仏の道もよくわからない。ただ、子供の頃に想いを馳せる。