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カール・アンダーソンさんの魅力
(難しすぎる穴埋め形式の大喜利のお題。本文とは関係ありません。)
・カール・アンダーソンさんのお話
プロレスラーのカール・アンダーソンさんが好きなので、プロレスを知らない人もちょっと聞いて欲しいのですが。
カール・アンダーソンさんは食べ物で言うと「薄目の味付け卵」みたいな見た目でとてもキュートです。
日本語も少し喋れますので、とても好感が持てます。
そんなカール・アンダーソンさんの試合でとても印象に残っているものがございまして、それは蝶野正洋選手との試合なのですが、この試合のなかの一幕が実に素晴らしいのです。
当事、カール・アンダーソンさんは小悪党的なヒールレスラー(悪役)でして、試合中も蝶野選手を小馬鹿にするような挑発を繰り返しておりました。
試合が進み、蝶野選手を怯ませたカール・アンダーソンさんはおもむろに片膝をつくと、両手の親指を立て自らに向ける蝶野選手の決めポーズを真似ました。
そして、こう叫んだのです。
「チョーノ、チョーノ、チョーノ」
チョーノと3回言いました。
相手の名前を3回叫ぶという挑発の仕方が今まであったかと戦慄し、何でなん?と疑問に思いながら、その光景を見ておりました。
結果として、蝶野選手の怒りをかってしまい、猛攻撃を浴びたカール・アンダーソンさんは敗れてしまいました。
いい試合だったなと思いながらも、あの挑発はやはり色々すごかったぞと、疑問を拭いきれずに、また思い出してにやけていたその時、私はハッとさせられました。
「いや、あの挑発の仕方はベストだったのではないか…?」
普通、相手を挑発するのであれば、決めポーズや決め台詞を丸々そのまま言った方が屈辱的で有効です。
カール・アンダーソンさんは蝶野選手の決めポーズまでは真似をしました。では、そこから決め台詞まで言えばよかったのではないか?
それはできなかったんです。
なぜなら、蝶野選手の決め台詞は
「I am チョーノ」
だからです。
あの場面でカール・アンダーソンさんが
「I am チョーノ」
つまり、「私は蝶野です。」と言ってしまうと
「えっ、あなたも蝶野だったのですか?」
と蝶野選手並び関係者やファンにいたるまで、多方面に渡り衝撃を与えかねません。
無論、カール・アンダーソンさんは「蝶野」と言う名字でございませんので、致し方なく「チョーノ、チョーノ、チョーノ」と3回叫ぶしかなかったのではないのでしょうか?
こういった皆様に混乱を与えない配慮や、東屋でお行儀よくお弁当を食べている姿から、私はカール・アンダーソンさんが好きなのです。
以上で本日のお話は終わりです。
マット・モーガンさんという2メールクラスの大型選手が、柄も何もない金一色のショートパンツを履いていた話はまた別の機会に。