日本代表の葛藤

こんにちは。すずきすずです。
前回はスポーツの素晴らしさを私なりの解釈で書きました。
今回は我々常人にはたどり着くことが出来ないプロアスリートの中でも更にトップをいく選手やチームの考え方を考察していきたいと思います。

やはりプロ同士では様々な意見がぶつかり合うことも当然あると思います。
どちらが正しいとかではありません。
所詮は結果論でしかありません。

監督と選手、選手同士、時にはチームとファンとの間ですら摩擦が生じることもあると思います。
今話題のバスケットボール日本代表、通称『AKATSUKI JAPAN』も今回のワールドカップの活躍でパリオリンピック出場権を手に入れました。
しかし、実際にパリオリンピックに近づくにつれ代表チームの中でも様々な意見がぶつかると思います。

~2024年のとある日~

渡〇雄太(以下:渡)「あ~、今日からパリオリンピックに向けての強化合宿かぁ。頑張らなあかんなぁ。去年のワールドカップはほんまに大変やったけど、比江島兄さんもよう活躍してくれはったし、チーム全体の士気も上がっとるし、わしもなんぼNBA選手やゆうても気合入れ直さなあかんなぁ…あっ…もうこんな時間や…はよ準備せな遅刻してまうわ。」

~合宿会場~

渡:「おっ、みんな集まっとるなぁ。みんな時間も厳守して気合い入ってほんま日本人の誇りや!よっしゃ、わしも気合い入れるでぇ!」

~練習開始から1時間後、八〇塁が遅れて到着~

八〇塁(以下:八)「チーッスチーッスチーッス。…なんやここの体育館…周りに何にもあらへんやんけ。ロス(ロサンゼルス)やったら考えられへんわ。はぁ…で、今日からこの俺は何したらええんや?」

渡:「おい、八〇、お前遅刻しといてその態度はあかんやろ(怒)。まずはみんなに遅刻した謝罪と改めてみんなに挨拶せなあかんやろ。わしらは去年のワールドカップで一丸となってみんなで気持ちを一つにしたんや。せやのにお前はなんや。来季のNBAのコンディションがどうとかで辞退したんやし、理由はどうあれまずはみんなと仲間意識を深めていくことが最優先なんちゃうんか。」

八:「はいはい。よかったでちゅねぇ。この前のワールドカップではナベパイセンは日本代表で唯一のNBAプレイヤーでちたもんねぇ。みんなにチヤホヤされまちたかぁ?でも実際は比江島兄さんが大活躍したって聞きまちたよぉ⁉でもでもぉ~、やっぱりナベパイセンは活躍できなくても唯一のNBAプレイヤーだったからインタビューは多かったんじゃないでちゅかぁ(笑)⁉でも安心して下さいねぇ!今日から『本物』のNBAプレイヤーが来ましたからちょっと活躍できなくても凹む必要ないでちゅよぉ(笑)!」

渡:「お前ええ加減にせぇよ。みんな一生懸命血の滲む思いで頑張っとんねん。今年のオリンピックは去年以上に士気上げて団結して頑張らなあかんねん。所詮お前一人で何ができんねん。」

八:「聞き捨てにならんなぁ。あんた俺より年上かもしれんけど今の立場わきまえろよ。はぁ…あんたみたいなレベルでもNBA選手になれるんやもんな…NBAも落ちたもんや…」

渡:「おまえぇぇぇ(殴りかかろうとする)‼‼‼‼‼」

~練習後~

渡:「監督、今日の八〇の態度あかんでしょ。なんであいつ招集したんですか。あんなもんわしらの和を乱すだけでっせ。」

トム・ホ〇ースヘッドコーチ(以下:ホ)
「ユウタ、落ち着きなさい。彼は私たちジャパンティームには必要な存在だ。私たちは遊びでやっているんじゃない。私たちは日本のバスケットボール会…いや、日本を背負っているんだ。ヒノマルを背負っているんだ。彼はバスケットボールプレイヤーとしてのスキィイㇽ(skill)、プルァイドゥ(pride)を兼ね備えたクレヴァ~(clever)なプレイヤーなんだ。」

渡:「日の丸背負ってるのは分かってますよ。だからこそあれはアカンでしょ。プライド?確かにあんなもんプライドの塊ですよ。悪い意味でね。何がクレバーや。あれだけみんなの士気下げてアホでしょ。ただのアスペやアスペ。もしくはク〇リでもやってんちゃいますか?遅刻していきなり「何したらええの?」とか何様やねん。朝からピボット5時間くらいさせといたらいいんですよあんなやつは。ほんで練習終わったらダルク(薬物依存者社会復帰支援施設)に週8で行かせたらええねん。ダルク利用者も一生懸命頑張ってはるし、あんなん見たら自信つきますよ。世の中こんなアホがまだおるんやって。」

ホ:「言い過ぎだユウタ。君はルイのことを何も理解していない。彼は本当は素直でバスケットボールと真剣に向き合っている素晴らしいプレイヤーだ。世界中の子ども達がルイに憧れているんだ。人間誰にでもウィークポイントはある。君と少し考え方が違うだけでユウタもルイもこのジャパンティームには必要な存在だ。そしてどの時代、どのティームにも意見のぶつかり合いや衝突は存在するものだ。」

渡:「いやいや、わしだけちゃいまっせ。代表メンバーみんなわしと同じ意見でっせ。あんなもんただの問題児ですやん。監督はデ〇ス・ロッドマン師匠知ってはるんでしょ⁉今からロッドマン師匠と一緒にバスケやれまっか?」

ホ:「ロッさんは今の話に関係ない。ロッさんは犯罪者であり社会不適合者だ。彼の行動はバスケットボールを愛している人への冒涜だ。ロッさんとルイを一緒にしてはいけない。」

渡:「いやいや、同じ穴のムジナですわ。いや、ロッドマン師匠の方が実力もカリスマ性もあのアホとはエライ違いやし、むしろあのアホと一緒にしたらロッドマン師匠に失礼ですわ。」

ホ:「『若さは時として成長を妨げる』この言葉は、昔どこかの誰かが多分言った言葉だ。ユウタ、この言葉を噛みしめてくれ。ルイも君も同じバスケットボール世界最高峰のNBAプレイヤーじゃないか。ルイがロッさんを目指すなら君はマイ〇ル・ジョーダン兄さんを目指せばいい。ジョーダン兄さんは実力、富、人格、人気、全てで頂点に立った男だ。君はそれを目指すに相応しい男だ。水と炎、光と影、巨乳と貧乳…これらはどれも相対するものだがどちらも必要なものじゃないか。ユウタとルイも同じだ。
ユウタ、君とルイでこのジャパンバスケットティームを盛り上げようじゃないか。君には非常に期待をしているんだよ。」

渡:「ほんまでっか(照)…監督に言われたらしゃーないなぁ!わしもジョーダン師匠は憧れの選手や!わしの行く先にジョーダン師匠あり!監督、オリンピック見といてくれなはれや!わしらが世界一に導いてあんたを世界一幸せな監督として胴上げしたるさかい、覚悟しなはれや!」

AKATSUKI JAPANにはこのようなやり取りがあったとかなかったとかで来年のパリオリンピックは最強のメンバーでジャパニーズドリームチームで臨めそうです。

頑張れ!ニッポン!

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