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2024獣医師国家試験 結果

3/17に第75回獣医師国家試験の合格発表がありました。

今年度は新設の岡山理科大学の1期生が国試を受験する年ということもあり、ニュース等でも話題になっていました。

昨年度の獣医師国家試験は例年よりも難化し、過去最低の合格率69.9%となりました。
今年度は前年に比べると少し合格は上がって72.2%となりましたが、例年に比べるとそれでも低いです。

参考までに過去6年間の合格結果を貼っておきます。

農林水産省のホームページより引用

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/zyui/shiken/attach/pdf/shiken-43.pdf

今年度の75回では前年に不合格だった受験者が多かったことと岡山理科大学の一期生が受験したこともあり、前年よりも100人以上多くの人が受検していることがわかります。

しかし、新卒だけでみると前年よりも40人くらいしか増えていません。
1番下の表を見るとわかりますが、岡山理科大学の受験者は114名いるので、他の大学の受験者が減ったことが分かります。
1番下の表で確認してみても、全体的に他の大学の受験者が減ったことがわかると思います。
明確な理由は分かりませんが、前年度の74回が過去最低記録となったため、各大学で受験者を絞ったことが考えられますね。



大学別の合格率でみると鳥取大学の合格率が1番高く、次いで岐阜大学、北海道大学となっています。

今年度初めての国試を受験する岡山理科大学は67.5%と他の大学に比べると低い水準となりました。

こちらも参考までに大学別の合格率表を貼っておきます。

農林水産省のホームページより引用

https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/zyui/shiken/attach/pdf/shiken-43.pdf

岡山理科大学と東京大学以外はどこも80%を超えている一方で東京大学と岡山理科大学はそれぞれ60.9%、67.5%と他大に比べると大きく外れているのが分かります。

東京大学は官僚になる人も多く、必ずしも獣医師免許が必要でないことも多いため、記念受験程度に受ける人も一定数いるため、例年、合格率は他の大学よりも低い傾向にあります。

岡山理科大学は初の受験者であったため、合格率は伸び悩みましたが、岡山理科大学独自の教育制度もあるので、今後合格率は上がっていくと思っています。

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